【台湾情報】台湾自動車・バイク産業の概況と2022年の振り返り<ワイズ機械業界ジャーナル2023年1月第2週号発行>


~台湾機械・エネルギー・電子・自動車業界の最新動向を分析する~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2023年1月第2週号を発行しました。今週号では、機械設備業界、風力発電設備業界、工作機械グループ世界3位の友嘉実業グループ(FFG)と自動車・バイク業界の動向を紹介します。



<最新号目次>


2023年機械設備製造業の景気分析と展望
台湾風力発電設備製造業の概況と2023年の展望
工作機械グループ世界3位、友嘉実業グループ(FFG)
台湾自動車・バイク産業の概況と22022年の振り返り

<台湾自動車・バイク産業の概況と2022年の振り返り>
一、産業概況
自動車完成車産業

自動車完成車産業の2022年第3四半期(7~9月)の生産額は462億8000万台湾元で、前期比15.4%増、前年同期比16.9%増、輸出額は前年同期比43.7%増だった。車載用半導体の供給や東南アジアでのプラスチック部材、日本での電子部品の供給が安定したことに加え、第2四半期(4~6月)に工場での年次保守を実施した自動車メーカー各社が通年目標達成のため生産を拡大した。

自動車部品産業
自動車部品産業の22年第3四半期(7~9月)の生産額は601億7000万元で、前期比1.7%増、前年同期比11%増だった。米国の利上げの影響により、米国とカナダで中古車の需要が鈍化し、内装用プラスチック・ゴム部品や外装用部品(ライト、バンパー、バックミラーなど)、金属機械加工部品(伝動機構、車軸、ギアなど)の輸出が減少したものの、米ドル高が寄与した。

バイク産業
バイク産業の22年第3四半期(7~9月)の生産額は167億1000万元で、前期比11.2%増、前年同期比6.6%増だった。夏休み、新学期シーズンでバイク需要が増加した。
 なお、ガソリンバイクの第3四半期(7~9月)の新車登録台数は18万4000台で前年同期比1%増加したが、電動バイクは2万4000台で1.9%減少した。


電気車両産業
電気車両産業の22年第3四半期(7~9月)の生産額は77億2000万元で、前期比0.9%減、前年同期比23.7%増だった。うち、電気自動車(EV)産業は56億1000万元で、前期比2.2%減、前年同期比28.6%増だった。
 台湾生産ハイブリッド車(HV)は安定した売れ行きを見せ、車載用半導体、ワイヤーハーネス(組電線)の供給も回復したが、EV全体の生産台数の伸びが限定的だった。
 電動バイク産業の22年第3四半期(7~9月)の生産額は21億1000万元で、前期比2.8%増、前年同期比12.2%増だった。夏休み、新学期シーズンの各社のキャンペーン効果もあり、第3四半期(7~9月)の電動バイク新車登録台数は前期より2731台増加した。8万~10万元の大型電動バイクが全体の約67%を占めた。

二、今後の展望


自動車完成車産業
自動車完成車産業の22年通年の生産額は前年比2.3%減の1731億7000万元となる見通しだ。
 下半期(7~12月)は自動車部品の供給が回復し、新車への買い替えに対する貨物税(物品税)減免措置という追い風もあるものの、上半期(1~6月)の▽車載用半導体不足、▽ロシアのウクライナ侵攻による自動車用ワイヤーハーネスの供給不足、▽中国・上海市での新型コロナ感染対策のロックダウン(都市封鎖)に伴う中国からの自動車部品輸入減少、▽第2四半期(4~6月)以降の新型コロナ感染拡大による自動車メーカーの設備稼働率低下、▽22年に一部車種の生産停止や販売価格の引き上げが行われるとの予想から、駆け込み購入が増加した21年からの反動減が響くと予想される。(続く)

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監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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