ブリヂストン、インドに新工場建設を決定
ブリヂストンのインド子会社であるブリヂストン・インディア・プライベート・リミテッドは、経済成長著しいインド国内での乗用車用ラジアルタイヤ(以降「PSR」)およびトラック・バス用ラジアルタイヤ(以降「TBR」)の需要増加に対応して、マハラシュトラ州プネ市郊外に新工場を建設することを決定した。総投資額は約500億円で、PSRは2013年1月、TBRは同年8月からの生産を開始する予定。生産能力は2020年末時点でPSRが日産約10,000本、TBRが日産約3,000本に達する見込としている。
インドでは、経済成長に伴う高速道路網の拡充と合わせ、自動車の生産・販売台数が拡大しており、タイヤ需要の大幅な伸長が見込まれている。ブリヂストン・グループは1998年にインドール工場の操業を開始しPSRなどを生産、また2011年には同工場でのTBRの生産を開始する予定だが、インドでの供給体制をさらに強化するためには新工場の建設が必要であると判断し、今回の決定に至ったとしている。
新工場の建設地は主要都市へのアクセスに優れたムンバイ市の南東170kmに位置するプネ市郊外の工業団地とし、タイムリーな供給体制を築いていく。
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