富士重工業、サービスエリア清掃ロボットシステムを共同開発

サービスエリア清掃ロボットシステム

NEXCO中日本と富士重工業は、高速道路のサービスエリア (SA)・パーキングエリア(PA)の休憩施設を自動で清掃する「サービスエリア清掃ロボットシステム」(サービスエリア清掃ロボット)を共同で開発した。

NEXCO中日本では、高速道路のSA・PAのお手洗いを快適にご利用いただけるよう、設備改装などにより、「美しいお手洗い」の実現に取り組んでいる。同時に、いつもきれいなお手洗いを提供するために、清掃員の作業軽減、清掃レベルの向上や均質化など多くの課題にも取り組んでおり、サービスエリア清掃ロボットはこれらの課題解決に寄与するものとして開発された。

サービスエリア清掃ロボットは、富士重工業が「ロボットによるビルの清掃システム」などで培った技術をベースに、NEXCO中日本の清掃や維持管理ノウハウを融合し、共同で開発を進めてきた。

お手洗いの清掃では、ゴミを吸引するバキューム作業と床面を磨くモップ掛け作業の2種類の作業が必要であることから、サービスエリア清掃ロボットでも同様の作業が可能とすると同時に、清掃ロボットと清掃員が共存できるように、安全性を大幅に高めている。

また、お手洗いの消臭・除菌を目的に、オゾンを発生・放出する装置の搭載が可能となっている。

サービスエリア清掃ロボットのポイント

1.ゴミを吸引するバキューム作業と床面を磨くモップ掛け作業を同時に作業することが可能。また、ロボット側面のサイドブラシ(洗浄液を滴下)を用いて男子小便器周りの清掃も可能

2.レーザー式障害物センサーによって周囲4m以内の人や障害物を検知し、30㎝以内に近づくと停止する安全設計

3.消臭・除菌用オゾン発生・放出装置の搭載することが可能

サービスエリア清掃ロボットの開発にあたっては、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「生活支援ロボット実用化プログラム」の元で開発された安全技術と「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」の元で開発された知能化モジュールを搭載することで、完成度を高めている。

今後、東名高速道路のサービスエリアで実証実験を行い、さらなる改良を重ね、サービスエリアのお手洗いやレストランなど営業施設内の清掃への導入を計画している。

また、本システムは、上海国際博覧会の「日本館ロボットステージ(2010年5月17日~23日)」に出展される予定となっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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