ブリヂストン、トラック・バス用オールシーズンタイヤ「M800」新発売
ブリヂストンは、トラック・バス用タイヤ「M800」を9月1日より順次発売開始する。発売サイズは16サイズで、価格はオープン価格。
今回発売する「M800」は、タイヤの内側に張りつけた空気を通しにくい性質を持つゴム層(インナーライナー)に、空気が透過する経路をより一層ブロックする新技術を搭載。空気の透過をこれまで以上に抑えることで、優れたケース耐久性を確保している。これにより、一般的には“1回”が主流であるリトレッド回数を“2回”に増やすことを追求している。さらに、2回リトレッドの活用により、輸送業界が抱える課題への更なる貢献が期待される。
また走行時の駆動力によるブロック内部変形を効果的に抑制する新しいトレッドパタンを採用し、従来品「M890」と比べ、摩耗ライフが10%向上している。
「M800」は、摩耗ライフを向上させるとともに、一部のサイズで優れたケース耐久性を確保することで、リトレッド回数を2回に増やすことを追求している。
リトレッド
使用済みタイヤの接地部分であるトレッドゴムを貼り替えて再利用するもの。新品タイヤを製造するよりもゴムの使用量が減るため、資源の有効利用による環境負荷低減が可能となる。輸送業界では環境面での規制強化や燃料価格の高止まりから、環境経営と経費削減が大きな課題となっている。
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