GM、ホンダが燃料電池システムと水素貯蔵システムの共同開発に合意

(左から) ゼネラルモーターズ スティーブ・ガースキー副会長、ホンダ 岩村哲夫代表取締役副社長執行役員(左から) ゼネラルモーターズ スティーブ・ガースキー副会長、ホンダ 岩村哲夫代表取締役副社長執行役員ゼネラルモーターズ スティーブ・ガースキー副会長ホンダ 岩村哲夫代表取締役副社長執行役員

7月2日(火)、ゼネラルモーターズ(GM)とホンダは、2020年頃の実用化に向けた次世代型燃料電池システムと水素貯蔵システムの共同開発を行うことに合意し、長期的な提携契約を締結した事を発表した。

これまで、GMとHondaはFCEV開発において、実証フリートやリース販売などを通じて先駆的な活動を行ってきました。アメリカで発表されている「クリーン・エネルギー特許成長指数」において、両社は2002年から2012年における燃料電池に関する米国特許を1,200以上も保有しており、それぞれ1位と2位にランクインしている。

今回の提携により、両社はこれまで培ってきたお互いの燃料電池技術の知見を共有することで、小型・軽量で高い性能を有した低コストな燃料電池システムと水素貯蔵システムを開発することが可能となる。また、両社のスケールメリットを活かすことでさらなるコストダウンがされている。

さらに、水素インフラ整備や規格化、標準化に対する取り組みを共同で行い、政府関係や関連産業に対してFCEVの本格的普及を推進する取り組みを行っていく。

GM ダン・アカーソン会長兼CEOは「この共同開発はGMとHondaの燃料電池技術におけるリーダーとしての強みがあってこそ成り立っています。エネルギー問題を解決する可能性を持ち、持続可能なモビリティー社会を実現させる燃料電池技術を、この2社で共同開発することが最善の方法であることを確信しています」とコメント。

ホンダ 伊東孝紳代表取締役社長は「ガソリン車並の航続距離や短い充填時間などの使い勝手を持ちながら走行中にCO2を全く排出しない究極のクリーンモビリティーであるFCEVを、Hondaは世の中にいち早く普及させていきたいと考えます。その想いがGMと合致し、両社の得意技術を融合させて、高性能で低コストの燃料電池システムを共同開発する提携に至った事を嬉しく思っています」と述べている。

ホンダは、すでに公表しているとおり、2015年にFCXクラリティの後継となるFCEVを日本、アメリカおよびヨーロッパで発売する予定。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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