ピレリ、スティーブ・マッカリーによる「2013年版ピレリカレンダー」をリオで発表
11月29日、ピレリは2013年版ピレリカレンダーを、"シダーデ・マラヴィリョーザ(麗しの街)"と別名されるリオ・デ・ジャネイロの"Pier Mauá"で発表した。撮影は、世界的に有名なフォトグラファーであるスティーブ・マッカリー氏が行っている。
撮影は、2週間をかけてリオのスラム街のストリートで行われ、マッカリー氏は、ブラジルの人々とこの広大な地がこれまで経験してきたことや物語を捉え、ひとつの魅力的な発見の旅を創り上げた。2013年版ピレリカレンダーは、人道的組織、プロジェクト、NGOに積極的に参画している今年のモデル達とともに、普通の人々や落書きの顔を通して、そのストーリーを展開している。
撮影の背景は、ラパやサンタ・テレサのような歴史的な四半世紀を経験したリオのスラム街、バー、ナイトクラブ、市場、ダンスセンター、ジム、学校、バス停など、生命が溢れている場所。通常の固定観念とは大きく異なる、街の真の姿が映し出されている。
2013年版ピレリカレンダーは、34枚のカラフルなイメージがカレンダーブックに収められている。23枚が女優とモデルのポートレイト、9枚が日常生活の一面を描写する写真、そして2枚が落書きと壁画によって構成されている。これらのイメージは、社会的側面を反映する彼女たちの力に惹きつけられたマッカリー氏の芸術的表現であり、多くの写真の背景となっている。
マッカリー氏は「ブラジルの風景、経済、文化を人々とともに描きたかったのです。これは、レンズを通して伝えたい物語でした。私にとっての写真は、日常の大きな事件や些細な出来事を伝える重要な表現手段なのです。通りを何度も歩き、日常生活の瞬間を見つけてはシャッターを押し続けました。私は、緊張感が緩む一瞬を探しているのです」と、コメントしている。
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