新型フィット ModuloX、大開口グリルでイメージ激変! 燃費を狙ったノーマル「フィット」と、空気を味方につけた「モデューロX」の違いを写真で見る

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ホンダのコンパクトカー「フィット」シリーズに2021年6月4日追加されたカスタムコンプリートカー「フィット e:HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」。ホンダの純正アクセサリーメーカー「ホンダアクセス」が開発を担当し、こだわりのエアロパーツや専用サスペンションなどを備え、価格は286万6600円(消費税込)だ。穏やかなイメージの強いホンダ フィットから激変した外観デザインについて写真を中心にご紹介していこう。

>>大きなグリルでイメージ激変! 新型フィットのカスタムカー「モデューロX」の外観を写真でもっと見る![画像39枚]

空気抵抗を減らすデザインで燃費を向上させたフィットと、空気を味方につけた新型フィット Modulo X

カスタムモデル「新型フィット Modulo X(モデューロ エックス)」(白いクルマ)とノーマルの「フィット」(赤いクルマ)、写真を見比べれば一目瞭然で『違うデザイン』だとわかる。

赤いノーマルのフィットは優しい印象で、老若男女問わず似合いそうな好感の持てるデザインだが、近年のトレンドからするとちょっと“押しが足らない”と感じるかもしれない。

いっぽうの白いModulo Xは、スポーティで力強く今どきの“押し出し”の強さもあるから、こちらを好む声も多そう。実際、SNS上でも「こっちがノーマルでもよかった」とする声も散見されるほど。新たな選択肢として歓迎したい。

見た目だけじゃない! Modulo Xのデザイン形状には全て意味がある

ただし新型フィット Modulo Xのデザインは、単なる装飾だけのものではない。開発を担当したホンダアクセスは、レース車両開発にも携わるホンダの純正アクセサリーメーカーで、今回のモデルにも空力効果を念頭に置いたデザインを与えた。

ノーマルのフィットでももちろん空力には力を入れており、抵抗を減らすことで燃費向上に役立てている。しかしModulo Xは空気を味方につける発想を加え、空気の力で操縦性を高めたのだ。まさにレーシングカーの発想である。

例えばフロントバンパー左右に飛び出している“ヒレ”のような形状(エアロフィン)は、前から流れてくる空気がタイヤ回りで乱れることを防ぐ効果がある。これにより直進性が良くなるばかりでなく、曲がっている最中の接地にも影響するというのだから凄い。

空気を上手くとらえることで、後輪の接地感が向上した新型フィット Modulo X

車両後方に回ってみても、ノーマルのフィットと新型フィット Modulo Xでは印象も大きく異なる。左右のコンビランプを結ぶ部分を黒く加飾し、バンパー下部のエアロパーツも黒く塗ったことで、Modulo Xは精悍な印象が強くなった。黒い色については純粋にドレスアップ効果を狙ったものだが、フロント周り同様に、パーツ形状自体にはひとつひとつ役割がある。

例えばリアバンパーの角の形状は、ノーマルでは丸みを帯びているが、新型フィット Modulo Xのほうが角を立たせており、前から流れてきた空気が後ろに巻き込み渦を巻くことを防いでいる。

バンパー下部も、フロントバンパーの下から流れてきた空気の流れをうまくとらえ、後輪の接地感を高めるディフューザー形状としている。

このように新型フィット Modulo Xでは、ひとつひとつのエアロパーツの形状に役割がある。しかもレースのような極限状態ではなく、高速道路や山道の速度域で十分に実感出来る効果が得られるというのがさらに凄い。全販売店に試乗車が配備されるようなクルマではないが、機会があればディーラーでノーマルのフィットと乗り比べて体感してみて欲しいところだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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