メルセデス・ベンツ 新型Aクラスディーゼル 実燃費レポート|日本仕様初となるディーゼルエンジンを搭載したA200dの実力とは(3/4)
- 筆者: 小鮒 康一
新型Aクラス ディーゼル 実燃費レポート|高速道路編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A200d(ディーゼル) 高速道路での実燃費:31.3km/L
最後は高速道路を通るルートを振り返る。今回は芝公園出入り口から首都高に乗り、東京湾アクアラインを経由して圏央道の茂原長南インターで下りるルートを走行し、走行距離は74.3km。メーター上の燃費は31.3km/Lとなり、30km/Lの大台を超える結果となった。なお、WLTC高速道路モード燃費は22.4km/Lであり、高速クルージングを得意とするドイツ車の底力を見せつけられた格好となった。
市街地走行ではバタつきが気になった足回りも高速走行ではビシっと安定した走りを見せ、さすがはドイツ車といったところ。高いボディ剛性感で100km/h程度の速度であれば全く不安を感じさせることはなかった。
新型Aクラス ディーゼル 実燃費レポート|総合実燃費編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A200d(ディーゼル) 総合実燃費:24.14km/L
今回のメルセデスベンツ A200dの燃費テストは、街乗り・郊外路・高速道路と合わせて155.3mを走った結果、総合実燃費は24.14km/Lとなり、WLTCモード燃費の18.8km/Lを大幅に超える数値となった。特にリッター30kmを超えた高速道路での燃費は特筆すべき点であり、ここでの好成績がトータルの燃費にも大きく影響した形となった。A200dの燃料タンクは43リッターなので、このペースで行けば東京から九州まで無給油で行けるという計算になるのである。
そんなA200d、車両本体価格は399万円と400万円を切る絶妙な価格設定となっているが、実は先進安全装備の「レーダーセーフティパッケージ」や、「Hiメルセデス!」でおなじみのMBUX(メルセデスベンツユーザーエクスペリエンス)も「ナビゲーションパッケージ」を装着しなければ使うことができない。そのため、結局440万円スタートとなってしまうのだ。せっかく良いクルマなのだから、こういった“価格のマジック“をする必要はないと思うのだが、いかがだろうか。
>>メルセデス・ベンツ 新型Aクラス ディーゼル 実燃費レポート|コース概要[次ページへ続く]
[筆者:小鮒 康一]
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