スバル フォレスター Advance 実燃費レポート|2リッターエンジン×モーターの“e-BOXER”が発揮する実力は如何に!?(3/4)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:和田 清志・小鮒 康一・オートックワン編集部
フォレスター 実燃費レポート|高速道路編
■フォレスター Advence(e-BOXER)の高速道路 実燃費 19.4km/L
最後は高速道路を通るルートを振り返る。今回も芝公園出入り口から首都高に乗り、東京湾・アクアラインを経由して圏央道の茂原長南インターで下りるルートを走行し、走行距離は77.3km。燃費は19.4km/Lと、高速道路モード燃費の16.0km/Lを上回る数値であり、ガソリンモデルのテスト結果の18.1km/Lも上回る結果となった。
実はカタログ燃費上での高速道路モード燃費はe-BOXERモデルが16.0km/Lなのに対し、ガソリンモデルは16.4km/Lとガソリンモデルの方が良好な数値となっている。おそらく大排気量の豊かなトルクが影響するシーンだと思われるが、首都高のような速度域がそれほど高くないシーンではその影響は極わずかと言うことなのかもしれない。
フォレスターAdvance 実燃費レポート|総合実燃費編
■フォレスター Advence(e-BOXER)の総合実燃費 17.0km/L
今回の新型フォレスター燃費テストは、街乗り・郊外路・高速道路と合わせて158.7kmを走った結果、総合実燃費は17.0km/Lとなり、WLTCモード燃費の14.0km/Lを超える結果となった。2.5リッターガソリンモデルのテスト結果である14.7km/Lも超える結果となり、メーカーの意図に反してモーターアシストによる燃費性能の向上の効果も見逃せないということを裏付ける結果となった。
2.5リッターガソリンモデルと乗り比べても500ccの差はさほど感じないどころか、ゼロ発進でのトルク感はモーターのアシストが入る分だけe-BOXERモデルの方が良いように感じるほど。ただ、ブレーキのフィーリングは若干違和感を覚える部分もあったため、購入する際は乗り比べてみたほうがいいかもしれない。
ガソリンモデルのPremiumとe-BOXERモデルのAdvanceの価格差は8万円ほどだが、Advanceは減税対象となるため、支払総額はほとんど差がなくなる。それだけにどちらにしようか悩んでいる人も多いと思うが、燃費性能はあくまで参考とし、自分のフィーリングに合ったものを選んでいただきたいところだ。
[筆者:小鮒 康一/撮影:和田 清志・小鮒 康一・オートックワン編集部]
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