ホンダ フィットハイブリッド(2017年MC)実燃費レポート | 登場から5年! 今なおコンパクトカーの代表車種で居続けるモデルの実力は!?(3/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:茂呂 幸正・永田 恵一
ホンダ フィットハイブリッド(2017年マイナーチェンジモデル) 実燃費レポート|郊外路編
フィットハイブリッド(2017年マイナーチェンジモデル)郊外路での実燃費 22.8km/L
ホンダ フィットハイブリッド(マイナーチェンジ後モデル)の実燃費結果 | ||
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実燃費 | カタログ燃費 | |
ホンダ フィットハイブリッド(マイナーチェンジ後モデル) | 22.8km/L | 31.8km/L |
ホンダ フィットハイブリッド 初期モデル | 26.1km/L | 33.6km/L |
ホンダ フィット 1.3リッターガソリンエンジン初期モデル | 22.6km/L | 24.4km/L |
【ライバル車】トヨタ アクア 最新モデル | 28.1km/L | 26.1km/L |
【ライバル車】日産 ノート e-POWER(エコモード使用) | 26.7km/L | 34.0km/L |
【ライバル車】マツダ デミオ ディーゼル(AT) | 21.2km/L | 26.6km/L |
マイナーチェンジ後のフィットハイブリッドの郊外路での燃費は22.8km/Lだった。初期モデルやライバル車と比較した時の燃費差は、市街地と同じような傾向となっている。原因は市街地編で書いたのと同様であろう。
燃費に関して気になった点を強いて挙げるとするならば、マイナーチェンジ後のフィットハイブリッドは7速DCTの6速におおよそ60km/hでシフトアップされるのだが(マイナーチェンジ前がどうだったかは、5年も前のことのため記憶にない)、6速に入るタイミングがもう少し早くなれば、巡航中のエンジン回転が抑えられ、燃費にも好影響を与えるように感じた。
フィットのハンドリングは「レベルの高い普通」
郊外路編ではマイナーチェンジ後のフィットハイブリッドのハンドリングと乗り心地を中心にお伝えする。
まずハンドリングはいい方でも悪い方でも特に印象に残る部分はない。レベルの高い普通というか中庸といったところで、大量販売される標準的なコンパクトカーとして相応しいものといえる。
乗り心地は全体的にはまずまずのレベルではある。しかし、スポーティグレードのハイブリッドSは16インチタイヤを履くせいもあるのか、路面が荒れたところや凹凸が大きいところだと、少し硬さのあるブルッとした感じが残ることもあるのは少し残念だった。ハイブリッドSには見た目やパドルシフト、高速道路編で書く静粛性の向上といったメリットもあるが、乗り心地のことを考えると、強いこだわりがないのであれば価格も含め15インチタイヤを履くF、Lを基本に考えるべきだろう。
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