個性的なキャラで人気のコンパクトクロスオーバー「イグニス」の実燃費を測ってみた【燃費レポート】(1/6)

個性的なキャラで人気のコンパクトクロスオーバー「イグニス」の実燃費を測ってみた【燃費レポート】
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スズキのコンパクトクロスオーバーモデル、「イグニス」の燃費をチェック

スズキ イグニス

当コンテンツは、2016年春に取材した内容を記事化しています(編)

2015年のジュネーブモーターショーで公開されたコンセプトカー、東京モーターショーに出展された市販車を経て今年1月に登場したスズキ『イグニス』は「スイフト」「ソリオ」に続く同社第三のコンパクトカーである。

イグニスのコンパクトカーというジャンルにおける位置付けは、スイフトに比べればボディサイズは若干小さく(全長3,700mm×全幅1,660mm×全高1,595mm)、ライバルとなるのはダイハツ「ブーン」&トヨタ「パッソ」、日産「マーチ」、三菱「ミラージュ」となる。

しかし、その中でもイグニスが特徴的なのは、180mmという最低地上高を確保し、深い雪道や軽い悪路にも強い乗用車とSUVの中間にあたるクロスオーバーであるといった点で、そういった意味では直接的なライバル車はないといえる。

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またイグニスという車名は、2000年代初めに軽自動車をベースに若干高い最低地上高を持つコンパクトカーで、軽自動車より安い価格を武器にそれなりの販売成績を残した初代スイフトの海外仕様にも使われており、イグニスと初代スイフトには共通するコンセプトを感じる部分もある。

技術的に最も特徴的なのは、現行「アルト」以降のスズキの新型車と同様に軽量な点で、ソリオと共通の軽量かつ高剛性な新しいプラットホームの採用、薄くて強い高張力鋼板の多用などにより、ボディサイズが小さいとはいえコンパクトカーとしては驚異的なFF車で850~880kgという車重を実現。

パワートレインもソリオと共通の通常ポート噴射で2本のインジェクターを備え、熱効率(燃やした燃料をエネルギーに変換できる割合)を高めた1.2リッター直4エンジン(最高出力92馬力、最大トルク12.0kg・m)に、大型化したオルタネーター(発電機)を組み合わせ、減速時のエネルギーをエンジンルーム内の鉛バッテリーと助手席下のリチウムイオンバッテリーに貯め、エンジンを使ったエネルギーロスを抑え、その電力を僅かではあるが発進時や加速時のアシストに使うマイルドハイブリッド(スズキの軽乗用車のSエネチャージと同じもの)を搭載する。

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マイルドハイブリッドには13km/h以下のスピードでエンジンを停止するアイドリングストップも含まれ、結果、カタログに載るJC08モード燃費はFF車の最良値で28.8km/Lという、ガソリンエンジンを搭載する本格的なハイブリッドを除くコンパクトカーではトップの数値を誇る。

それ以外にもクロスオーバー的機能として、4WDでは急な下り坂でも約7km/hの車速をキープし、ドライバーがステアリング操作に集中できる「ヒルディセントコントロール」、滑りやすい道での発進などでトラクション(駆動力)を高める「グリップコントロール」を装備。

さらに、注目が高まっている自立自動ブレーキも、2つのカメラからの情報を基盤に日本車トップクラスの性能を誇る「デュアルカメラブレーキサポート」を、サイド&カーテンエアバッグとのセットとなる「セーフティパッケージ」という形で全グレードに設定(9万7200円高)。また、メーカーオプションには、まだ採用例が少ないアップル社のアイフォンとカーナビの連動を可能とする機能を持つ「Apple CarPlay」を用意するといった特徴を持つ。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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