三菱復活の鍵はハイブリッドにアリ!? 三菱の逆襲から目が離せない(1/2)

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三菱はリコール隠しや燃費不正など負のイメージが未だ続いており、ASEAN地域などの国外市場は絶好調ながら、お膝元の国内市場においては未だ厳しい状況である。ところが、エクリプスクロスPHEVの投入を期に新生三菱に舵を切るという。今回、加藤 隆雄CEOと長岡 宏CO-COO兼開発担当のトップふたりに今後の三菱のあり方を直撃! 果たして、元気な三菱は復活するのか!?

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目次[開く][閉じる]
  1. 電動化は大賛成! だが元気な三菱もほしいゾ
  2. キーワードは元気な三菱! 目指すはスポーツSUV
  3. 小型ハイブリッドカー投入で勝負
  4. ディーゼル乗りたいなら急げ! あのデリカもPHEVに

電動化は大賛成! だが元気な三菱もほしいゾ

電動化、この言葉こそ今後の自動車産業を牽引するもっとも重要なキーワードだ。ご存知の方の多いだろうが、三菱は世界初の量産型電気自動車アイミーブを2009年に発売した電動車のパイオニア的存在で、その後も電気自動車をベースに開発したプラグインハイブリッドを搭載するアウトランダーPHEVを発売するなど、電動化を着実に推し進めている。

>>歴史的なクルマ! 世界初のEVアイミーブがコレだ

だがその一方で、元気なイメージは姿を消しつつある。そう、かつてダカール・ラリーやWRCといったレースシーンで大活躍したランサーエボリューションやパジェロなどの名車をリストラ。古くからの三菱ファンにとってもあまり面白くない状況が続いているのも紛れもない事実である。

キーワードは元気な三菱! 目指すはスポーツSUV

だが、ここに来て三菱はかつての輝きを取り戻すべく、加藤CEOを中心に改革に乗り出しているのだ。キーワードは“元気になるクルマ”。じつは今回発表されたエクリプスクロスPHEVは、これまでのモデル以上に、より三菱らしさ。つまり走る楽しさも追求した“元気な”仕上がりになっているのである。

今後投入するモデルは「環境対応はもちろんのこと三菱にしか作ることのできないモデル。さらに元気が出るようなクルマを送り出す予定」と加藤CEOは語る。先頃発表した中期経営計画から考えるにランエボのようなハイパワースポーツセダンが復活することはなさそうだが、電動化した次世代スポーツSUVなど三菱の強みを前面に押し出した"元気な”モデルに期待したいところだ。

小型ハイブリッドカー投入で勝負

加えて一部報道でもある通り、2030年台半ばまでに新型車をすべて電動車にしようという動きすらある。じつはコレ、すべてがピュアEVというワケではなく、内燃機関と組み合わせるハイブリッドカーやPHEVといったモノも含まれるのだが、予定通りに施行となれば、もちろん三菱も例外ではない。となると、今後投入するモデルはどうなるのだろうか?

長岡CO-COO兼開発担当は「2030年代以降は環境対応車が必須。PHEVとBEV、さらにはハイブリッドモデルの投入も行なっていく」と語る。じつはこのプランこそ、三菱復活の鍵を握っていると言っても過言ではないと筆者は考える。

というのは来年度にも投入予定の次期アウトランダーPHEVから、電動ユニットを刷新するとしている。このユニットをベースに先のハイブリッドカーを開発し、小型車を中心に投入する予定なんだとか。そのうえで小型車にもPHEV、さらにピュアEV化する流れとするようだ。

これまでアウトランダーPHEVや今回のエクリプスクロスPHEVはどちらも約400万円と、お世辞にも安いとはいえず、筆者含め「もう少しやすけりゃな……」と思っている人も少なくないはず。そこで、さっきの復活の鍵の話に戻る。三菱らしさ全開の小型ハイブリッドモデルで、しかも250万円以下であれば、爆発的ヒットも夢ではなく、三菱が復活する起爆剤になるのではないだろうか。

ともあれ、今後の三菱はエントリカーから上級車種に至るまですべてのモデルを電動化するという構えってワケだ。

>>こんなクルマを希望! アジアでバカ売れのエクスパンダーがコレ

三菱/エクリプスクロス
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MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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