三菱復活の鍵はハイブリッドにアリ!? 三菱の逆襲から目が離せない(2/2)
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
ディーゼル乗りたいなら急げ! あのデリカもPHEVに
となると気になるのがディーゼルモデルの行方だ。じつはエクリプスクロスにPHEVが追加されたのを期に、ひっそりとディーゼルモデルが廃止されている。これまでエクリプスクロスにはガソリンターボとディーゼルをラインアップしており、それに加えてPHEVも! となると1台で3種類のパワートレインを有することになってしまう。加えて、ディーゼルは野太いトルクがキモであったが、PHEVでも力強い走りを実現できたことなどの理由から断腸の思いで廃止を決断したという。
現状ラインアップで、ディーゼルが選べるのはデリカD:5のみだが、「このモデルもいずれは電動化を考えなければならない」と先述のふたりは語る。おそらくは次期型デリカD:5は、新型アウトランダーPHEVのユニットを積んだモデルとなることだろう。
これは国内市場に限っての話であり、ASEANやオセアニアで好調のトライトンやパジェロスポーツなどの「ラダーフレームを有するクルマには引き続きディーゼルエンジンの開発を進め、反応を見ての判断だが、ディーゼルの電動化も含めて考えている」と長岡CO-COO兼開発担当は語っていた。となれば、ディーゼル電動モデルを国内にも! と思ったが、残念ながら当面その予定はないそうだ。
>>カッコよすぎ! これまたバカ売れのトライトンとパジェロスポーツを画像でチェック
かなり長くなってしまったが、まとめるとこうだ。むこう10年程度の国内市場には引き続きPHEVを強化し、その技術を生かしたハイブリッドカーを投入。ゆくゆくはピュアEVへ舵を切っていく。だが、単に電動化を進めるのではなく、三菱らしい元気なクルマを送り出していくということである。
ランエボやパジェロとまではいかないが、らしさ全開のクルマに期待したいところ。始まったばかりの新生三菱の動向に注目だ!
※読者の皆様へお詫び
記事初出時、本文の前書き部分に完成検査不正と記述してしまっておりましたが、三菱自動車工業にそのような不正事実はなく、読者の皆様はじめ三菱自動車工業様には多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りてお詫びいたします。
今後はこのようなミスが起こらないよう、徹底した取材、事実確認を徹底して参りたいと存じます。
MOTA編集部
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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