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試乗レポート 2019/8/2 14:51

メルセデス・ベンツ 新型Bクラス試乗|先進安全装備満載でイケてるファミリーカーに大変身|

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スタイリッシュになった新型Bクラスは狭くなったのか?

どんな最新技術をもってしても、スタイリッシュなデザインと広大な室内空間は両立しない、というのが私たちの常識だ。ところが、約7年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型Bクラスは違う! 涼しげな印象を与えるシャープなフロントマスクに、美しいルーフラインを持つ低いスタンス。今にも走り出しそうな躍動感と、艶やかなエレガントさを讃えるオーラさえ漂わせる。Cクラス以降、メルセデス・ベンツが掲げている新しいデザイン哲学「センシュアルピュリティ(官能的純粋)」は、どちらかといえばカジュアル趣向で実用性重視だったBクラスをこんなにもスタイリッシュに変身させてしまった。

カッコよくよくなったうえに室内空間も広い

もちろんスタイリッシュな外観は大歓迎だが、Bクラスの持ち味である広い室内空間や荷室は、どうなってしまったのか? そんな一抹の不安を感じつつ、ドアを開けると、驚いた! 前席の室内幅は1456mm、ヘッドルームは1052mmと、なんと室内空間は先代より広がっているのだ。後席も余裕のニールームが確保されており、こうした流麗なルーフラインを持つクルマにありがちな頭まわりの圧迫感がなく、開放的な視界が心地いい空間だ。

居心地バツグンの車内! モニターも見やすい

そして運転席に座ってみて、そのしっくりとくる座り心地にうっとりしてしまった。インパネ上部のカウルを廃したダッシュボードはとてもスッキリとしていて、ワイドスクリーンディスプレイが先進的な印象をプラス。ジェットエンジンのタービンをモチーフとしたエアアウトレットには、奥の方に色のアクセントが施されて遊び心も感じさせる。全64色から選べるというアンビエントライトも、ほのかな灯りで心豊かな時間を演出してくれる。インテリア全体が、モダンなのにどこか温もりがあり、アバンギャルドなのにフレンドリーさもあって、そのバランスが素晴らしい。

新技術満載のディーゼルは遅れて登場

さて、新型Bクラスには2つのパワートレーンが用意されている。1.4L直4直噴ターボエンジン+7速デュアルクラッチトランスミッションの7G-DCTを搭載する「B180」。2.0L直4直噴ターボのクリーンディーゼルエンジン+8速デュアルクラッチトランスミッションの8G-DCTを搭載する「B200d」。「B200d」は少し遅れて秋頃に日本導入予定だが、150ps/320Nmと十分なスペックで、高速域までトルクフルな加速を可能とし、排出ガス処理システムもかなり高性能に進化して、日本で販売される乗用車では類を見ないほどのクリーンさとなっているというから楽しみだ。

出力アップしたガソリンモデルの実力は?

今回試乗した「B180」は革新的に小型軽量化され、三角柱を横に寝かしたようなデルタ形のシリンダーヘッドが特徴的なガソリンモデル。これが実にいい仕事をして、136ps/200Nmと先代よりパワーアップしたのはもちろん、素早いレスポンスやリニアな走りを叶えているという。

思い通りに動いてくれるのが新型Bクラスだ

スタートボタンを押すと、まずはとても静かなアイドリングに包まれた。発進から軽やかで、アクセルペダルの踏み込みとのリニアな加速フィールが爽快だ。手にしっくりと馴染むステアリングやシートのフィット感も絶妙で、クルマとの一体感が全身で感じられる。

高速での安定感&力強さはアッパレ

街中でのストップ&ゴーでのキビキビとした動きが、高速道路に入ると水を得た魚のようにイキイキとダイナミックさを増した。ドカンと一気にパワーがみなぎるような感覚ではないが、欲しいところでしっかりと力強さを引き出してくれる。乗り心地も硬すぎず柔らかすぎず、安定感がしっかりありながらもスポーティな俊敏さが時折顔をだすのだ。

取り回しもよく、扱いやすさは◎

また、街中の裏通りのような細い道でも、視界が左右まで広くて車両の見切りもいいので安心して操作できる。カタログに最小回転半径の記載がないのだが、先代が5.2mだったことから推測するにそれほど大きくはないはずで、取り回しのしやすさもBクラスの魅力だろう。

新型Bクラスは超高級車Sクラスと同レベルの安全装備で武装

さらに「インテリジェントドライブ」こと、先進の安全運転支援システムも進化し、Sクラス並みの機能が与えられている。高度なステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、周囲の状況をより的確に把握することができるようになった。アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御して全車速で追従してくれる「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」には自動発進機能も備わり、渋滞などで停止するたびにいちいち再発進操作をしなくても、30秒以内なら自動で再発進してくれるのがすごい。

クラストップレベルのアシストで遠出もラクラク

また「アクティブステアリングアシスト」では、車線が不明瞭な道でもガードレールなどを認識してステアリング操作をアシストしてくれるほか、高速道路で自動で車線変更してくれる「アクティブレーンチェンジングアシスト」や、渋滞時緊急ブレーキ機能など、この充実度は間違いなくクラストップレベルだ。

新型Bクラスも「ハイ、メルセデス!」

そしてもちろん、「ハイ、メルセデス!」でお馴染み、先進の対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」も搭載されている。自然言語認識機能によって、本当に普通に話しかけるだけで、ナビの目的地入力や電話通話、メッセージ入力や読み上げに加え、音楽やラジオを流してくれたり、気象情報を教えてくれたり、エアコンや照明を変えてくれたりといった、実に多くの「用事」を理解してサポートしてくれる。

空調やオーディオなど全て声で操作

試してみると、私の滑舌が悪いのかたまに理解されないこともあったが、「ハイ、メルセデス! ちょっと暑いんだけど」と話したら、ちゃんとエアコン温度を下げてくれて嬉しくなった。このMBUXは、AIの学習機能によってオーナーの好みや新しい流行語もどんどん覚えていくという。一緒に過ごす日々が長くなるほどに、愛車が自分を理解してくれるというのはどんな感覚なのだろう。きっと、愛おしくてたまらなくなるのではないだろうか。

完ペキなラゲッジルーム! ファミリーに嬉しい工夫も

最後にもうひとつ、Bクラスの特徴でもあるラゲッジルームをチェックしてみた。容量は5人乗車時でも455L、後席を倒せば1540Lにまで拡大する十分な広さ。後席が40:20:40と分割して倒せるので、荷物に合わせて使い分けられるのも便利だ。テールゲートを開ければ、大きくてほぼスクエアな開口部と低めのフロアで、大きな荷物も引っかかりなく出し入れしやすくなっている。

しかも、両手がふさがっていても足の動作だけでテールゲートが自動開閉してくれる、フットトランクオープナーも付いている。雨の日や、小さな子供を抱っこしながら荷物の積み下ろしをすることが多い子育てファミリーなど、これは一度使ったら手放せなくなりそうだ。

乗るひと全てが満足する一台

こうして新型Bクラスに触れていると、こんなにスタイリッシュになったのに、走りの良さはもちろん、実用性のどれひとつとっても犠牲になっていないことに感心する。それどころか先進のインターフェースと鉄壁の安全運転支援システムを備え、時代の変化にもしっかり対応してきている。そういえば先代のBクラスが登場した時に、「プレミアムコンパクトの未来像」を具現化したと謳っていたのを思い出した。新型Bクラスは自らその未来像をアップデートしただけでなく、人間ともっともっと分かり合える、人生を共に歩んでくれる1台になったと実感したのだった。

[筆者:まるも 亜希子]

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