メルセデス・ベンツ 新型Aクラス ディーゼルモデルA200d試乗|旧型から新型へと乗り換えたリアルオーナーがチェック!(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
新型Aクラスデビュー後半年経たずにディーゼルが追加
出てしもうた。いつかはこの日が来るかもしれない、そんな予感はあった。ありましたよ。しかしこんなに早く追加されるとは!
昨年末に発表されて以来、メルセデス・ベンツの新型Aクラスの販売は思った以上に好調だ。納車がスタートしたのが2018年12月、A180のみのモノグレードからのローンチだったにもかかわらず、なんとすでに5,000台を超える販売を記録。今や生産が追いついていない状況だという。今注文したって納車はなんと2019年秋以降になっているというのだから、そのウエイティングリストの列の長さには驚くばかりなのだ。
これに気を良くしたのか、やってくれましたメルセデス・ベンツさん、なんとAクラスに全く新しいクリーンディーゼルエンジンを搭載し、3月に発表!(驚愕)
その試乗車が用意されたというので、早速乗ってきたというわけ。
旧型から新型へと乗り換えたガソリンモデルオーナーがチェック
すでに試乗記が出揃い始め、諸先輩方が色々お伝えになっており、その評価は軒並みかなり好意的だ。しかし、ここで私もしっかり真実を伝えておかねばなるまい。なぜならば、私は新旧にわたり、Aクラスをガチの愛車に選んだオーナーなのだから(はい、ここだけの話新型に買い替えました)。
結論から先に言えばこうだ。1.4リッターターボのA180はかなりイイ。こちらのほうがクルーズに入ればガソリンエンジンらしい静かでジェントルな走行が楽しめるし、反して時速ゼロキロからの飛び出し感など、全域に渡ってかなりパワフルなトルクを感じる。つまり、Aクラスらしい元気なキャラにあったワクワクするフィールを持っている。
では追加された2リッター直噴ターボディーゼルを搭載するA200dはどうか。
これが、なんとも意外なことに、先達の他メーカーたちが植え付けた『ガツンとパワフル』感ではなく、なんだかとってもしっとりとした、優しい踏み味となめらかなトルクバンドを持つ、アダルティーなエンジンだったのである。
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