マツダ RX-8 スピリットR(SPIRIT R)試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
RX-8生産中止!ロータリーエンジンの開発は継続するというが・・・
マツダ RX-8の生産が、2012年6月をもって中止することが発表された。
ロータリーエンジン自体の開発は継続するとマツダはアナウンスしているものの、いずれにしてもロータリーを搭載した市販車の歴史がいったん途絶えることに変わりはなく、とても寂しいかぎり。
ちなみに筆者も、かつてRX-7を3台も乗り継いだこともあって、RX-8にも少なからず思い入れがあり、他人事とは思えない気持ちである。
まだまだ“新しいクルマ”という気がしていたRX-8だが、発売は2003年4月だから、意外と時間が経過していたことに改めて気づかされた。
そんなRX-8のフィナーレを飾るモデルとして発売されたのが、特別仕様車の「スピリットR(SPIRIT R)」だ。ネーミングからして、ちょうど10年前のFD3S型RX-7の終焉を思い出させる。
販売台数は限定1,000台で、価格はMT車が325万円、AT車が312万円。ボディカラーは、アルミニウムメタリック、スパークリングブラックマイカ、クリスタルホワイトパールマイカ(3万1500円高)の3色が選択可能だ。
・マツダ RX-8 SPIRIT R(スピリットR)6MT/3,250,000円
・マツダ RX-8 SPIRIT R(スピリットR)6AT(アクティブマチック)/3,120,000円
装備内容は、MT車とAT車の共通装備として、
・スピリットR専用オーナメント
・ブラックベゼルのフロントヘッドランプ&フロントフォグランプ&リアコンビランプ
・レッド塗装の前後ブレーキキャリパー
・ピアノブラックのセンタートンネルトリム
などが挙げられる。
さらに、ベース車ではメーカーオプション設定の「カーテン&フロントサイドSRSエアバッグシステム」が標準装備となる。
また、スピリットR 6MT車の専用装備として、
・専用 RECARO社製バケットシート
・ブロンズ塗装の19インチアルミホイール&225/40R19タイヤ
などが与えられる。もう一方のAT車にも、シートや足まわりなどが専用装備となる。
MT車で7万円というベース車との価格差を考えると、それだけで買い得感の高いという印象。
しかし、FD3SのスピリットRでは、走行性能にまで踏み込んだ装備が与えられていたことを考えると、こちらのRX-8では、クルマのキャラクターに合わせてか内外装の変更にとどまっているため、もう少しプラスアルファが欲しい気もする。
ただし、それだけ価格は低めに抑えられているし、オプションパーツの選択肢が非常に充実しているので、物足りない人は購入後に好みのパーツを装着するといいだろう。
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