マツダ RX-8 スピリットR(SPIRIT R)試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)
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- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
それでいて、大人4人つまり後席に2人が乗れる室内空間と、十分な容量の確保されたラゲッジスペースといった実用性の高さを備えているところも、RX-8らしい部分だ。
ちなみに限定1000台のうち、執筆時点ですでに半分以上のオーダーが入っているとのこと。
FD3Sのときにも当初は悠長に捉えていた人が多く、いざ生産が終了するとスピリットRや最終の6型の新車を買いそびれた人が続出。しばらく経ってから多くのファンが、いわば「喪失感」なるものに見舞われた。
RX-8も、同じような過程をたどらないとは限らない。
このクルマが現役モデルでなくなってしまうのは本当にさびしい限りだが、仕方あるまい。そしてこのスピリットRは、RX-8の有終の美飾ったクルマとして、この先もずっと記憶に残ることだろう。
いつの日か、このクルマや歴代マツダのスポーツモデルDNAを受け継いだ何らかのモデルが将来的に世に出てくることに期待しつつ、RX-8のフィナーレを見送ることにしたい。
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