マツダ3 新型車徹底解説|アクセラから「MAZDA3」へ名前を変えた理由とは(2/2)

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豊富に用意されたマツダ3のラインナップを徹底解説

4種のエンジンと2タイプのボディタイプの組み合わせ

MAZDA3に用意されるエンジンラインナップは、ガソリンが直列4気筒の1.5リッターと2リッター(共にノンターボ)で、設計の新しい2リッターのスカイアクティブXもある。さらに1.8リッターのクリーンディーゼルターボも加わる。

ボディタイプとの組み合わせは、1.5リッターはハッチバックのみだが、そのほかの3種類はセダンを含めた両ボディで選べる。

1.5リッターと2リッターエンジンは、直噴式を採用する。車両重量が1300kgに達するので、1.5リッターはパワフルではないが、市街地では不満を感じない。2リッターは実用回転域の駆動力を高めたからちょうど良い。

注目の革新的な新技術「SKYACTIV-X」とはどんなエンジン?

そして新開発のスカイアクティブXは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの利点を融合させた「圧縮着火方式」を採用するエンジンだ。スーパーチャージャーも装着して、動力性能と燃費をバランス良く向上させている。

2019年秋に遅れて発売される予定のスカイアクティブXの各種性能は、今回のMAZDA3発表時点では明らかにされていない。以前公表された目標値は、最高出力が190馬力、最大トルクが230Nm(23.5kg-m)であった。これに近い性能は発揮するだろう。高性能と低燃費を両立させたエンジンとされる。そのこともあって、アクセラで設定されていた2.2リッターのクリーンディーゼルターボと、トヨタから供給を受けるハイブリッドは、新型MAZDA3には今のところ用意されていない。

なおスカイアクティブXにはMハイブリッド(マイルドタイプのハイブリッド)も装着され、モーター機能付き発電機が、減速時の発電と充電、エンジン駆動力の支援、アイドリングストップ後の再始動を行う。再始動時にはベルトを使うから、ノイズを小さく抑えられる。

トランスミッションは4つのエンジン共通で6速ATを基本にするが、ハッチバックの1.5リッターとハイブリッドのXでは6速MTも選択できる。

プラットフォームと足回りの一新で正確さを増したハンドリングを実現

MAZDA3に用意される駆動方式は、前輪駆動の2WD(FF)と4WDで、2リッターのガソリンは2WDのみだ。4WDは以前のアクセラと同じく、電子制御式の多板クラッチで前後輪に駆動力を配分する方式だが、これにも改善を加えた。走りの滑らかさを向上させるGべクタリングコントロールと協調制御を行い、走行安定性を高めると同時に、駆動力の損失も抑えて4WDのメリットを積極的に引き出している。

プラットフォームとサスペンションは、今回のMAZDA3で新開発された。シート、ボディ、足まわり、タイヤまでを連係させ、乗員の頭部が動かないよう配慮している。そうなれば正確な運転が可能になり、長距離の移動でも疲れにくい。

サスペンション形式は、前輪が独立式のストラット、後輪は車軸式のトーションビームとなる。先代型の後輪は独立式のマルチリンクだったから、メカニズムは単純化されたが、チューニングを熟成させている。

セッティングの秘訣は、デコボコを乗り越えた時の足まわりの動きだ。ホイールが前後左右にブレず、上下に伸縮するようにして挙動を安定させている。開発者は「この設定だと上下の突き上げにより硬く感じる時もあるが、重厚感が増して不快にならない」という。

注目の先進安全技術もさらに進化

先進安全装備では、ドライバーモニタリングの採用が注目される。運転中のドライバーの状態を赤外線カメラと赤外線LEDでチェックして、居眠りや脇見運転を検知すると、警報を促したり緊急自動ブレーキの警報を早めに行う。この機能は全車にメーカーオプションで用意する。

前側方接近車両検知機能も新しい。車両前部の側方にレーダーを装着して、枝道から見通しの利かない大通りに進入する時など、左右方向から接近する車両を知らせる。日本の裏道には、視界の悪い小さなT字路や交差点が多いから有効に機能だろう。

運転支援機能では、クルージング&トラフィックサポートを採用した。高速道路の渋滞時などに、アクセル/ブレーキ/ステアリング操作を積極的に支援する。

多彩な新型MAZDA3のラインナップ、エンジン別オススメグレードはこれだ!

以上のように、新型MAZDA3は各種の機能を充実させたから、価格が全般的に高い。従来のアクセラには200万円以下のグレードも用意されたが、MAZDA3はすべて200万円以上だ。

まず市街地を中心にした使い方なら、1.5リッターエンジンを搭載するハッチバックの「15Sツーリング」(227万3880円)を推奨する。

軽快でスポーティな走りを楽しめる本命のグレードなら、2リッターエンジンの「20Sプロアクティブ」だ(247万円)。こちらはハッチバック、セダンとも同価格になる。

走行距離が伸びるユーザーは、1.8リッターのクリーンディーゼルターボを搭載する「XDプロアクティブ」(274万円)を検討したい。これも両方のボディで選べる。

そしてスカイアクティブXは、動力性能と燃費を高水準でバランスさせたスペシャルティなパワーユニットだ。価格も全車が300万円以上だが、「Xプロアクティブ」(314万円)を推奨したい。

スカイアクティブXは今秋までおあずけ! エンジンタイプにより発売日が大きく異なる

なお発売は前述の2019年5月24日だが、グレードによってスケジュールが異なる。この日程で生産と納車を伴う発売が行われるグレードは、1.5リッターのガソリンと1.8リッターのクリーンディーゼルターボのみだ。2リッターのガソリンモデルも、予約受注は5月24日に開始するが発売は7月になる。

注目の新技術を搭載するスカイアクティブXモデルは7月に予約受注を開始して、発売は10月だという。新しいMAZDA3、しかもスカイアクティブXを選ぶようなこだわりのクルマ好きでも、さすがに半年近くも待たされると別の欲しいクルマが現われるかも知れない。彼らを惹きつけ続けることが出来るだけの魅力的な仕上がりとなるのか、試乗出来る日が楽しみな1台ではある。

[筆者:渡辺陽一郎/撮影:佐藤 正巳・MAZDA]

新型MAZDA3 主要スペック(主要グレードのみ抜粋)
グレード 15Sツーリング(ファストバック) 20S プロアクティブ(ファストバック)
駆動方式 2WD 2WD
トランスミッション 6速AT/6MT 6速AT
価格(消費税込) 2,273,880円 2,470,000円
WLTCモード燃費(AT/MT) 16.6km/L / 17.8km/L 15.6km/L
全長 4460mm 4460mm
全幅(車幅) 1795mm 1795mm
全高(車高) 1440mm 1440mm
ホイールベース 2725mm 2725mm
乗車定員 5人 5人
車両重量(車重 AT/MT) 1340kg / 1320kg 1360kg
エンジン 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ
排気量 1496cc 1997cc
エンジン最高出力 82kW(111PS)/6000rpm 115kW(156PS)/6000rpm
エンジン最大トルク 146N・m(14.9kg・m)/3500rpm 199N・m(20.3kg・m)/4000rpm
燃料 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン
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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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