【解説】レクサス NX300h[ハイブリッド]/NX200t[ターボ] 新型車解説/渡辺陽一郎(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
NX200tの最高出力は238ps(4,800~5,600rpm)、最大トルクは35.7kg-m(1,650~4,000rpm)と、ノーマルエンジンでいえば3.5リッタークラスの性能に匹敵する。JC08モード燃費は2WDが「12.8km/L」、4WDは「12.4km/L」。2リッターターボエンジンの使用燃料はプレミアムガソリンだから燃料代は少し高くなってしまうが、燃費性能は2.5リッターNAクラスだ。
一方、2.5リッターハイブリッドは、ハリアーハイブリッドやカムリが採用するアトキンソンサイクルの2AR-FXE型。グレード名は300hでも、レクサスISやGSの300h、クラウンハイブリッドなどが使う直噴式のD4-Sではない。
そのためにエンジン本体の性能は少し下がり、最高出力は152ps(5,700rpm)、最大トルクは21kg-m(4,400~4,800rpm)だ。この数値はハリアーと等しい。組み合わされるモーターは最高出力が143psで、最大トルクは27.5kg-m。駆動用電池にはニッケル水素を使う。エンジンとモーター駆動を合計したシステム最高出力は197psだ。
NX300hも200tと同様に2WDと4WDが用意されているが、4WDは後輪をモーターで駆動する「E-Four」。これもハリアーハイブリッド、RX450hなどと同じ方式になる。JC08モード燃費は2WDが「21km/L」、4WDは「19.8km/L」だから、1.5リッターエンジン並だ。
ハリアーハイブリッドはE-Fourのみの設定で「21.4km/L」。NX300hの動力性能と燃費は、ハリアーハイブリッドに準じている。
「AVS」採用によって30段階の減衰力調整が可能に
走りに関するメカニズムでは、足まわりに「AVS」が採用された。
電子制御式のショックアブソーバーで、減衰力の調節が従来の9段階から30段階に広がった。走行状態に応じてボディの前後左右の傾き方を補正したり、乗り心地を向上させることが可能だ。
装備では、安全性を高める「プリクラッシュセーフティシステム」が注目される。ミリ波レーダーで先行車や障害物を検知し、衝突の危険が生じると警報を発する。それでもドライバーが対応しない時は、自動的に緊急ブレーキも作動させる仕組みだ。
先行車が時速20km、レクサスNXが時速50kmで走っている状態であれば、最大で約30km自動減速し、衝突を回避したり被害を軽減させる。
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