【解説】レクサス NX300h[ハイブリッド]/NX200t[ターボ] 新型車解説/渡辺陽一郎(1/4)

【解説】レクサス NX300h[ハイブリッド]/NX200t[ターボ] 新型車解説/渡辺陽一郎
レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t&NX300h イメージ レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントエクステリア レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/リアエクステリア レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントイメージ レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/リアイメージ レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/サイドイメージ レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントフェイス レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントフェイス2 レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/ヘッドライト レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/サイドミラー レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/タイヤ&アルミホイール 画像ギャラリーはこちら

RXよりもひと回りコンパクトなSUVへと仕上げられた「レクサス NX」

最近は日本でもSUVがちょっとしたブームになっている。

売れ筋ジャンルは依然として新車販売台数の40%以上を占める軽自動車とコンパクトカーだが、販売ランキングの中堅には「ヴェゼル」「ハリアー」「エクストレイル」などが名を連ねている。3ナンバー車に限ればSUVの人気はかなり高い。

この市場動向を背景に注目を集めそうなのが、2014年7月29日に発売された「レクサス NX」だ。NXはミドルサイズの上級SUVに位置付けられる。

レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントエクステリアレクサス RX フロントイメージ

レクサスブランドでは2009年にSUVの「RX」を発売しているが、NXはRXよりもひとまわり小さい。

NXの全長は4,630mm、全幅は1,845mmと、RXに比べて140mm短く40mm狭い。NXはホイールベース(前輪と後輪の間隔)も2,660mmと、RXよりも80mm短く抑えられた。

NXの全幅1,845mmは日本の道路環境に適したサイズとはいえないが、北米指向の大柄な車種が多い中では小さな部類に属する。

NXの外観は今日のレクサス車のコンセプトを受け継ぎ、フロントマスクにスピンドルグリルを採用して精悍なイメージに仕上げた。サイドウィンドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げ、ボディ後端のピラー(柱)も鋭角的だ。

斜め後方や真後ろの視界を確保する上では不利な形状だが、外観に躍動感を持たせている。セダンでいえば「レクサス IS」を連想させるデザインだ。

内装を見ると、インパネの形状が立体的で、このあたりもISに似ている。シートは人間工学に基づいて開発され、ホールド性を高めた。

レクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/リアエクステリアレクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントイメージレクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/リアイメージレクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/サイドイメージレクサスコンパクトクロスオーバーSUV「NX」NX200t“F SPORT”(2リッターターボエンジン搭載モデル)/フロントフェイス

プラットフォームは「トヨタ ハリアー」と共通

トヨタ ハリアーハイブリッドトヨタ RAV4

メカニズムはどうだろう。NXの駆動方式は、FF(前輪駆動)の2WDと4WDを設定。

プラットフォームは基本的にはハリアーと共通だ。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も等しい。サスペンション形式も同様で、フロント側がストラット、リア側はダブルウイッシュボーンによる4輪独立懸架になる。

もっとも、このプラットフォームを最初に採用したのは、2005年に登場した現行「トヨタ RAV4」であった。

床の高さに応じて3種類に発展させ、フラットフロア構造の高床タイプがエスティマやヴェルファイア&アルファード、中床はRAV4/ヴァンガード(販売終了)/ハリアー、低床タイプはプリウスやオーリスに使われている。同じプラットフォームを幅広い車種に採用しており、開発と生産の効率を高めている。

そして採用車種の設計が新しくなるほど進化しているから、プラットフォームの素性にこだわってもあまり意味はない。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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