会場で出会った、超カッコいい!日本車 10選【SEMAショー 2018】
- 筆者: 加藤 久美子
- カメラマン:加藤 博人
日本の誇り!今アメリカでJDMが大人気!
SEMAショーには毎年多くの日本車をベースとしたカスタムカーが出展されるが、近年は25年ルールによって右ハンドルの日本車の輸入・登録が解禁となり、JDM人気も加速。1990年前後の日本車をベースとしたカスタムカーが続々と増えつつある。
ここでは、ちょっと懐かしい車から最新の車までSEMA会場で出会った、超カッコいい日本車を厳選して紹介してみたい。
1.LEXUS ES 350 F Sport “ワイン愛好家仕様?”
早くもESをベースにしたカスタム?モデルがLEXUSブースでお披露目された。外装のエアロキットは、昨年もLEXUS公式カスタムカーを製作した日本のブランド「アーティシャンスピリッツ」が手掛けている。
ユニークなのは、カスタムメイドされているトランクルームで、開けてびっくり!なんと中にはワイン用冷蔵庫にワインやグラスのホルダー、各種ツールセットが上質なオーク材で作られたケースとフレームに収められている。
そして、ボディカラーはもちろんワインレッド。シグネチャーオートボディ社がSEMA出展用に手掛けた新色である。
2.レクサス RC350F クロスカントリーカスタム
こちらもLEXUSブースに出展された2019年モデルのRC350F SPORTである。
2018年5月にマイアミオートショーをスタートして、全米各地の自動車ショーに出展しながらカスタムを追加しつつ、11月末のLAオートショーでゴールする予定である。
3.ホンダ アクティ ストリート 超JDM仕様
こちらなんと、右ハンドルのホンダ アクティ ストリートである。カスタムカーというよりは、SEMAに出展しているGRIDLIFE(アウトドアや自動車イベントなどを開催する会社)の運営者が所有する車だ。
イリノイ州のナンバーがついている右ハンドルの軽ワゴン車なんて、めちゃくちゃレア!オーナー氏いわく「日本車が大好きでもう1台ダイハツアトレーワゴンも持っている。25年が経過する(15・25年ルール)のを待って日本から輸入したよ!」と、筋金入りの日本車崇拝者なのである。
ちなみに、15・25年ルールとはどの国の車であっても、アメリカでは製造から25年、カナダでは同15年経てば、諸々の安全基準や保安基準等関係なくアメリカ・カナダで登録が可能になる規則のこと。
4.日産 KICKS サウンドマシンコンセプト
2018年6月からアメリカでの販売が開始された、4代目日産キックス(北米ではJUKEの後継車)をベースにした「サウンドマシンコンセプト」は、ハリウッドのVehicle Effects社で製作された。
キックス専用のBose Personal Plus サウンドシステムと、8つのBose Virtually Invisible 791スピーカー、ヘッドレストの中には2.5インチBose UltraNearfield ネオジウムスピーカー、Bose F1 1000Wパワードサブウーファー3個、アンプ、コントローラ、サウンドプロセッサなどをセットしている。
5.日産スカイライン R32 GT-R
日本でもおなじみのチューンナップブランド、GReddyがSEMA2018に向け新たにアメリカで開発したパーツを装着している。ポイントは日本のR32ユーザーではなく、アメリカのR32ユーザーの嗜好を考慮して開発されたということだ。
ベースは1990年型のR32 GT-Rで、排ガステストを始めカリフォルニアの法規にも適合。2015年以降、25年ルールの適用でR32の輸入及びアメリカ国内での登録が解禁となり、近年は続々とアメリカ市場に入ってきている。
なお、デモカーには本物の車庫証明ステッカーが残っており、アメリカのJDM LOVERにとっては貴重なJDMアイテムなのである。
6.マツダ RX-7 FD-3S JDMPalace
「JDMレジェンド」なるエンジンオイルをアメリカで販売する、エネオスの屋外ブースに展示されていたFD。米国大手自動車メディア、SUPERSTREETのオンラインコンテストで優勝した経歴を持つ。
このFDはJDMPalace(日本車用のカスタムパーツブランド)のオーナーが所有する車で、RE雨宮のボディキットを装着し、エンドレスローター付きのブレンボキャリパー、18インチのVOLKレーシングTE37SLホイール、ロールケージ、アラゴスタの車高調を装着。さらに、GReddy TD07ターボとインタークーラーによって最高出力475hpを発生する、13B-REフルブリッジポートエンジンに仕立てられている。
7.マツダ MX-5
アメリカではJDMブランドタイヤとして非常に人気の高いTOYOTIRES。映画ワイルドスピードシリーズに協賛していることから、アメリカでは「日本車に似合うタイヤ=TOYOTIRESまたはYOKOHAMA」という意識が根強い。
TOYOTIRESは毎年SEMAショーに、「TOYOTIRES TREDPASS」という展示スペースを設置して、日本車を中心に、ドイツ車、アメリカ車のカスタムカーを30台前後、展示している。
こちらのMX-5(マツダロードスター)もその1台で、パンデムのエアロキット、BRIDEの赤いシートにTAKATAの緑色のハーネス・・・と、正統派JDMブランドで作られた1台だ。
8.DATSUN 240Z グランツーリスモアワード優勝車
SEMA では毎年、各世代のGT-Rと同じ位か、それ以上に人気が高いのがダットサン240Zである。1969年のアメリカデビュー以降、「Zカー」として長年愛され続けてきた車でもあり、いまも熱狂的なZカーファンは全米に数多く存在する。
こちらの240Z はSEMA2018グランツーリスモアワードで優勝を果たしたモデルで、グレーのボディにDATSUNのロゴを入れたBREカラーのストライプが映えている。
9.DATSUN 240Z
カリフォルニア州サンノゼにあるフェアレディZ専門店「Z CAR GARAGE」が手がけた1970年型ダットサン 240Z。
ポルシェ 934で有名なイェーガーマイスターカラーにパンデムエアロキット、OS技研のLSD、ZCG製ブレーキなどを装着。2018年9月に開かれた日本車イベントにて1位を獲得した実績を持つ。
10.日産 スカイライン R34 GT-R
こちらは映画「ワイルド・スピード MAX(FF4)」でブライアン(故ポール・ウォーカー)が所有する車として、実際に劇中で使われていたGT-Rをベースにカスタムされたもの。
近年のトレンドを取り入れ、「映画に使用された車のバージョン2.0」をコンセプトとして設計。プラスアルファのカスタムは細心の注意が払われた中で行われ、全て映画オリジナルの状態に戻すことが可能となっている。
[筆者:加藤 久美子/撮影:加藤 博人]
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