シエンタのリセール率は4年落ちでも驚異の88.4%|高く売れるグレードや価値が残る走行距離の目安は?

  • 筆者: MOTA編集部
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トヨタ シエンタのリセールバリュー(数年後に売るときの価値。値落ちのしにくさのこと)は、購入を決める前に確かめておきたいですよね。グレードやガソリン車・ハイブリッド車の選び方で、売るときの金額がどれだけ変わるのかも気になるところでしょう。

この記事では、月間申込数10万件(2026年8月実績)の実績を持つ「MOTA車買取」の独自データから、シエンタのリセール率(新車価格に対する査定額の割合)と平均査定額を1〜4年落ちの年式・グレード・乗車定員・駆動方式・ボディカラー・走行距離に分解しました。

先代モデルがいくらで売れるのかもあわせて集計しています。

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目次[開く][閉じる]
  1. トヨタ シエンタの1〜4年落ちのリセール率と平均査定額
  2. シエンタのグレード・パワーユニット別のリセール率と平均査定額
  3. シエンタの乗車定員別のリセール率と平均査定額
  4. シエンタの駆動方式別のリセール率と平均査定額
  5. シエンタのボディカラー別のリセール率と平均査定額
  6. シエンタの走行距離別のリセール率と平均査定額
  7. 先代170系シエンタの4〜11年落ちのリセール率と平均査定額
  8. シエンタのリセールバリューまとめ

トヨタ シエンタの1〜4年落ちのリセール率と平均査定額

現行型のトヨタ シエンタ(10系)は2022年8月に発売され、2026年8月までに3度の一部改良を受けました。発売から4年が経ち、年式が1〜4年前の車両(1〜4年落ち)の査定実績がそろっています。

新車価格は改良のたびに引き上げられ、「Z」のガソリン車(7人乗り)は2022〜2023年式の256万円に対し、2026年式は280万2800円です。

いま買うと24万円ほど高くつくため、売るときにいくら残るのかは購入前に押さえておきたいところでしょう。

ここでは、1〜4年落ちのリセール率と平均査定額を集計・分析しました。

調査概要

対象車種

トヨタ シエンタ(現行10系と先代170系)

条件

修復歴(骨格部分の修理歴)なし。走行距離の上限は表ごとに記載

集計期間

査定日2025年9月1日〜2026年8月31日

集計時点

2026年9月

ソース

MOTA独自の査定実績データ

リセール率の定義

査定価格 ÷ 新車価格(税込)× 100

リセール率の算出方法

各車両の年式に対応した新車価格と実際の査定額をもとに、1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載

新車価格の扱い

メーカー希望小売価格(消費税込み・車両本体価格)。メーカーオプションと販売店装着オプションは含みません。2024年式・2025年式は年の途中で一部改良があり、改良後の価格で算出しています

外れ値と除外

各表の集計単位ごとに、統計上の外れ値を除外。集計台数30台以上を通常値、10〜29台を参考値(※)とし、10台未満は未掲載。あわせて、入力が正確ではないと判断したものは除外。

1〜4年落ちのリセール率と平均査定額の一覧

1〜4年落ちリセール率平均査定額

1年落ち2025年式・1万km以内

91.6%

270万9000円

2年落ち2024年式・2万km以内

88.6%

248万2000円

3年落ち2023年式・3万km以内

88.5%

241万4000円

4年落ち2022年式・4万km以内

88.4%

243万8000円

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ シエンタ(10系)2022〜2025年式/4年落ちは2022年8月23日の発売以降に登録された車両のみ/1年落ち・2年落ち・3年落ち・4年落ちは年式も走行距離の上限も異なる別々の集計で、1台のクルマの推移ではありません/平均査定額の差には、年式ごとのグレード・パワーユニット構成の違いが含まれます

1〜4年落ちを通したリセール率の水準

現行シエンタのリセール率は、1年落ちから4年落ちまで88.4%から91.6%の範囲に収まっています。

年式ごとに走行距離の上限も対象となる車両も違いますが、どの区分でも新車価格の9割近くが残る水準です。

つまり、シエンタは経年による売却時の目減りは心配せずに選んで問題ありません(ただし、4年落ち以下・現時点の相場での判断です)。

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シエンタのグレード・パワーユニット別のリセール率と平均査定額

現行シエンタのグレードは「Z」「G」「X」の3つで、それぞれにパワーユニット(ハイブリッド車とガソリン車)が用意されています。ハイブリッド車には2WD(2輪駆動)とE-Four(電気式四輪駆動)の2種類の駆動方式があり、ガソリン車は2WDのみです。

ここでは3年落ちにあたる2023年式・走行3万km以内に条件をそろえ、グレードとパワーユニットの組み合わせごとにリセール率と平均査定額を集計しています。

グレード・パワーユニット別のリセール率・平均査定額の一覧

シエンタで最もリセール率が高かったのは、「Z」のガソリン車で90.2%でした。同じ「Z」でもハイブリッド車(2WD)は88.7%で、1.5ポイント低くなります。

グレードリセール率平均査定額

Zガソリン車・2WD

90.2%

230万4000円

Zハイブリッド車・2WD

88.7%

257万2000円

Gガソリン車・2WD

88.4%

206万3000円

Gハイブリッド車・2WD

84.6%

226万9000円

Zハイブリッド車・E-Four

89.3%※

276万5000円※

Xガソリン車・2WD

88.3%※

175万円※

Xハイブリッド車・2WD

79.7%※

193万円※

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式・走行3万km以内/2023年式の新車価格(7人乗り)は「Z」がガソリン車256万円・ハイブリッド車291万円・ハイブリッド車E-Four 310万8000円、「G」がガソリン車234万円・ハイブリッド車269万円、「X」がガソリン車199万円・ハイブリッド車242万円/通常値をリセール率の高い順に並べ、参考値はその下にまとめています/※は集計台数10〜29台の参考値

「G」でも同じで、ガソリン車88.4%に対しハイブリッド車は84.6%です。

つまり、リセール率が最も高いグレードは「Z」のガソリン車です。

ハイブリッドとガソリンの新車価格の差と査定額の差

シエンタの「Z」と「G」では、ハイブリッド車の新車価格は同じ乗車定員数のガソリン車より35万円高く設定されています(「X」は43万円差)。

7人乗りの2WD同士で比べた平均査定額の差は、「Z」で25万1000円、「G」で20万4000円でした。

価格差の埋まり方で見た場合、シエンタでハイブリッド車を選ぶなら、査定額の差が大きい「Z」が狙い目です。

グレード新車価格の差平均査定額の差

Z

35万円

25万1000円

G

35万円

20万4000円

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式・走行3万km以内・7人乗りの2WD/新車価格の差は乗車定員をそろえた場合の金額で、5人乗りでも同額です/「X」はガソリン車・ハイブリッド車ともに参考値のため、差の比較から外しています

「G」ではハイブリッドの価格差35万円に対し査定額の差は20万円台

シエンタの「G」の場合、ガソリン車との新車価格差35万円に対し、売却時の平均査定額の差は20万4000円でした。査定額の差だけで見ると、約15万円分は埋まっていません。

「G」で比べると、査定額で埋まるのは価格差の約6割なので、燃料代を含めた総額で比べてから選ぶのがおすすめです。

シエンタの購入予算は、いま乗っているクルマの査定額から決める

グレードとパワーユニットを比べているこの段階で、並行して進めたいのが予算の確認です。いま乗っているクルマを売った資金を頭金に充てる場合は、査定額が分からないとローンの組み方も決められません。

順番で言えば、先に買取査定を受けて愛車がいくらで売れるのかを把握すると、シエンタの購入予算やローン計画を立てやすくなります。

「MOTA車買取」なら、WEBから愛車の情報を入力するだけで、最短3時間後に最大20社の概算査定額がわかります。

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金額を見てから無料でキャンセルもできます。シエンタの予算を決める前に、まずは概算査定額を確かめてみるのがおすすめです。

シエンタの乗車定員別のリセール率と平均査定額

現行シエンタには5人乗りと7人乗りの2種類があり、同じグレードでも新車価格が約4万円違います。ここでは、乗車定員別のリセール率と平均査定額を集計・分析しました。

5人乗りと7人乗りのリセール率・平均査定額

シエンタの3年落ちのリセール率は、5人乗り89.1%、7人乗り88.5%で、その差は0.6ポイントでした。

乗車定員リセール率平均査定額

5人乗り

89.1%

244万1000円

7人乗り

88.5%

241万1000円

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式・走行3万km以内/集計対象に占める割合は7人乗り79.3%、5人乗り20.7%/平均査定額の差には、グレード・パワーユニット構成の違いが含まれます。同じグレード・同じパワーユニットにそろえて比べると差の向きは一致しないため、乗車定員による差は小さいと判断しています

つまり、5人乗りと7人乗りでリセール率はほとんど変わらないため、乗車定員はリセールを気にせず、乗せる人数と荷室の使い方で選んで問題ありません。

シエンタの駆動方式別のリセール率と平均査定額

現行シエンタの4WD(四輪駆動)は、ハイブリッド車だけに設定される「E-Four」です。ガソリン車に4WDの設定はなく、E-Fourの新車価格は同じグレードの2WDより19万8000円高くなります。

ここでは、ハイブリッド車の駆動方式別にリセール率と平均査定額を集計・分析しました。

2WDとE-Fourのリセール率・平均査定額

シエンタのハイブリッド車を駆動方式で比べると、E-Fourが88.9%、2WDが88.1%で、E-Fourのほうが0.8ポイント高くなりました。

駆動方式リセール率平均査定額

E-Four

88.9%

272万7000円

2WD

88.1%

251万5000円

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式・走行3万km以内のハイブリッド車/「Z」の占める割合は2WDが81.3%、E-Fourが84.8%。平均査定額の差にはこのグレード構成の違いが含まれます

つまり、2WDとE-Fourのどちらを選んでもリセール率は変わらないため、雪道や凍結路を走る機会があるなら売却時の目減りを気にせず選べます。

シエンタのボディカラー別のリセール率と平均査定額

現行シエンタの2023年式には、プラチナホワイトパールマイカ・ダークグレー・ブラック・スカーレットメタリック・ベージュ・アーバンカーキ・グレイッシュブルーの7色のボディカラーがありました。ここでは、ボディカラー別にリセール率を集計・分析しました。

ボディカラー別のリセール率と平均査定額の一覧

シエンタのリセール率は、集計台数の多い5色が88.4%から90.0%の範囲に収まっています。この5色のなかで最も高いダークグレーと最も低いアーバンカーキの差は1.6ポイントにとどまります。

ボディカラーリセール率平均査定額

ダークグレー

90.0%

241万3000円

ブラック

89.4%

244万円

プラチナホワイトパールマイカ

89.1%

242万3000円

ベージュ

88.9%

245万1000円

アーバンカーキ

88.4%

242万8000円

スカーレットメタリック

85.8%※

244万2000円※

グレイッシュブルー

84.5%※

229万8000円※

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式・走行3万km以内/プラチナホワイトパールマイカは査定データ上のホワイトとパールの表記を合算/査定データ上で色の区分が特定できない22台と、シエンタに設定のない色(ゴールド・イエロー・シルバー・オレンジ)の8台は掲載していません/※は集計台数10〜29台の参考値

つまり、集計台数の多い5色ならリセール率の差はわずかなので、ボディカラーは好みの色を選んで問題ありません。

シエンタの走行距離別のリセール率と平均査定額

同じ年式のシエンタでも、走った距離によって査定額は変わります。ここでは2023年式に絞って、走行距離別のリセール率と平均査定額を集計・分析しました。

走行距離別のリセール率と平均査定額の一覧

シエンタのリセール率は、3万km台までは84.5%以上を保ちますが、4〜5万kmでは77.4%まで下がります。

平均査定額も237万9000円から212万2000円へ、25万7000円少なくなります。

走行距離リセール率平均査定額

〜1万km

91.9%

246万円

1〜2万km

88.6%

241万2000円

2〜3万km

87.4%

241万5000円

3〜4万km

84.5%

237万9000円

4〜5万km

77.4%

212万2000円

5〜6万km

70.8%※

203万5000円※

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:2023年式/※は集計台数10〜29台の参考値

距離で見ると、走行4万kmを超えたあたりから下がり方が大きくなるので、高く売りたいなら早めに査定額を確かめておくのがおすすめです。

先代170系シエンタの4〜11年落ちのリセール率と平均査定額

トヨタ シエンタは2015年7月から2022年8月まで170系が販売されていました。10系への乗り換えを考えている方は、いま乗っている170系がいくらになるかで用意できる頭金が変わります。

ここでは、先代170系の4〜11年落ちのリセール率と平均査定額を集計・分析しました。

4〜11年落ちのリセール率と平均査定額の一覧

先代170系シエンタの平均査定額は、4年落ちで178万8000円、7年落ちで141万4000円でした。11年落ちでも78万9000円の値がついています。

4〜11年落ちリセール率平均査定額

4年落ち2022年式・4万km以内

78.2%

178万8000円

5年落ち2021年式・5万km以内

77.1%

169万9000円

6年落ち2020年式・6万km以内

68.1%

148万2000円

7年落ち2019年式・7万km以内

64.6%

141万4000円

8年落ち2018年式・8万km以内

53.6%

118万2000円

9年落ち2017年式・9万km以内

47.0%

98万4000円

10年落ち2016年式・10万km以内

40.5%

84万9000円

11年落ち2015年式・11万km以内

35.6%

78万9000円

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ シエンタ(170系)2015〜2022年式/4年落ちから11年落ちは年式も走行距離の上限も異なる別々の集計で、1台のクルマの推移ではありません

つまり、11年落ちでも新車価格の3分の1強が残っているので、先代170系で年式が古いからと売却をあきらめる必要はありません。

シエンタのリセールバリューまとめ

1
4年落ちでも9割近くが残る
シエンタは1年落ちから4年落ちまで、どの区分も新車価格の9割近くを保っています。年式が進んだ個体でも評価が落ちにくいため、短い期間で売却を予定している場合は売却時の目減りは気にならないでしょう。
2
リセール率で選ぶなら「Z」のガソリン車
リセール率が最も高いのは「Z」のガソリン車でした。ハイブリッド車は新車価格の差ほど査定額に差がつかないため、走る距離が短めの方はガソリン車、長く走る方はハイブリッド車と、燃料代も含めて使い方で決めるとよいでしょう。
3
E-Four・乗車定員・色はリセールで差がつかない
E-Fourと2WDは同様のリセール率です。5人乗り・7人乗りの乗車定員とボディカラーも査定にほとんど影響しないため、使い方と好みで選んで問題ありません。
4
走行4万kmを超えると下がり方が大きい
3年落ちのシエンタでは、走行4万kmを超えると査定額の下がり方が大きくなります。売却を考えているなら、4万kmに届く前に一度査定額を確かめておくとよいでしょう。

シエンタの購入を検討している場合、ディーラーへ行く前に準備しておきたいことがあります。それは、いま乗っているクルマの査定額を把握することです。

先代170系シエンタに乗っている方は、記事内の数字より高い金額がつく可能性もあります。ほかのクルマから乗り換える方も、いまの愛車がいくらで売れるのかが決まらないと、シエンタに回せる予算が決まりません。

狙うシエンタのグレードが決まったら、いまの愛車の価値を確認しよう

条件に合うシエンタの目安がついたら、次は購入予算の確認です。ここまでのリセール率はあくまで平均値のため、いま乗っているクルマが実際にいくらになるかは、査定に出してはじめて分かります。

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いま乗っているクルマは、下取り(購入するお店に引き取ってもらう方法)より、買取(買取店に売る方法)のほうが高くなることがあります。MOTA車買取の自社調査では、下取りと買取の差は平均30.3万円でした。

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※平均30.3万円はMOTA自社アンケートによるもの。回答3,645件、2023年6月〜2024年5月。査定額・差額は車種や状態などにより異なります。/※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。/※上位3社は入札額により自動で決まります。4位以下の買取店を追加することはできますが、上位3社を除外することはできません。/※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。/※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。

トヨタ/シエンタ
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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

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監修者MOTA編集部

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