【2024年最新】ハンドルロックおすすめ人気10選！ 選び方や注意点も含めた使い方も解説

1日に平均15〜16台が被害に遭っている！ 他人事ではない車両盗難

最新の新型車にはイモビライザーやスマートキーなど、最新の防犯機能が備わっているものの、警視庁の統計では2022年に5,734件もの盗難事案が発生しています。

6万件超という2003年のピーク時に比べれば減少していますが、それでも1日に平均15〜16台のクルマが盗難被害に遭っていることになるのです。

どんなに電子的な防犯装置（イモビライザー等）が発達しても、100％盗難を防ぐことはできません。そこで、やはり物理的に車両を移動しがたくすることが重要（ハンドルやタイヤなどをガッチリと固定する等）であると同時に、オーナー自身が高い防犯意識を持つことが大切です。

ハンドルロックを装着することで、物理的な防犯とオーナーの高い防犯意識をアピールする効果が期待できます。

ハンドルロックとは？

クルマでの「ハンドルロック」には、2種類あります。1つはクルマそのものに搭載されている機能で、キーを抜いてハンドルを左右に動かすとハンドルが動かなくなるロック機構。

もうひとつは、ハンドルにあとから取り付けて使用するカー用品の2種類です。どちらも盗難防止目的で使用しますが、ここでは、カー用品のハンドルロックについて説明します。

カー用品として販売されているハンドルロックは、物理的にハンドルが動かせなくなるよう固定するためのものです。

仮に車内に侵入されても、ハンドルが動かせなければ容易にクルマを動かすことができません。

また、ハンドルロックは大きく目立つ商品が多いため、窃盗行為そのものをあきらめさせる抑止効果にも期待できます。

また、使用していない時の収納サイズも、選ぶ際の重要なポイントです。グローブボックスに収納できるほどコンパクトなもの、後部座席やトランクでなければ保管できないサイズのものなど、商品によって大きく異なります。

ただし、コンパクトに収納できても、ハンドルロックの性能が不十分だと意味がありません。収納性については、求める機能とトータルで判断しましょう。

ハンドルロックの種類

ハンドルロックには、ハンドルだけをロックするものと、ハンドル以外の場所も同時にロックできるものの大きく2種類があります。それぞれの特徴をみていきましょう。

シンプルにハンドルだけロックする

ハンドルロックの多くの商品が、ハンドルだけをロックするようになっています。

構造がシンプルなので、取り付けや取り外しが比較的簡単です。なお、ハンドルの固定方法にはさまざまあり、ダッシュボードに固定するもの、内装や床面などにひっかけて回せなくするものなどがあります。

また、ワイヤーを使用してハンドルとシートベルトのバックルを固定するタイプもあるので、目的や車内の構造に合わせて最適なものを選びましょう。

ハンドル以外の場所を複合的にロックする

ハンドルロックには、ハンドル以外の箇所にも複合的にロックをかけられる商品もあります。固定する箇所は、ブレーキペダルやシフトノブです。

ハンドルロックだけでも十分防犯性を高められますが、ハンドルしか固定されていないのでステアリング以外の操作はできてしまいます。

そこで、ブレーキやシフトノブを固定することで、クルマの移動をより困難にすることが可能です。盗難防止効果を高めたい場合は、複合的にロックできるハンドルロックを選びましょう。

ただし、取り付け作業がやや複雑になる点がデメリットです。

ハンドルロックの効果的な使い方と注意点

ハンドルロックを使用するだけでも、防犯性は大きく高まります。しかし、せっかくハンドルロックを装着するのであれば、最大限効果を高める方法で使用したいものです。

そこで、ハンドルロックをより効果的に使用するためのポイントと注意点をご紹介します。

スポークにロックをかける

ハンドルロックを使用する際は、ハンドルのスポーク部分にかかるように装着しましょう。ハンドルだけにかかる形で取り付けると、最悪の場合ハンドルを切断して取り外すことができます。

ハンドルのスポーク部分は、かなり頑丈に作られているので切断は困難です。スポークにハンドルロックをかけておけば安全性がより高まります。

車外からでも目立つように取り付ける

ハンドルロックを取り付ける際は、車外からでも目立つように取り付けましょう。ハンドルロックがついていることをアピールすることで、そもそも車内への侵入をあきらめさせることができます。

たとえ車両そのものが盗難されなくても、車内への侵入時に鍵や窓ガラスを壊されることもあるので盗難が難しいことを侵入前に認識させることが重要です。

また、できるだけ目立つ色のハンドルロックを選ぶと、より車外に強くアピールできます。

ハンドルの形状とサイズには注意

ハンドルロックを購入する際は、ハンドルのサイズや形状に合ったものを選びましょう。サイズの合わない商品を無理やり取り付けると最悪、ハンドル自体を傷めてしまうこともあります。

サイズと同様に形状の確認も重要です。直径が同じでも、スポークの太さや位置は車種によって異なります。自分のクルマに無理なく取り付けられるかを、事前に確認して購入することが大切です。

また、購入後はきちんとロックを解錠できることを確認してから取り付けましょう。万が一付属する鍵が異なっていたり、ダイヤルロックが動作しなかったりした場合、クルマを動かせなくなってしまいます。

ハンドルロックの選び方

ここまでご紹介したサイズや種類以外にも、ハンドルロックを選ぶポイントはいくつかあります。特にロック形式には鍵式とダイヤル式があり、使い勝手にも影響する重要なポイントです。

すべて希望通りの商品を探すのは困難ですが、目的や利用シーンを考慮して優先順をつけて検討しましょう。

ロック形式で選ぶ

ハンドルロックの形式には、鍵式とダイヤル式の2種類があります。

どちらも一長一短あるので、使いやすさとメリットデメリットを考慮して選びましょう。ただし、どちらの方式でも鍵そのものを破壊されてしまうと開けられてしまいます。

鍵式の場合は、ロックに鍵を使用するので基本的には鍵がない限り開けられません。一方で、鍵を持ち歩く必要があるうえ、紛失してしまうと専門業者を呼ばないと自分でも解除できなくなってしまいます。

ダイヤル式の場合は、番号さえ合わせればいいので鍵を持ち歩く必要がありません。ただし、万が一偶然にもダイヤルの数字が合ってしまうと誰でも開けられてしまいます。

また、番号がわからなくなった場合は、破壊するしか開ける方法がなくなるので注意しましょう。

機能性から選ぶ

ハンドルロックには、物理的なロック以外の機能を備えているものもあります。

無理やり解除しようとした際に警報が鳴るものや、未使用時に脱出ハンマーとして利用できるものなど付加機能の備わった商品ならより便利です。

素材から選ぶ

ハンドルロックとして販売されている商品は、基本的には破壊が困難な素材で作られています。

しかし、より高い防犯性を求める場合は、素材にこだわって選びましょう。また、太くなればそれだけ切断しにくくなります。

より切断しにくいハンドルロックを選ぶ際は、高硬度合金鋼を使用した商品を選びましょう。高硬度合金鋼は、鉄だけでなくさまざまな金属を組み合わせることで硬度を高めた素材です。

最強のハンドルロックおすすめ人気10選

ハンドルロックを選ぶ際は、さまざまなポイントから検討する必要があります。

せっかく頑丈な最強のハンドルロックを選んでも、クルマのトランクに入れっぱなしでは意味がありません。堅牢性だけではなく、普段の利用シーンや自分にあった特徴のものを選びましょう。

そこで、おすすめのハンドルロックを、使い勝手、堅牢性、機能性の観点で厳選してご紹介します。

LESTA ハンドルロック

LESTA ハンドルロックは、ダッシュボードに固定するタイプのハンドルロックです。

サイズが小型なので未使用時にはグローブボックスに収納できます。また、無理に取り外そうとするとクラクションが鳴るような形状になっているほか、脱出ハンマーとしても使用できる点もおすすめポイントです。

ただし、ハンドルとダッシュボードの形状によってはしっかり固定できないことがあるようなので、事前に確認しましょう。

HORNET ハンドルロック LH-12R

HORNET ハンドルロック LH-12Rは、ハンドル両サイドのスポークを固定できるスタンダードな形状のハンドルロックです。

スタンダードな形状なので使いやすく、また車外からも目立つ赤色を使用している点もおすすめポイントです。

ただし、使用できるハンドルサイズや形状には細かい条件があるので、購入前にしっかりとサイズを確認しましょう。

HORNET メタルワイヤー式ハンドルロック LH-3SR

HORNET メタルワイヤー式ハンドルロック LH-3SRは、ワイヤーでハンドルとシートベルトのバックルを固定するタイプのハンドルロックです。コンパクトで軽量なワイヤー式なので、持ち運びや収納に便利です。

ただし、棒状のハンドルロックに比べると切断されてしまうリスクは高いので、高い安全性を求める場合は注意しましょう。

エマーソン ハンドルロック EM-119

エマーソン ハンドルロック EM-119は、さまざまな使い方でハンドル以外にも複合的にロックをかけられます。

通常のハンドルロック時はセンターコンソールを挟み込んで固定できるほか、ブレーキペダルとハンドルを同時にロックすることもできます。

さらに、シフトノブとサイドブレーキのロックに使用することも可能です。

ただし、ハンドルのスポークをまたぐ形では装着できないため、ハンドルを切断されると外されてしまうリスクがあります。

Aaskr ハンドルロック

Aaskr ハンドルロックは、シンプルな形状で使いやすいハンドルロックです。

ハンドルロックのなかでも比較的安価に購入できるアイテムです。取り付け方法は簡単で、ハンドル上部に鍵で固定するだけです。

ただし、スポークをまたぐ形での装着はできないため、ハンドルを切断されると外されてしまいます。

HORNET ハンドルロック LH-15R

HORNET ハンドルロック LH-15Rは、鍵式で脱着のしやすいハンドルロックです。

また、ハンドルのスポークをまたぐ形で取り付けられるので、ハンドル切断による取り外しができません。

ただし、それなりの長さがあるので、車種によってはグローブボックスに収納できない可能性があります。

Felimoa ハンドルロック

Felimoa ハンドルロックには、警報機能が搭載されています。無理やり取り外そうとした際に音と光によって、周囲及び犯人に警告を発します。

また、緊急時には脱出ハンマーとしても利用できるので便利です。ただし、警報機能は電池で作動するため、定期的な電池交換が必要になります。

WANLIAN 自動車用ハンドルロック

WANLIAN 自動車用ハンドルロックは、ハンドルとブレーキを固定するタイプのハンドルロックです。

ブレーキとハンドルを同時にロックするので、高い盗難防止効果に期待できます。さらに、ダイヤルロック式なので鍵を持ち歩く必要がありません。

ただし、本体サイズは長くなるので収納場所は購入前に考えておきましょう。

Tevlaphee ハンドルロック

Tevlaphee ハンドルロックは、ブレーキを同時ロックできるようにして安全性を高めています。

クロムメッキで仕上げられた本体はスタイリッシュで、ハンドルに掛ける部分の内側には傷つけないためにやわらかい素材が取り付けられています。ただし、ハンドルロックとしてはやや高価な点がデメリットです。

インターナショナルトレーディング ハンドルロック hlock937

インターナショナルトレーディング ハンドルロック hlock937は、本体を無理に外そうとすると大音量アラームが鳴って犯人及び周囲に警告を発してくれます。警報機能付きのハンドルロックは取付時の振動で警報が鳴るものもありますが、ワイヤレスリモコンで警報のオンオフができるので取付時の誤動作の心配がありません。

また、本体の色は遠くからでも視認性のいい黄色になっているので、盗難の抑止力にも期待できます。ただし、本体、ワイヤレスリモコンともに、定期的な電池交換が必要です。

まとめ

ハンドルロックを使用すれば、たとえ車内に侵入されても盗難の被害から免れる可能性が高くなります。

しかし、せっかくハンドルロックを購入しても、普段から使用しないと意味がありません。ハンドルロックを選ぶ際は、使いやすさと堅牢性のバランスの取れた商品を選びましょう。

また、サイズ選びも重要なポイントです。小さすぎるとそもそも装着できませんが、大きすぎる場合も十分にハンドルを固定できません。

鍵の方式や収納性なども考慮して、より使いやすいハンドルロックを選んでください。