カーリースの料金・契約の仕組みがわかる! 向いている人の特徴も紹介

  • 筆者: MOTA編集部
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カーリースはリース会社によって料金が変わるだけでなく、加入するプランによってもサービス内容が異なります。この記事ではカーリースの仕組みを踏まえたうえで、向いている人・不向きな人の特徴などを解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. カーリースってどんな仕組み?
  2. カーリースのメリット
  3. カーリースを利用する際の注意点
  4. カーリースに向いている人・不向きな人
  5. カーリースの仕組みを知っておこう!

カーリースってどんな仕組み?

カーリースは契約者が選んだ車をリース会社が購入して、契約者は毎月一定の料金をリース会社に支払う仕組みになっています。

車両本体価格から、契約終了時の車の残存価格(残価)を差し引いた価格を契約月数で分割して毎月のリース料金を算出します。そのリース料金を契約者が支払うのです。

契約上、車の所有者はリース会社になりますが使用権は契約者にあります。そのためリース車であってもマイカーと同じように利用できます。

契約について

車の所有者

リース会社が購入した車を契約者に貸し出す仕組みとなっているため、車の所有者はリース会社、使用者は契約者となります。

車の売却や廃車手続きができるのは所有者のみで、使用者が勝手に売却や廃車の手続きをおこなうことはできません。

途中解約や契約内容の変更はできない

カーリースは原則、途中解約や契約内容の変更ができません。

カーリースは、利用者が希望する車をリース会社が購入して利用者に貸し出します。

途中解約をされてしまうと、残りのリース期間分の料金が支払われなくなるため、リース会社にとって大きな損害となります。このような事態を避けるために、原則途中解約は不可となっています。

とはいえ、絶対に認められないというわけではありません。途中解約が認められるのは以下のような場合です。

・全損事故や盗難に遭って車の走行が不可

・契約者が死亡

・病気や怪我で入院、海外転勤で長期間車を使用できない

一般的に途中解約は全損事故や盗難に遭った場合に認められるもので、契約者の入院や死亡、海外転勤などが途中解約として認められるかは、リース会社によって異なります。

走行距離に制限がある

リース会社によっては、走行距離に制限を設けているところもあります。

想定した走行距離をオーバーしてしまうと、車の価値が下がってしまうおそれがあるためです。万が一、走行距離を超えてしまった場合は、超過分に応じた請求が発生する可能性があります。

距離制限に縛られたくない方は、距離制限を設けていないリース会社を選ぶといいでしょう。

料金について

リース料金には月額料金には税金や自動車税が含まれています。

リース会社によって月額料金に含まれる項目は異なりますが、基本的に以下の費用が含まれています。

・車両本体価格

・自動車税

・自賠責保険料

・自動車重量税

・環境性能割

・手数料

・消費税

毎年支払う自動車税も月額料金に含まれているため、時期に応じてお金を用意する必要はありません。

契約満了時について

契約終了時には一般的に以下のような選択肢ができます。

・車がもらえる

・再契約する

・乗り換える

・返却する

4つについて解説していきます。

車がもらえる

カーリースは、契約終了時に車を返却しなければならないと思われる方も多いでしょう。

最近は、契約満了時に車がもらえるといったサービスを提供するリース会社も少なくありません。

たとえば、弊社が運営する「MOTA新車リース」では、契約満了後に車をもらうことができます。

いずれマイカーとなるので残価はもちろん、距離制限を気にする必要もありませんし、車検に通る範囲内であれば自由に車をカスタムすることもできます。

再契約(再リース)する

今までリースしていた車を再契約することができます。

再契約の場合でも、新たに残価設定をして月額料金を算出するので、残価によっては月額料金が安くなる可能性があります。

乗り換える

いろいろな車に乗りたいという方は、契約満了後に車を乗り換えることもできます。

リース会社によって契約年数は異なりますが、短期間であれば最新の車や興味のある車に乗り換えて、いろいろな車を楽しめます。

返却する

返却して契約を終了する際、手続きはリース会社がおこないます。その場合、車を原状回復した状態で返却する必要があり、費用は契約者の負担となります。

また、契約時に設定した残価よりも車の価値が下回っていた場合は、契約者が差額を支払わなければいけません。

カーリースのメリット

新しい車の乗り方として人気を集めているカーリースですが、どんなメリットがあるのでしょうか。ここからはカーリースのメリットについて紹介します。

初期費用が不要

カーローンを利用する場合、車両本体価格や税金、自賠責保険料などを支払う必要があるため、まとまった費用を用意しなければいけません。

一方、カーリースはそれらの費用が月額料金に含まれているため、初期費用が不要になります。

大きな出費を心配する必要はなく、カーライフを始められる点は大きなメリットといえるでしょう。

好きな車種を選べる

リース会社では、国産メーカーはもちろん、さまざまな車種を取り扱っている会社が多く、乗りたい車が決まっていなくても幅広い車種のなかから車を比較できます。

新車リースであれば成約後に車を製造するため、車種やグレード、オプションを自由に選択できるメリットがあります。

長期契約で月額料金が安くなる

1年や3年といった短期契約から9年や11年の長期契約など、自分のライフスタイルに合わせて契約期間を選べます。

契約期間が長いほど月額料金は安くなるため、車種によっては月々1万円代から車に乗ることができます。

オンラインで契約が完結する

多くのカーリース会社は、車選びから契約までオンラインで完結します。

車を購入する場合は複数の販売店に足を運ぶ必要がありますが、カーリースであればオンラインで車を選び、グレードやオプション、プランや契約年数を決めることができます。

車のメンテナンスをお任せできる

リース会社によっては、メンテナンスをおこなってくれるプランに加入することで、エンジンオイル交換やバッテリー交換などのメンテナンスをプロにお任せすることができます。

また、車検費用もメンテナンスプランに含まれている場合が多いので、自分で車検の手続きをする手間も省けます。

・車検基本整備費用

・法定12ヶ月点検費用

・エンジンオイル交換

・オイルフィルター交換

・ワイパーゴム交換

・エアコンフィルター交換

・クーラント交換

・ブレーキオイル交換

・ブレーキパッド交換

・最長6年間保証

・リース終了後に車がもらえる

とても充実した内容ではないでしょうか。メンテナンスは定期的に行うことで安全運転に繋がります。自分では車の管理は難しい方や定期的にメンテナンスをしたい方は、メンテナンスプランへの加入を検討しましょう。

カーリースを利用する際の注意点

先ほど、途中解約ができないことや走行距離制限があることを紹介しました。

カーリースを利用するうえでの注意点をほかにもいくつか紹介します。

カスタムができない

カーリースの所有権はリース会社にあり、契約者はリース会社から車を借りている状態となります。

そのため、返却時には車を原状回復した状態で返さなければなりません。

契約終了時に原状回復できないようなカスタマイズをおこなうと、違約金が発生する可能性があります。そのため、カスタマイズを自由に楽しむことは難しいでしょう。

しかし、リース会社によっては、契約終了時に車がもらえるプランを設けている会社もあります。

車をもらえるプランに加入していれば、返却する義務がないのでそういった制限からも解放されます。

残価精算がある

オープンエンド方式

契約時に想定した下取り価格(残価)と返却時の価格に差がある場合、契約者が差額分を支払う必要があります。これをオープンエンド方式といいます。

クローズドエンド方式

オープンエンドと比較すると月額料金は高くなりますが、残価精算は行わなくてもよい方式です。残価精算が心配という方はクローズドエンド方式を選びましょう。

カーリースに向いている人・不向きな人

ここまで、カーリースはどういった仕組みなのか、どのようなメリットがあるのかを紹介してきました。

ここからはカーリースの特徴を踏まえたうえで、どういった人が向いているのか、または不向きなのかを解説します。

当てはまる方は車を購入するより、リースするほうが向いているかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

カーリースが向いている人

まず、カーリースに向いている人の特徴を紹介します。

・毎月定額で車に乗りたい人

・短期間で車を乗り換えたい人

・車のメンテナンスが面倒と感じている人

・税金や車検の手続きの手間を省きたい人

・オンラインで契約を完結させたい人

毎月定額で車に乗りたい人

リース料には自動車税や自動車重量税、自賠責保険料、手数料などが含まれています。

さらに、メンテナンスをカバーできるプランに加入することで、車検費用やメンテナンス費用も月額料金に含むことができます。より毎月の支払いを一定にすることができるでしょう。

短期間で車を乗り換えたい人

カーリースは契約年数の選択肢が幅広く、短期間での乗り換えも可能なので、いろいろな車に乗ってみたい人にも最新の車に乗りたい人にもおすすめです。

乗り換えの手続きはリース会社が対応してくれるので、契約者は契約の手続きを極力省けます。

車のメンテナンスが面倒と感じている人

車を安全に乗るためには定期的なメンテナンスが必要になります。車のメンテナンスには、オイル交換やオイルフィルター交換がありますが、メンテナンスを怠ると車の故障に繋がります。

しかし、メンテナンスに行く手間や時間がなく、セルフメンテナンスは面倒と感じる方も多いです。

カーリースでは、メンテナンスをカバーしてくれるプランを提供しているところもあります。

加入することでメンテナンスをプロにお任せすることができます。定期的にメンテナンスをして事故や故障のリスクを軽減し、安全にカーライフを送りましょう。

税金や車検の手続きの手間を省きたい人

月額料金には自動車税が含まれるため、自分で支払いをする必要がありません。また、プランによっては車検費用も月額料金に含めることができます。

指定された工場や店舗に車を持ち込むだけなので、自分で車検工場を探したり依頼したりする手間が省けます。仕事や家事で忙しい方にも向いているでしょう。

オンラインで契約を完結させたい人

カーリースは車選びから審査、契約までをオンラインでおこなえます。

何度もディーラーや車販売店に足を運ぶ必要がないのは、カーリースならではの魅力でもあります。「対面での接客が苦手」という方にも、オンラインで完結するカーリースはおすすめです。

カーリースが不向きな人

続いてカーリースに不向きな人の特徴を紹介します。

・カスタムを楽しみたい人

・はじめから車を所有したい人

カスタムを楽しみたい人

カーリースは原状回復をした状態での返却が前提とされています。そのため、自分好みにカスタムを楽しみたい人にはカーリースは向いていません。

カスタムをすると、車の返却時に原状回復させるための費用がかかったり、原状回復できないと高額な修理費用を請求されたりする可能性があります。また、違約金が発生する可能性もあるので注意が必要です。

車をカスタムしたい方は、最後に車がもらえるリース会社を利用するといいでしょう。

はじめから車を所有したい人

契約期間中、車の所有権はリース会社となります。契約者は利用者にあたるため契約上、車は所有していません。

車を自分の名義で所有したいという方には、カーリースは不向きといえます。

カーリースの仕組みを知っておこう!

今回は、カーリースの料金や契約の仕組みに加え、メリット・デメリットなどを紹介しました。

MOTA新車リースでは契約終了後に車をもらえます。カーリースを検討される方はぜひ、MOTA新車リースをチェックしてみてください。

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商品価格に変動がある場合、または登録ミスなどの理由により情報が異なる場合があります。最新の価格や商品詳細などについては、各ECサイトや販売店、メーカーサイトなどでご確認ください。

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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