初めての中古車選びは何が大切? 事前の下準備が「愛車との出会い」のカギを握る! 中古車選びのポイント6つ

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中古車を買う際には、気をつけるべきポイントがいろいろとある。初めて中古車を買うという人にとっては、不安になることもあるかもしれない。

昔に比べれば、騙すような中古車店は減ってきているが、それでも新車と違って中古車は一物一価だけに、程度はバラバラで、しっかりと見極めないといい買い物はできないことも。そこで今回は、押さえておきたいポイントを整理してみた。

目次[開く][閉じる]
  1. 中古車の需要が最近伸びてきている!
  2. 【中古車選びのポイント1】どんなクルマが欲しいかを明確にする
  3. 【中古車選びのポイント2】車両価格だけでなく年間のコストを算出して予算を決める
  4. 【中古車選びのポイント3】相場を知って必要であれば条件や予算の見直しを図る
  5. 【中古車選びのポイント4】店を選ぶ際のポイントは対応の仕方や清潔さ
  6. 【中古車選びのポイント5】現車のチェックは最も重要!
  7. 【中古車選びのポイント6】見積もりをもらって冷静にチェックする

中古車の需要が最近伸びてきている!

最近、中古車の需要が高まっている。新型コロナや半導体不足などによる生産の滞りで新車の納期がかなり伸びていることから、すぐにクルマが欲しいという場合、中古車を選ぶのが最善策となるのが、大きな理由だ。

そのほか、クルマの品質自体が上がっていることから、中古車でもちゃんと選べば遜色ないというのもあるし、もちろん安く買えるというのもある。

【中古車選びのポイント1】どんなクルマが欲しいかを明確にする

なんとなく、安い軽自動車が欲しいといった漠然としたものではなく、メーカーや車種、年式程度は希望を明確にしておく。

そうすれば、横並びで比較する際も、いいのか悪いのか。さらに高いのか安いのかが判断しやすくなる。ただ、安い軽が欲しい程度だと軸がブレるだけ。もちろん自分が出せる予算も明確にしておきたい。

【中古車選びのポイント2】車両価格だけでなく年間のコストを算出して予算を決める

予算が無限という人はほとんどいなくて、限られた予算があるはず。ローンを組んだ場合、月々、いくら支払えるかというのは基準になるが、それだけではダメ。

クルマを維持するにはガソリン代、駐車場代、税金、メンテナンス代など、いわゆるランニングコストも必要になってくる。つまりローンの支払いだけを考えていてはカツカツになるだけ。月々の支払い、年間でかかるコストと、トータルで予算を考えることは大切だ。

【中古車選びのポイント3】相場を知って必要であれば条件や予算の見直しを図る

希望の条件と予算を明確にしたら、これらが合致するのかを次は確かめる。中古車に掘り出し物はなし、とはよく言われることで、車種、年式、グレード、走行距離などで相場は決まっている。

この相場に対して、いきなり店頭でプライスボードを見ると、これが適正価格かどうか判断つかないことがあるが、事前に調べると自分の買いたいクルマがいくらぐらいなのかわかってくるはず。

このとき、予算内に収まれば問題ないが、収まらない場合は年式を少し古いものにしたり、装備を削るなど、条件の見直しをする。予算の見直しもしかりだ。

また、探し出した物件が相場よりも安かったり、逆に高い場合はスタッフにその理由を尋ねるといい。その返答に納得できれば問題はない。

【中古車選びのポイント4】店を選ぶ際のポイントは対応の仕方や清潔さ

質問に対して、しっかりとした返答をしてくれるなど、対応の仕方は大切。慣れないと豪華なショールームなどに目を奪われるが、これらのコストも中古車価格に乗っているというのもまた事実だ。

ボロボロで散らかっているような店は避けるべきだが、ちゃんとした店は古い建物でも、きれいに整理整頓がしてあったりする。

また、複数の店を見て回ると自ずと対応の違いがわかってくることもある。今どきであれば、ネットの口コミを参考にするのももちろん有効だ。

【中古車選びのポイント5】現車のチェックは最も重要!

クルマに詳しくなくても、現車をチェックすることは大切。見ないよりは見たほうがいいし、問題点がわからなくても、雰囲気でなにかを感じることもある。中古車の程度うんぬん以前に、初めて希望のクルマに触れる場合、どんなクルマなのかを確認することもできる。

実際に座ってみたり、確認できるところは全て開ける

まず行いたいのは、実際に乗って座ってみるということ。それもすべてのシートに座って、座り心地だけでなく、周囲の状態も確認する。そしてボンネットやトランク、細かいところでは給油口など、開けられるところはすべて開けてみるのも、なにかを感じるという点では大切だ。

タイヤの減り方やシートの汚れ、下回りもチェックしたい

また裏読み的に見るといいのが、タイヤの減り方とシートの汚れ具合、さらには下回りで、これらはそれまでの使われ方の名残りが出やすい部分となる。

さらに近くで見るだけでなく、離れたところから見てみると、全体の雰囲気を感じやすい。雰囲気というのは意外に重要で、程度が悪かったり、ちゃんと補修していないようなクルマはなんだかシャンとしていないことが多い。

可能であれば試乗もすべき!

試乗については可能な限り行いたいが、車検が切れている場合は無理。それでもエンジンをかけてもらうのはできるので、お願いしてみる。この際、理由なく断られるようなら、その物件や店は避けたほうがいい。

【中古車選びのポイント6】見積もりをもらって冷静にチェックする

条件に合った、気に入った物件が見つかったら見積書をもらう。見積書には諸費用も記載されているし、ローンの支払例も載っているなど、検討素材として重要だ。

見方がわからなかったり、項目や数字に疑問がある場合は、遠慮なく質問してみよう。このときも、明確な返答がない場合は、見直したほうがいいかもしれない。また、その場で決めずに、一旦持ち帰って、冷静にチェックしてみるのもいい。その結果、問題なくて、納得できれば購入決定となる。

【筆者:近藤暁史】

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近藤 暁史
筆者近藤 暁史

男だてらに学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌の編集から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆。雑ネタを中心に、旧車、メカ、メンテナンス&レストアなどを得意とする。また、貼って効くなど、業界唯一のオカルトグッズ評論家としても活躍する。愛車は19歳のときに買ったFIAT500(ルパンのやつ)、2代目プントを6台乗り継ぐ(すべて色違い)、フィアット馬鹿一代。さらにバイクは現在稼働が4台。ひっそりとYouTube「こんどう自動車部」も進行中なので、こっそり見てみてください。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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