車中泊可能!? 人気SUVに身長180cmの男が実際に寝てチェックしてみた! 2021年の車中泊オブ・ザ・イヤーは新型ヴェゼルだ

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自由なクルマ旅のスタイル“車中泊”に注目が集まっている。しかし車中泊は、本格的なキャンピングカーがないと出来ない訳ではない。身長180cmの筆者が、2021年話題を呼んだ数々の人気SUVの荷室に寝ころび試した、各モデルの車中泊性能を改めて振り返ってみる。新型ハリアー、新型フォレスター、新型カローラクロスなど、どのクルマも工夫次第で車中泊はイケる。中でも驚いたのが、ホンダ 新型ヴェゼルだった。

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  1. 2020年から2021年にかけ矢継ぎ早に新型SUVを投入したトヨタ車の車中泊性能をチェック
  2. 四駆と水平対向エンジンがもたらす走破性が人気の「スバル フォレスター」でも車中泊は十分に可能だ
  3. 全長わずか4.3メートル級のコンパクトサイズで驚きの車中泊性能!「ホンダ ヴェゼル」

2020年から2021年にかけ矢継ぎ早に新型SUVを投入したトヨタ車の車中泊性能をチェック

2020年から2021年にかけ、トヨタからはSUVのニューモデルが続々と誕生している。

意外にも!? 新型ランドクルーザー300は車中泊が難しかった

2021年8月登場の新型「ランドクルーザー」(ランドクルーザー300)は、発売されるや納期2年以上という驚きの人気ぶりを示す大型サイズの本格四輪駆動車。広大な荷室も確保され、アウトドア派からも厚い支持を集めるモデルだ。

ただし、悪路走破性を重視したフレーム構造で、積載性やシート性能を重視したモデルのためか、車中泊に求められるフラットな荷室空間の確保はされていなかった。後席を倒しても大きな段差が生じるため、そのままでは車中泊が難しかった。

都会派に見えて車中泊もイケる! 新型ハリアー

2020年6月に登場し、こちらもいまだに納車待ちを抱える新型「ハリアー」は、アウトドアというより都会が似合うスタイリッシュなSUV。だが意外にも荷室はフラットで広く、工夫次第では大人2名の車中泊も可能だった。上級グレードに備わるオプションの調光パノラマルーフを装着すれば、空を眺めながらの仮眠も楽しめる。

最新コンパクトSUV「カローラクロス」は車中泊可能な必殺アイテムを用意

2021年9月に発売を開始した「カローラクロス」は、全長4.5メートルというコンパクトなSUVのニューモデル。荷室の床面が深く、使い勝手は良好だが、後席を倒しそのまま寝るのは不可。

しかし純正アクセサリーの「ラゲージアクティブボックス」(2万8050円・消費税込)を追加すれば、車中泊可能だ。荷室も2段式になるので、荷物の積み分けも可能という優れモノ。アウトドア派におススメしたい。

四駆と水平対向エンジンがもたらす走破性が人気の「スバル フォレスター」でも車中泊は十分に可能だ

2021年秋にマイナーチェンジを実施したスバルの人気SUV「フォレスター」は、独自の四輪駆動システムや水平対向エンジンによる走破性の高さで、アウトドア派の人気も高い1台。荷室の広さに加え、使い勝手にも配慮がなされており、車中泊派にとっても気になるところだ。

実際に後席を倒し寝ころんでみたところ、全長約4.6メートルのフォレスターは、フラットな荷室が車中泊用途にもばっちりだった。180cm以上ある荷室長に対し床面の長さが少し足らないため、荷物ですき間を埋めてエアマットを敷くなどの工夫は必要となる。

全長わずか4.3メートル級のコンパクトサイズで驚きの車中泊性能!「ホンダ ヴェゼル」

2021年に登場した新型モデルの中で、最も驚きの車中泊性能を発揮したのが、4月に登場したホンダの新型「ヴェゼル」だった。全長わずか4.3メートルほどのコンパクトなボディサイズで、クーペ風のスタイリッシュな外観デザインとするいっぽうで、後席を倒した荷室長を約190cmも確保する巧みなパッケージングに驚かされたのだ。

他の多くのSUVがそうであったように、荷室の床面は身長180cmの筆者に対し少し足らないが、例えばクーラーボックスなどを後席と前席の間の床に置いたりすればばっちり。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトがもたらす、低くフラットな後席床面もそうした際に大いに役立つ。

2021年のMOTA車中泊カー・オブ・ザ・イヤーは、ホンダ ヴェゼルで決まり

上級グレード「PLaY(プレイ)」なら、明るいグレージュの内装色と、ルーフがほぼ全面ガラス張りとなるパノラマルーフが組み合わされるので、解放感もマシマシとなる。特に車中泊派にもオススメしたい。

このように新型ヴェゼルは、コンパクトなサイズの中に工夫を凝らし、快適な車中泊を実現させるための数々のサプライズがあった。2021年のMOTA車中泊カー・オブ・ザ・イヤーは、ホンダ ヴェゼルで決まりだ!

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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