都会派SUVの新型ハリアーでも車中泊はイケる!? 身長180cmの男が実際にハリアーでチェックしてみた

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トヨタのクルマでアウトドアレジャーに向いた車種といえば、ランドクルーザーやRAV4など、タフなイメージのSUVが挙げられるだろう。それでは新型ハリアーはどうだろう。都会派のイメージが強いハリアーだが、荷室容量も十分にあり、アウトドアに出かけ車中泊を楽しんでみることだって出来る! はずだ。

そこで実際にトヨタ 新型ハリアーを用いて、身長180cmの筆者が荷室に寝ころんで検証してみることにした。ハリアーで車中泊…意外にイケます!

実際にチェック! 新型ハリアーで車中泊が出来るか実際に試してみた画像はこちら![写真26枚]

目次[開く][閉じる]
  1. 都会派SUVのハリアーだが、荷室空間には十分なスペースを確保
  2. 都会派ハリアーでアウトドアに出かけたって、いいじゃないか!
  3. 新型ハリアーの荷室で車中泊は可能!? 身長180cmの男が実際に寝てみた

都会派SUVのハリアーだが、荷室空間には十分なスペースを確保

現在、SUVが大ブームだ。そんな中、トヨタのSUVラインナップは他を圧倒する充実ぶりを誇っている。

下は1リッターターボ・5ナンバーサイズの「ライズ」から、上はフルサイズ級の本格四輪駆動車「ランドクルーザー200」(間もなくランドクルーザー300にモデルチェンジ予定)まで、サイズや用途に合わせたバリエーションも実に豊富である。

そんな充実のトヨタSUVラインナップの中で、新型ハリアーは独自の存在感を放っている。

1997年デビューの初代モデルで、世界に先駆け“プレミアムSUV”という新ジャンルを確立。その後の歴代モデルでも一貫して、都会の街並みが似合う洗練されたイメージを強調している。

逆に言えば、あまりアウトドアレジャーにはちょっと似合わない印象もある。

言われないと気付かない! 新型ハリアーとRAV4は車台やエンジンを共有する兄弟車だった

2020年6月に4代目となった現行型ハリアーは、基本的な構造を支えるプラットフォームやパワートレインなどを2019年デビューの現行型RAV4と共有しながらも、明確にキャラクターが分けられている。わざわざ言われなければ、そうした関係性など気付かないだろう。

特に現行型のRAV4は、内外装のデザインにタフなイメージを強調している。荷室空間も広く使い勝手も良好だから「アウトドアに使うならRAV4をどうぞ」というクルマからのメッセージもかなり明確。この辺りの棲み分け具合はさすがである。

都会派ハリアーでアウトドアに出かけたって、いいじゃないか!

荷室容量は確かにRAV4のほうが大きいが、ハリアーだって十分に広い

とはいえ、都会的なハリアーの佇まいに惹かれながらも、いっぽうでアウトドアの趣味を持つユーザーだって少なくないはず。RAV4ほどではないにせよ荷室空間は十分にあるから、荷物を満載して出かけるのもアリだ。

ちなみに新型ハリアーの荷室容量は、定員乗車時で409リットル、後席前倒時で1045リットルである。

なおRAV4の場合、定員時542リットル、後席前倒時で1150リットル。さらに荷室床面のデッキボードを下げれば、定員時580リットル、後席前倒時1185リットルまで容量が拡大する。やはりいざというときの積載性は、RAV4のほうが一枚上手なのは確かだ。詳しくは画像も併せてチェックして欲しい。

新型ハリアーの荷室で車中泊は可能!? 身長180cmの男が実際に寝てみた

趣味の登山や釣りなどに向かうため、早朝に目的地へ到着後車内で仮眠をとったり、キャンプ場で車中泊をしてみるケースもあるだろう。

新型ハリアーの荷室で車中泊はイケるのだろうか。身長180cmの筆者が、実際に荷室で寝ころんでみて確かめてみることにした。

トヨタ 新型ハリアーで実際に寝ころんでみた[モデル:身長180cm男性]

後席シートを倒した状態で、テールゲートから前席シート背もたれまでの長さは1805mm(トヨタ社内計測値)。床面はクルマの前に向かい斜めに高くなっているが全体にはフラットで、なかなか車中泊向きの荷室である。

ただし床面(前倒しした後席の背もたれ)自体は1800mmもなく、写真の状態でまっすぐに寝ころぶと頭が床面前端からはみ出てしまう。1805mmはあくまでも寸法上の話である。

もしまっすぐ寝ようとすれば、前席シートと後席の空間をカバンや上着、アウトドア用品などの手荷物で埋め、さらに空気で膨らむキャンプ用の厚手なインフレーターマットなどを敷く必要がある。そうしてあげれば、大人2人が就寝することも可能だ。

1人のみの車中泊なら、そこまでしなくても、写真のように斜めに眠れば問題はない。床面も凸凹が少ないから、寝袋など最小限の用意でもどうにか眠ることが出来る。運転中、ふと眠くなった時にこうして仮眠が出来るとわかっているだけで、ロングドライブの安心度は違うだろう。

もちろん先に記したような就寝用のマットを敷けば快適度はグンとアップするので、車中泊を想定した旅なら常備することをおすすめしたい。

ハリアーには、特殊な液晶を用いた調光パノラマルーフが上位グレードにオプション設定されている。お昼ご飯を食べ過ぎてちょっと眠くなったなあ、なんて時、パノラマルーフ越しに空を観ながらゴロゴロするのは、最高に贅沢な気分。都会派ハリアーでアウトドアを楽しむのは、十分にアリだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダトオル/撮影:小林 岳夫・島村 栄二・茂呂 幸正・TOYOTA]

トヨタ/ハリアー
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新車価格:
312.8万円620万円
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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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