ホンダ オデッセイ 試乗レポート(4/4)
- 筆者： 石川 真禧照
- カメラマン：原田淳
走りを楽しみたいお父さんにはおススメ
ミニバンのインプレだったが、肝心の3列シートの居住性やシートアレンジに関してはここまで触れてこなかった。
その理由として、ホンダがオデッセイユーザーを対象に調査したところ、オデッセイ購入の動機はハンドリングのスポーティさや車体の低さなどが上位に入り、居住空間やシートアレンジの優先順位が低かった。グレード別でもアブソルートとタイプMがそれぞれ40％ずつだった。
新型オデッセイのシートアレンジは2列目はラゲッジスペースにしたときに背もたれの段差があるなど、あまり使い勝手を重視していない。居住空間も狭くはないが、とくに3列目の快適性はイマイチだ。
「ミニバンは買ってもいいけど運転するのはボクだから、走りの楽しいミニバンがいい。乗り心地が多少悪くても、2、3列目が使いにくくても、運転が第一。だからオデッセイ。」と家族を説得できる“強い”お父さんに勧めたい。
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1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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