トヨタ 現行プリウスのリセール率は3年落ちで83.4%|損をしないグレード・ボディカラーはどれ?
- 筆者: MOTA編集部
トヨタ プリウス(60系)の購入を検討していると、どのグレードを選ぶか、PHEVや駆動方式をどうするかで迷いますよね。値落ちが早いという評判も気になるところです。
この記事では、月間申込数10万件(2026年3・5月)の実績を持つ「MOTA車買取」の独自データから、現行プリウスのリセール率と平均査定額を1〜3年落ち・グレード・パワーユニット・駆動方式・ボディカラー・走行距離に分解しました。どの仕様を選ぶと売却時に損をしにくいのか、購入前の判断材料としてお使いください。
1〜3年落ちのリセール率と査定額
これからクルマを買う方にとって気になるのは、数年後にいくらで売れるのかではないでしょうか。トヨタ プリウス(60系)について、走行3万km以内・修復歴なしの条件で1年落ちから3年落ちまでの平均査定額とリセール率を集計しました。
| 調査概要 | |
|---|---|
対象車種 | トヨタ プリウス(60系)2023〜2025年式・走行距離3万km以内・修復歴なし |
集計期間 | 査定日2025年8月〜2026年7月 |
集計時点 | 2026年8月 |
データ | 「MOTA車買取」の査定実績データ |
算出方法 | 1台ごとに査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込)を計算し、その平均を掲載。メーカーオプションは含まない |
リセールバリュー(値落ちのしにくさ)の意味や計算方法、なぜ車種で差が出るのかを詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
3年落ちのリセール率は83.4%、平均査定額は約304万円
| 年落ち | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
1年落ち | 約325万円 | 87.0% |
2年落ち | 約309万円 | 83.8% |
3年落ち | 約304万円 | 83.4% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)2023〜2025年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=1台ごとの査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込・メーカーオプションは含まない)の平均/年落ちは単年式で集計(3年落ち=2023年式、2年落ち=2024年式、1年落ち=2025年式)/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/走行距離は1万km刻みの区分値/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/本文中の「普通車全体の3年落ち平均84.2%」は、同じ集計期間・同じ年落ちの定義(2023年式)・走行3万km以内・修復歴なしで軽自動車を除く全車種を集計したもの。車種を横断する集計のため、プリウス単体の集計とはデータの抽出範囲が異なります
新車価格の8割強が3年後も残っている、という水準です。新車価格に対してどれだけ戻るかを示す割合をリセール率と呼びます。
同じ集計期間・同じ年落ちの定義で普通車全体を集計すると、3年落ちの平均は84.2%でした。現行プリウスの3年落ちのリセール率83.4%は、普通車全体の平均84.2%を0.8ポイント下回ります。平均的なリセール率です。
全車種を横断した順位や、ボディタイプごとの傾向はこちらにまとめています。
2年落ちから3年落ちへの下がり幅は0.4ポイント
現行プリウスの下がり方は、最初の1年とその後で大きく変わります。1年落ちから2年落ちでは3.2ポイント下がっており、2年目以降は下がり方が緩やかになります。
ただし手元の1台が今後どう下がるかを示す数値ではない点にご注意ください。
※ここに並べた金額は同じ条件のクルマの平均です。2024年式と2023年式という別の車両群を並べた比較で、同じ1台を1年間追跡したものではありません。同じ年式・同じ走行距離でも、装備や状態、売る時期によって査定額には幅が出ます。リセール率は集計する時点によっても変わります。
頭金をいくら用意できるかで選べるグレードが変わる
ここまでの数字を見て、現行プリウスを買う方向に気持ちが傾いた方もいるでしょう。次に決めるのは予算です。
ここで判断を分けるのが頭金です。ローンを組むなら月々の支払いを左右する要因の一つが頭金で、その元になるのはいま乗っているクルマの売却額です。
いま乗っているクルマを高く売るなら、複数の買取店に査定を出して金額を比べるのが確実です。
ただ、何社もとやりとりする手間はかけたくないですし、申し込んだ直後の電話ラッシュも避けたいところ。そこでおすすめなのが「MOTA車買取」です。
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※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。/※上位3社は入札額により自動で決まります。4位以下の買取店を追加することはできますが、上位3社を除外することはできません。/※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。/※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。
車種全体のリセール率の水準が分かったところで、次は自分が選ぶ仕様でどれだけ変わるのかを解説します。
グレード・パワーユニット・駆動方式別のリセール率
必要装備と価格で判断するものですが、リセール率の差も気になるのではないでしょうか。現行プリウスの2〜3年落ち・走行3万km以内について、グレード別・パワーユニット別・駆動方式別の3通りで集計しました。
グレード別比較表|「X」「G」「Z」のリセール率の差は3.0ポイント以内に収まる
| グレード | 新車価格 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|---|
X | 275万円 | 約245万円 | 89.1% |
U | 299万円 | 約242万円 | 81.0% |
G | 320万円 | 約277万円 | 86.6% |
Z | 370万円 | 約319万円 | 86.1% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)2023〜2024年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=1台ごとの査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込・メーカーオプションは含まない)の平均/新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格の中央値/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/ハイブリッド車の2WDに限定して集計しています
最も高いのは排気量1.8Lのエントリーグレード「X」で、2.0Lの上位グレード「G」「Z」がこれに続きます。上位グレード同士である「Z」と「G」の差は0.5ポイントで、新車価格が50万円違うにもかかわらずほぼ並びます。
上位グレードを選んでも、支払った金額に対する戻り方に大きな差は見られません。新車価格の差50万円に対して平均査定額の差は約42万円で、上乗せ分の8割強が戻る計算です。「X」「G」「Z」で迷っているなら、リセール率の優先度は下げて、装備と予算を中心に検討できます。
一方で、「U」だけは81.0%と離れています。「X」より新車価格が24万円高いのに、平均査定額は3万円低い。上乗せ分が売却時に戻らないグレードです。「U」はトヨタの新車サブスク「KINTO」専用のグレードで、一般販売されていません。
パワーユニット別比較|同じグレードならハイブリッドのほうが高い
| グレード | パワーユニット | 新車価格 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|---|---|
Z | ハイブリッド | 370万円 | 約319万円 | 86.1% |
Z | PHEV | 460万円 | 約323万円 | 70.2% |
G | ハイブリッド | 320万円 | 約277万円 | 86.6% |
G | PHEV※ | 390万円 | 約297万円 | 76.2% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)2023〜2024年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=1台ごとの査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込・メーカーオプションは含まない)の平均/新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格の中央値/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/2WDに限定して集計しています/※PHEVの「G」は集計対象が30件未満のため参考値です
同じグレードで並べると、PHEVのリセール率はハイブリッドを下回ります。「Z」ではハイブリッド86.1%に対してPHEVが70.2%で、15.9ポイントの差がつきました。
新車価格の差90万円に対して、平均査定額の差は約4万円。上乗せ分はほとんど戻りません。
ただし、選ぶ理由は売却額だけではありません。PHEVは電気だけで走れる分の燃料費が減ります。売却時に戻りにくいという事実を踏まえたうえで、使い方に必要かどうかで判断してください。
「PHEV Z」は補助金を含めるとリセール率は約80%
PHEVは購入時にCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の対象です。「PHEV Z」の場合、令和4年度補正・令和5年度予算では55万円が交付されています。
そこで、補助金を差し引いた実質的な負担額405万円で計算し直すと、「PHEV Z」のリセール率は約80%まで上がります。ハイブリッドの「Z」との差は15.9ポイントから6ポイント程度に縮まります。
ただしCEV補助金を受けたクルマには4年間の保有義務があり、期間内に売却する場合は事前の承認申請と補助金の返納が必要なので注意してください。補助金の55万円は新車価格460万円の約12ポイント分にあたり、現行プリウス全体の1年分の下落幅(1年落ちから2年落ちで3.2ポイント、2年落ちから3年落ちで0.4ポイント)を大きく上回ります。1年多く保有して下がる金額より返納額のほうが大きいので、保有義務が明ける4年目以降に手放すのがおすすめです。
出典:一般社団法人次世代自動車振興センター「令和4年度補正・令和5年度予算 銘柄ごとの補助金交付額」(トヨタ プリウス Z/型式6LA-MXWH61/車両登録日2022年11月8日〜2023年3月31日)および「令和7年度補正 クリーンエネルギー自動車導入促進補助金 応募要領 管理規程等」/補助金の交付額は予算年度によって異なります/保有義務期間は自家用の乗用車で普通自動車・小型自動車の場合/実質負担額は新車価格460万円から補助金55万円を差し引いて算出し、平均査定額約323万円を割って算出/PHEVの「G」は2024年10月1日発売で適用される予算年度が異なるため、実質負担額の計算は行っていません
駆動方式別比較表|「Z」「G」ではE-Fourが2WDより4〜5ポイント低い
| グレード | 2WD | E-Four | 差 |
|---|---|---|---|
Z | 86.1% | 80.7% | −5.4 |
G | 86.6% | 81.9% | −4.7 |
X | 89.1% | 79.9%※ | −9.2 |
U | 81.0% | 79.7%※ | −1.3 |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)2023〜2024年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=1台ごとの査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込・メーカーオプションは含まない)の平均/新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格の中央値/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/ハイブリッド車のみを対象に、同じグレードの2WDとE-Fourで比較しています/E-Fourの新車価格はどのグレードも2WDより22万円高い設定/平均査定額は「Z」が2WD約319万円・E-Four約316万円、「G」が2WD約277万円・E-Four約280万円/※「X」「U」のE-Fourは集計対象が30件未満のため参考値です/PHEVはE-Fourの設定がないため対象外
E-Fourを選ぶと、リセール率は2WDより下がります。E-Fourのリセール率は2WDより「Z」で5.4ポイント、「G」で4.7ポイント低くなりました。
新車価格はどのグレードでもE-Fourが22万円高い設定です。「Z」は2WDより平均査定額が約3万円低く、回収はほぼゼロです。「G」でも約3万円高いだけで、上乗せした22万円のうち戻るのは1割程度にとどまります。
とはいえ降雪地では必要な装備です。リセール率だけで判断せず、住んでいる地域と使い方で決めてください。
ボディカラー別のリセール率
好きな色を選びたいけれど売るときに損をしないか、と心配な方もいるでしょう。「Z」の2WDに限定して、トヨタ公式のボディカラー別に集計しました。
| ボディカラー | リセール率 |
|---|---|
プラチナホワイトパールマイカ | 87.5% |
アティチュードブラックマイカ | 86.5% |
アッシュ | 83.4% |
マスタード※ | 78.1% |
ダークブルー※ | 76.8% |
エモーショナルレッドII※ | 76.1% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)「Z」2023〜2024年式・走行3万km以内・修復歴なし・2WD/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/査定データの色区分をトヨタ公式のボディカラー名に対応させています/※マスタード・ダークブルー・エモーショナルレッドIIは集計対象が30件未満のため参考値です/「Z」の公式設定に存在しない色区分(各数件)はデータの誤りとして除外しています/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています
リセール率が高いのは白と黒、「アッシュ」との差は4.1ポイント
上位2色は定番色でした。「プラチナホワイトパールマイカ」と「アティチュードブラックマイカ」が並び、「アッシュ」がここから下がります。現行プリウスで最も高い「プラチナホワイトパールマイカ」と、3番目の「アッシュ」との差は4.1ポイントです。
グレードによる差が3.0ポイントだったので、色のほうがわずかに大きく出ています。
「マスタード」「ダークブルー」「エモーショナルレッドII」は下位にとどまる
残る3色は、集計対象が30件未満の参考値です。リセール率は「マスタード」が78.1%、「ダークブルー」が76.8%、「エモーショナルレッドII」が76.1%と、3色とも70%台にとどまりました。
台数が少ないため順位そのものは動く可能性があります。ただ3色そろって定番色より低いので、色にこだわりがないなら白か黒を選ぶのが無難です。
次は購入後に変わっていく要素として、走行距離で比べます。
走行距離別のリセール率と査定額
長く乗るつもりなら、距離が伸びたあとにいくら残るのかも把握しておきたいですよね。現行プリウスを1万kmごとに、走行7万kmまで集計しました。
| 走行距離 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|
〜1万km | 約314万円 | 86.0% |
1〜2万km | 約308万円 | 83.6% |
2〜3万km | 約296万円 | 81.4% |
3〜4万km | 約287万円 | 79.0% |
4〜5万km | 約278万円 | 77.3% |
5〜6万km | 約260万円 | 72.4% |
6〜7万km | 約241万円 | 68.6% |
出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:トヨタ プリウス(60系)2023〜2024年式・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=1台ごとの査定額÷新車時のメーカー希望小売価格(消費税込・メーカーオプションは含まない)の平均/区分の幅をそろえるため1万kmごとに集計し、7万kmを超える区分は掲載していません/型式で世代を判別できた車両のみを集計しています/走行距離は区分で記録されているため、「1〜2万km」は1万1kmから2万kmまでを指します/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています
5万kmまでは1万kmごとに約2ポイントずつ下がる
走行1万km以内で86.0%、4〜5万kmで77.3%でした。区分をまたぐごとの下落幅は約2ポイントで、5万kmまではほぼ一定のペースです。距離が伸びても急な落ち込みはありません。年1万km前後の使い方なら、しばらくは緩やかな下がり方が続く範囲に収まります。
5万kmを超えると1万kmあたりの下落幅が倍近くに広がる
5万kmを境に、下がり方が変わります。現行プリウスのリセール率は5〜6万kmで72.4%、6〜7万kmで68.6%まで下がります。1万kmあたりの下落幅は4.9ポイントと3.8ポイントで、5万km以前の約2ポイントから倍近くに広がっています。
ただし現行プリウスの発売は2023年1月なので、5万kmを超えているのは年2万km以上を走った車両です。年1万km前後で乗る場合の目安にはなりません。
あとは予算をどう組むかです。
まとめ
2026年8月時点の「MOTA車買取」査定実績データから、現行プリウスのリセールバリューを分析しました。要点は次の5つです。
プリウスの購入を決めたらどうする?
現行プリウスの購入が決まったら、次に決めるのは予算です。
頭金はいま乗っているクルマを売った資金で用意する方が多く、その金額が決まらないとローンの組み方も決められません。まず買取査定を受けて愛車がいくらで売れるのかを把握すれば、現行プリウスに使える予算が具体的に決まります。
なおここで挙げた数値は平均値であり、同じ条件でも査定額には幅があります。また、リセール率は集計する時点によっても変わります。現行プリウスを売ろうと考えている方は、実際に査定見積もりを依頼するのがおすすめです。
査定額を確認する手順は4ステップ
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これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

















