スズキ ジムニーシエラのリセール率は128.6%で新車超え|年式別・グレード別・AT/MTのリセール率の違いも解説

  • 筆者: MOTA編集部
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スズキ ジムニーシエラはリセール率が高いクルマとして知られています。ただ、本当にそこまで高く売れるのかは、実際の査定額を確かめたいですよね。

この記事では、月間申込数10万件(2026年3・5月)の実績を持つ「MOTA車買取」の独自データから、ジムニーシエラのリセール率と平均査定額を年式・グレード・ミッション・走行距離に分解しました。あわせて、新車を待つ場合と中古で買う場合の判断材料も整理しています。

目次[開く][閉じる]
  1. ジムニーシエラのリセール率の推移
  2. 3年落ち・5年落ち・7年落ちのリセール率・査定額
  3. グレード別のリセール率|JCとJLでリセール率はほぼ変わらない
  4. MTとATのリセール率・査定額の違い
  5. 走行距離別のリセール率・査定額
  6. 新車を待つか、中古で買うか
  7. 乗り換え予算の考え方|今のクルマのリセール率を確かめる
  8. まとめ

ジムニーシエラのリセール率の推移

はじめに、ジムニーシエラのリセール率がどう動いてきたかを解説します。年式と走行距離の条件を固定したうえで、査定月ごとの平均リセール率を集計しました。

2025年4月の101.4%を底に、2026年6月は130.8%まで上昇

2024年秋から2025年春にかけて、ジムニーシエラのリセール率は119.9%から101.4%まで下がりました。その後は反転し、2026年6月には130.8%、直近の2026年7月も128.6%に達しています

注目したいのは、この集計が年式を2021〜2023年式に固定している点です。時間が経つぶんクルマは古くなっていくため、通常であればリセール率は下がります。それにもかかわらず上昇しているので、相場そのものが押し上げられていると考えられます。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)2021〜2023年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2024年9月〜2026年7月(データの取得範囲が月途中から始まる2024年8月と、集計時点で月途中の2026年8月は除外しています)/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100。新車価格は車両本体価格で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されているため、「3万km以内」は3万キロまでの区分を指します/リセール率は集計する時点によって変動します

同じ条件でホンダ ヴェゼルは8.1ポイント下落、全車種平均は1.6ポイント下落

この上昇がジムニーシエラだけの動きなのかを確かめるため、年式・走行距離・修復歴の条件をそろえて集計しました。なお、ジムニーシエラのみ現行型に限定していますが、他の車種は世代を限定していないため、水準の絶対値ではなく1年間の変化幅を比較しています。2025年6月と2026年7月の比較です。

車種2025年6月2026年7月変化

スズキ ジムニーシエラ

107.6%

128.6%

+21.0pt

スズキ ジムニー

91.6%

98.7%

+7.1pt

トヨタ RAV4

81.9%

81.7%

−0.2pt

トヨタ ハリアー

80.1%

76.6%

−3.5pt

ホンダ ヴェゼル

90.7%

82.6%

−8.1pt

全車種平均

78.8%

77.2%

−1.6pt

トヨタ ハリアーとホンダ ヴェゼルは下落し、トヨタ RAV4と全車種平均はほぼ横ばいでした。同じ市場環境のもとで、ジムニーシエラだけが21.0ポイント上がっています。軽自動車のジムニーも7.1ポイント上昇していますが、上げ幅はジムニーシエラのほうが大きい結果です。この期間にクルマは1年分古くなっているため、ジムニーシエラの相場上昇は車種固有の動きと考えられます。ただし、この水準が今後も続くとは限りません。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:各車種の2021〜2023年式・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年6月および2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/ジムニーシエラは現行型(1.5L)に限定していますが、他車種は型式による世代の限定を行っていません/ジムニーシエラのみ新車価格を5速MTと4速ATで区別して集計しています。比較した他車種はいずれもMTの設定がないため、ミッションによる新車価格の差は生じません/リセール率は集計する時点によって変動します

3年落ち・5年落ち・7年落ちのリセール率・査定額

ここからは、実際にいくらの査定額がついているのかを解説します。走行距離は1年あたり1万kmを目安に、3年落ちなら3万km以内という形で条件をそろえて集計しました。

条件リセール率平均査定額

3年落ち・3万km以内

124.4%

約251万円

5年落ち・5万km以内

112.1%

約219万円

7年落ち・7万km以内

101.1%

約196万円

3年落ちは124.4%・約251万円で、新車価格を約2割上回る

3年落ちで走行3万km以内のスズキ ジムニーシエラは、査定額の平均が約251万円です。リセール率は124.4%なので、新車で買った価格より高い金額で売れている計算です。

なお、このリセール率の分母は各車両が新車だった当時の価格です。2025年11月の一部仕様変更で新車価格が引き上げられているため、いまの価格で購入した場合のリセール率は、この数値より低く出る可能性があります。

本記事の対照表で使った全車種平均を見ると、2026年7月時点で77.2%です。124.4%という水準がいかに高いかが分かります。

5年落ちは112.1%・約219万円

5年落ちで走行5万km以内でも、リセール率は112.1%を保っています。査定額の平均は約219万円です。3年落ちからは12.3ポイント下がりますが、それでも新車価格を1割上回る水準です。

7年落ちでも101.1%で、新車価格を上回ったまま

7年落ち・走行7万km以内でもリセール率は101.1%で、査定額の平均は約196万円です。7年乗っても当時の新車価格を上回る査定額がつくという結果でした。対照表の全車種平均(2026年7月時点で77.2%)と比べても、極めて珍しい水準です。

年式別に見ると2022年式の128.0%が最も高い

年式ごとに分けると、リセール率の高さは2022年式に集中しています。

年式リセール率平均査定額

2025年式

105.7%

約251万円

2024年式

112.6%

約239万円

2023年式

121.1%

約243万円

2022年式

128.0%

約256万円

2021年式

119.7%

約235万円

2020年式

109.5%

約213万円

2019年式

105.2%

約206万円

2022年式が最も高く、そこから新しくなるほどリセール率は下がっています。新しい年式ほどリセール率が低いのは、新車価格が段階的に引き上げられ、分母が大きくなっているためです。値上げ後の価格で購入した場合の目安は、2025年式の105.7%が近い水準になります。査定額そのものでも、2022年式が約256万円で最も高くなっています。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100。新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/各車両ごとにリセール率を算出し、その平均値を掲載しています/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されているため、「3万km以内」は3万キロまでの区分を指します/2018年式は集計対象が少ないため掲載していません/リセール率は集計する時点によって変動します

新車で買うなら、頭金をいくら用意できるかが支払い額を決める

ここまでの数値から、ジムニーシエラが手放すときに高く評価されるクルマだと分かります。リセールバリューの良さを確認して購入に前向きになった方が次に考えるのは、実際に買うときの支払い計画でしょう。

ジムニーシエラの新車価格は227万1500円から。ローンを組むなら、月々の支払いを左右するのは頭金をいくら用意できるかです。そして頭金の元になるのは、いま乗っているクルマの売却額です。

いま乗っているクルマを高く売るなら、複数の買取店に査定を出して金額を比べるのが確実です。ただ、何社もとやりとりする手間はかけたくないですし、申し込んだ直後の電話ラッシュも避けたいところ。

そこで使えるのが「MOTA車買取」です。申し込み直後に各社から電話が来ることはなく、最短3時間後にWEBで最大20社の概算額を確認できます。やりとりするのは高額査定の上位最大3社のみなので、何十社からの電話ラッシュは避けられます

※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。/※上位3社は入札額により自動で決まります。4位以下の買取店を追加することはできますが、上位3社を除外することはできません。/※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。/※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。

グレード別のリセール率|JCとJLでリセール率はほぼ変わらない

現行のジムニーシエラは「JC」と「JL」の2グレードですが、2022年式までは「JL スズキ セーフティ サポート装着車」も設定され、3種類が用意されていました。グレードによってリセールバリューがどう変わるのかを分析しました。

年式と走行距離をそろえるとJCとJLの差は0.1ポイント

経過年数を3〜4年、走行距離を3万km以内にそろえて比較した結果です。

グレードリセール率平均査定額

JC

125.2%

約255万円

JL

125.3%

約237万円

JL セーフティ サポート装着車

125.5%

約239万円

上級グレードの「JC」が125.2%、ベースグレードの「JL」が125.3%、「JL スズキ セーフティ サポート装着車」が125.5%で、3グレードの差は最大0.3ポイントにとどまりました。

装備が充実した上位グレードだから高く売れる、という関係は数値からは見えません。グレード選びはリセールバリューを基準にしなくてよい水準です。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)3〜4年落ち・走行3万km以内・修復歴なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100。新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されているため、「3万km以内」は3万キロまでの区分を指します/リセール率は集計する時点によって変動します

MTとATのリセール率・査定額の違い

ジムニーシエラは5速MTと4速ATから選べます。グレードでは差が出ませんでしたが、ミッションでは明確な差が出ました。MOTA車買取 査定実績データを、グレードと経過年数、走行距離をそろえて比較しています。

走行1〜3万kmのJCで、ATが127.4%、MTが121.5%

条件をそろえるため、グレードを「JC」に、経過年数を3〜5年に限定し、走行距離の区分ごとに比較しました。

走行距離ATMT

〜1万km

128.4%

121.2%

7.1pt

1〜3万km

127.4%

121.5%

5.9pt

3〜5万km

121.9%

115.7%

6.3pt

どの区分でもATがMTのリセール率を上回りました。走行1〜3万kmでは、ATが127.4%、MTが121.5%で5.9ポイントの差です。査定額でも、ATが約265万円、MTが約241万円で約24万円の開きがあります。

走行距離をそろえてもATが5.9〜7.1ポイント上回る

差は5.9〜7.1ポイントで、走行距離の区分が変わってもほぼ一定でした。走行距離の違いで説明できる差ではありません。

軽自動車のジムニーで同じ条件(3〜5年落ち・走行1〜3万km)を集計しても、ATが102.9%、MTが97.5%でした。軽・シエラのどちらもATのほうが高く売れる結果で、車格やオフロード志向とは関係のない傾向のようです。

新車価格が同じ5型でも、ATが査定額で約21万円上回る

2024年式まではATの新車価格がMTより約10万円高く設定されていました。新車価格の差が査定額に影響している可能性を確かめるため、MTとATが同一価格になった5型(2025年式以降)だけで再集計しました。なお2025年式には5型発売(2025年11月)より前に査定を受けた4型が一部含まれているため、リセール率ではなく査定額そのもので比較しています。

結果は、AT約267万円、MT約246万円。新車価格が同じ条件でも、ATが査定額で約21万円上回りました。ATが高く評価される傾向は、新車価格の差では説明できません。

MTも121.5%で新車価格を大きく上回っている

ATより低いとはいえ、MTのリセール率も走行1〜3万kmで121.5%です。MTを選んでも新車価格を2割上回る査定額がつくため、リセールバリューの面で不利になるわけではありません。運転したい仕様を選んで問題ないと考えられます。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)JC・3〜5年落ち・修復歴なし(5型の比較のみ2025年式以降)/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100。新車価格は各車両の年式とミッションに対応した車両本体価格で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されているため、「1〜3万km」は1万1キロから3万キロまでを指します/ミッションの記録がない車両は集計から除外しています/リセール率は集計する時点によって変動します

走行距離別のリセール率・査定額

長く乗るつもりで買う場合、走行距離が伸びたときにどれだけ価値が残るのかは判断材料になります。年式を限定せず、走行距離別に分析しました。

走行距離リセール率平均査定額

〜3万km

114.9%

約243万円

3〜5万km

112.2%

約223万円

5〜7万km

102.0%

約199万円

7〜10万km

93.6%

約183万円

10万km超

80.1%

約156万円

3万km以内は114.9%・約243万円

走行3万km以内では、リセール率114.9%、平均査定額は約243万円です。3〜5万kmでも112.2%を保っており、走行5万kmまでは新車価格を1割以上上回る水準が続きます

7万kmを超えると93.6%で新車価格を下回る

5〜7万kmでも102.0%を保っており、新車価格を下回るのは7〜10万kmの93.6%からです。ただし3〜5万kmの112.2%から5〜7万kmの102.0%にかけて10.2ポイント下落し、査定額でも約24万円下がります。つまりジムニーシエラのリセールバリューは走行5万kmのあたりで一段変わります

10万km超でも80.1%・約156万円が残る

10万kmを超えると80.1%、平均査定額は約156万円です。3万km以内との差は87万円ですが、10万km走ったクルマにも新車価格の8割が残ります。長く乗る前提で買う場合の安心材料になります。

出典:MOTA車買取 査定実績データ/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)修復歴なし・年式の限定なし/集計期間:査定日2025年8月〜2026年7月/集計時点:2026年8月/リセール率=査定価格÷新車価格(税込)×100。新車価格は各車両の年式に対応した車両本体価格で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/走行距離は区分で記録されているため、「3〜5万km」は3万1キロから5万キロまでを指します/リセール率は集計する時点によって変動します

新車を待つか、中古で買うか

ジムニーシエラを買う場合、新車を注文するか中古を選ぶかで迷う方は多いはずです。「MOTA中古車検索」の掲載在庫から中古車の販売価格を集計し、現行型の装備の違いとあわせて判断材料を整理しました。

7〜8年落ちでようやく新車より約9万円安くなる

現行型の上級グレード「JC」について、中古車の車両本体価格の中央値を経過年数ごとに集計しました。新車価格238万5900円との差も並べています。

経過年数走行距離販売価格新車との差

1〜2年落ち

1.2万km

約275万円

+36万円

3〜4年落ち

2.2万km

約283万円

+45万円

5〜6年落ち

3.7万km

約241万円

+3万円

7〜8年落ち

4.3万km

約230万円

-9万円

1〜4年落ちは新車価格を36〜45万円上回っています(3〜4年落ちが1〜2年落ちよりやや高いのは、カスタム個体の混在によるばらつきです)。5〜6年落ちでようやく新車と同水準になり、中古車が新車より安くなるのは7〜8年落ちからで、その差も約9万円にとどまります。なお上の集計から除いた登録済未使用車だけを見ると、中央値は約305万円で新車より約66万円高い水準でした。

なお上の金額は車両本体価格です。諸費用を含めた総額の中央値は、どの区分でも10万円前後上がります。

出典:MOTA中古車検索の掲載在庫/対象:スズキ ジムニーシエラ 現行型(1.5L・2018年7月〜)のグレードJC、2018〜2025年式、登録済未使用車を除く/集計時点:2026年8月/金額は車両本体価格の中央値で、諸費用は含みません/カスタムを施した車両も含まれるため、価格には施工費用が反映されている個体があります(最高額は558.0万円)/MOTA中古車検索に掲載されている在庫を対象とした集計で、中古車市場の全体を示すものではありません/販売価格は集計する時点によって変動します

中古車の強みは、納車を待たずに手に入ることとカスタム済みの個体を選べること

中古車の最大の利点は、在庫があれば納車を待たずにすぐ乗り出せる点です。新車は注文から納車までの時間が必要になりますが、中古車ならその期間がかかりません。

もうひとつの利点がカスタムです。ジムニーシエラはリフトアップやホイール、外装パーツの交換といったカスタムを施した個体が中古市場に多く流通しています。自分で費用と時間をかけずに、仕上がった状態を選べるのは中古車ならではです。

一方で、中古車は仕様を選べません。グレード、ミッション、ボディカラーは在庫にあるものから選ぶことになります。

新車の強みは、5型で追加された安全装備と仕様を自分で選べること

スズキは2025年10月15日に一部仕様変更を発表し、同年11月4日から販売しています。この5型では衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートII」に変更され、「車線逸脱抑制機能」が標準装備になりました。あわせて「アダプティブクルーズコントロール」(4AT車は全車速追従機能付き)と「後方誤発進抑制機能」(4AT車のみ)が設定されました。メーカーオプションを装着すれば「スズキコネクト」にも対応します。

つまり、2025年11月より前の中古車には、これらの運転支援機能が付いていません。高速道路を長距離走る使い方が多い場合、「アダプティブクルーズコントロール」の有無は日常の負担に直接関わります。ここは価格差だけでは判断できない部分です。

グレードとミッション、ボディカラーを自分で選べるのも新車の利点です。中古車が新車より安くなるのは7〜8年落ちからなので、待てる状況にあるなら新車を選ぶ金銭的なデメリットはほとんどありません。

5型はMTとATが同一価格。新車ならATが金銭的に有利

5型では新車価格が引き上げられ、ジムニーシエラは5MT車で約30万円、4AT車で約20万円の値上げとなりました。この結果、5MT車と4AT車が同じ価格になっています。現在の新車価格は「JL」が227万1500円、「JC」が238万5900円です。

ここでMTとATの差が意味を持ちます。同じ価格で買えるのに、手放すときの査定額はATが約21万円高くなります。運転したい仕様で選んでよいという前提は変わりませんが、どちらでもよいと考えているなら、新車ではATを選ぶほうが金銭的には有利になります。

出典:スズキ「ジムニー シエラ 価格・グレード」(2026年8月時点)/新車価格は車両本体価格(税込)で、メーカーオプション・ディーラーオプションは含みません

新車より安く買いたいなら、走行距離の多い個体を狙う選択肢はある

走行距離別のデータでは、5万kmを超えたところでリセール率が10.2ポイント落ちました。逆に言えば、5万km以内の車両は手放すときも高く評価されるため、中古車としての価格も下がりにくくなります。

新車より安く買うことを優先するなら、走行距離を多く走った個体を選ぶという方法はあります。ただし走行距離が多い個体は、購入価格が安いかわりに手放すときの査定額も下がります。5万kmを超えたクルマを選ぶ場合は、購入時に得た差額が売却時に戻ってこない前提で考えることになります。

乗り換え予算の考え方|今のクルマのリセール率を確かめる

ジムニーシエラの新車価格は227万1500円からで、中古車も選択肢に入ります。この金額を用意するうえで大きいのが、いま乗っているクルマをいくらで手放せるかという点です。

新車を注文するなら、先に査定額を確認して頭金の見込みを立てる

新車を注文する場合、納車まで時間があるので、いま乗っているクルマをすぐ手放すわけではありません。それでも査定を先に受けておく意味があります。頭金にいくら回せるのかが分かると、月々の支払いをいくらに設定できるかが決まります

ディーラーの下取り額は、商談に入るまで具体的な金額が出ないことが多いものです。買取店の査定を先に受けておけば、下取り額と比べる基準ができます。

中古を検討しているなら、査定額次第で新車も選択肢に入る

中古車を軸に考えている理由が予算であれば、先に査定を受ける価値はさらに大きくなります。いま乗っているクルマが想定より高く売れれば、中古ではなく新車が狙える可能性があります

そして新車を選べるなら、5型の運転支援機能が付き、グレードとミッション、ボディカラーを自分で選べます。すぐに乗り換える必要がないのであれば、新車のほうが納得のいく1台になりやすいはずです。査定額が分かる前に中古車で絞り込んでしまうと、この選択肢を検討せずに終わってしまいます。

スズキ/ジムニーシエラ
スズキ ジムニーシエラカタログを見る
新車価格:
227.2万円238.6万円
中古価格:
58.2万円568万円

まとめ

2026年8月時点のMOTA車買取 査定実績データから、ジムニーシエラのリセールバリューを分析しました。要点は次の5つです。

1
リセール率は1年で21.0ポイント上がった
2026年7月のリセール率は128.6%で、2025年6月の107.6%から21.0ポイント上昇しました。同じ条件でハリアーは3.5ポイント、ヴェゼルは8.1ポイント下落しています。
2
3年落ちで新車価格の124.4%がつく
3年落ち・走行3万km以内の平均査定額は約251万円、リセール率は124.4%です。7年落ち・走行7万km以内でも101.1%で、新車価格を上回ったままです。
3
グレードでリセールはほとんど変わらない
走行距離を3万km以内にそろえると、「JC」「JL」「JLセーフティサポート装着車」はいずれも125%前後で、差は最大0.3ポイントです。グレード選びはリセールバリューを基準にしなくてよい水準です。
4
リセール率はATがMTを約6ポイント上回る
走行1〜3万kmの「JC」で、ATが127.4%、MTが121.5%。新車価格が同じ5型だけで比べても査定額でATが約21万円上回るため、価格差では説明できない差です。
5
10万km超でも新車価格の8割が残る
走行3〜5万kmの112.2%に対し、5〜7万kmは102.0%です。10万kmを超えても80.1%・約156万円が残るため、長く乗る前提でも価値は残りやすいクルマです。

つまり、ジムニーシエラを買ううえで先にやるべきことは、いま乗っているクルマの査定額を確かめて、予算がどれくらいなのか把握しておくことです。

新車を注文するつもりなら、頭金にいくら回せるかが分かると月々の支払いを設計できます。中古車を軸に考えているなら、査定額が想定より高ければ新車が選択肢に入ります。中古車の販売価格は7〜8年落ちまで新車を下回らないため、待てる状況なら新車のほうが合理的です。

なお、ここで挙げた数値は平均値であり、同じ条件でも査定額には幅があります。またリセール率は集計する時点によって変わります。

査定額を確認する手順は4ステップ

愛車の査定を受けるなら、手軽に申し込めて高値を狙える「MOTA車買取」がおすすめです。

一括査定は申し込んだ直後に何社もから電話がかかってくる、という印象を持っている方が多いと思いますが、MOTA車買取はその仕組みが違います。査定の流れは、以下の4ステップです。

MOTA車買取の査定の4ステップ。1.車の情報を入力 2.最大20社がWebで入札 3.最短3時間で概算査定額を確認 4.高額査定の上位最大3社とやり取り

このとおり、申し込み直後に各社から電話が来ることはありません。最短3時間後にWEBで最大20社の概算額を確認でき、やりとりするのは高額査定の上位最大3社のみです。何十社からの電話ラッシュは避けられます。

いま乗っているクルマの価値は、買取店によって評価が変わります。在庫として欲しい店とそうでない店で、同じクルマでも金額に差が出るためです。つまり複数の買取店に競わせれば、思っていたより高い金額がつく可能性があります。その差がそのまま、ジムニーシエラの頭金に回せる金額になります。

※最大20社の結果開示と同時に、上位3社よりご連絡が入ります。/※上位3社は入札額により自動で決まります。4位以下の買取店を追加することはできますが、上位3社を除外することはできません。/※車種やお住まいのエリアによって、査定に参加する買取店が3社未満になる場合や、対象外となる場合があります。/※WEBで開示される金額は概算です。実車査定の結果によって金額が変わることがあります。

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  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

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  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

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MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

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