ホンダ 新型フィット(4代目) 徹底解説 Vol.2|5つの中から最もオススメなグレード(タイプ)をご紹介

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2020年2月14日、ホンダから新型フィットが発売された。昨年秋の東京モーターショーで先行公開された4代目モデルだ。フルモデルチェンジで何が変わったのか。カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎氏が全4回に渡って新型フィットを徹底解説する。第2回目はオススメグレードをズバリご紹介!

>>個性強めな5つのグレード! 新型フィットシリーズを画像で見比べてみる[フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 1.3とe:HEV(ハイブリッド)、実質的な価格差は約32万円
  2. モトを取るのは難しいが…ハイブリッドを選ぶ利点は他にも
  3. 最もオススメなのはどれ!? 新型フィット、5つのタイプを比較
  4. 【動画】ホンダ 新型フィットe:HEV HOME 公道試乗

1.3とe:HEV(ハイブリッド)、実質的な価格差は約32万円

ホンダ 新型フィットのグレードを選ぶ時は、まず1.3リッターガソリンエンジン(ノーマル)か、e:HEV(イー・エッチイーブイ:ハイブリッド)かを決める必要がある。

※ハイブリッド&1.3リッターガソリンエンジンの違いなど、詳細は後日Vol.4で徹底解説するので要チェック!

ハイブリッドモデルe:HEVの価格は、大半のグレードでノーマルエンジン(1.3リッターガソリン)に比べて34.98万円高い。購入時に納める環境性能割と自動車重量税の合計額は、ホーム同士の比較でe:HEVが3.08万円安いため、実質差額は約32万円だ。

ホンダ/フィット
ホンダ フィットカタログを見る
新車価格:
165.6万円274.9万円
中古価格:
14.8万円300万円

モトを取るのは難しいが…ハイブリッドを選ぶ利点は他にも

そこで実用燃費をWLTCモード、レギュラーガソリン価格を1L当たり150円と想定し、新型フィットの概算コストを出してみよう。

ノーマルの1.3リッターガソリンエンジン(WLTCモード燃費は20.2km/L)の走行コストは1km当たり7.4円。対するハイブリッドのe:HEV(28.8km/L)は5.2円だ。

e:HEVが燃料代の節約でガソリンモデルとの実質価格差を取り戻せるのは、14~15万kmを走った頃ということになる。

ノーマルのガソリンエンジンも燃費が良いため、価格差のモトを取り戻すのは困難だ。しかしe:HEVは動力性能が高く、加速も滑らかで静粛性も優れている。

予算に余裕があり、高速道路を使った長距離移動の機会が多いのであれば、性能や機能の面からe:HEVも検討してはいかがだろうか。

最もオススメなのはどれ!? 新型フィット、5つのタイプを比較

5つに分かれるグレード選びは、好みに応じて決めれば良い。

その中で迷ったらまずおススメしたいのはHOME(ホーム)だ。

Vol.1「5つのグレード(タイプ)の特徴を分析!」はこちらから

ホームの1.3リッターガソリンエンジン車の価格は171.82万円で、ベーシックに比べると16.6万円高いが、オプションのフルLEDヘッドライト(7.15万円)が標準装着され、エアコンもフルオートタイプになり、シート生地も上級化する。また、満足感は価格差以上に高い。

そして1.3リッターのホームにオプションのアルミホイール(6.6万円)とホンダコネクト&ナビ装着用パッケージ(4.95万円)を加えると183.37万円になる。

キャラの立った多彩なグレードの中から選ぶ楽しさ

これらの装備をもとから標準装着する1.3リッターのNESS(ネス)が187万7700円、CROSSTAR(クロスター)は193万8200円、LUXE(リュクス)が197万7800円だから、ホームとの価格差は意外に小さい。特にSUV風のクロスターとプレミアム感覚のリュクスは、魅力のある個性派グレードだ。

各グレードは、上下ではなく並列の関係にあるので、好みに応じて選び分けられる。新型フィットは従来と同様、実用的なコンパクトカーだが、さらに個性的なグレードを揃え、選ぶ楽しさを増したことが注目される。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:茂呂 幸正・Honda]

【動画】ホンダ 新型フィットe:HEV HOME 公道試乗

VOL.3は新型フィットの特徴的なデザインとパッケージング・居住性を徹底分析!

Vol.4はハイブリッド(e:HEV)と1.3リッターガソリンの違いを分析!

ホンダ フィット e:HEV クロスター / ホンダ フィット ホーム 主要スペック比較

車種名

フィット

フィット

グレード名

e:HEV クロスター

ホーム

価格(消費税込み)

229万円

172万円

全長×全幅×全高

4090mm×1725mm×1545mm

3995mm×1695mm×1515mm

ホイールベース

2530mm

2530mm

駆動方式

FF

FF

車両重量

1200kg

1090kg

乗車定員

5名

5名

エンジン種類

直列 4気筒 DOHC

直列 4気筒 DOHC

総排気量

1496cc

1317cc

エンジン最高出力

72kW(98PS)/6400rpm

72kW(98PS)/6000rpm

エンジン最大トルク

127Nm(13kg・m)/4500rpm

118Nm(12kg・m)/5000rpm

トランスミッション

電気式無段変速機

CVT(無段変速オートマチック)

使用燃料

レギュラー

レギュラー

燃料消費率(JC08モード燃費)

34.6km/L

22.8km/L

燃料消費率(WLTCモード燃費)

27.2km/L

20.2km/L

燃料消費率
(WLTC:市街地/郊外/高速道路モード)

27.0km/L/29.7km/L/25.8km/L

15.5km/L/21.0m/L/22.6km/L

タイヤサイズ

185/60R16

185/60R15

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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