フランスが教えてくれた、クルマとワタシのもっとカジュアルな付き合い方/新型 DS3・DS3カブリオ 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正
6速MTを操るヨロコビ! スポーツハッチ「DS3 Sport Chic」
一方で、ハッチバックモデルは165馬力の4気筒の1.6リッター直噴ターボ×6速MTの『Sport Chic』をドライブすることに。
長い間使い込まれてきたパワーユニットと言えるが、出足のトルクの豊かさはこちらの方が上手。高めのギアを選択しても、1600回転あたりの低い回転をキープしながらゆとりを持って走ることができる。
鼻先の軽さでは3気筒の軽快さが際立つものの、4気筒のモデルもハンドルは良く切れて小回りが利くし、タイトなコーナーが連続するワインディングでは、つり下げ式の3ペダルの操作がしやすく、タイヤが路面を蹴り出すトラクションも確保しやすい。
ブレーキの車速コントロール性、レスポンスに優れたエンジンの吹け上がりとなだらかな回転の落ち感、スムーズなハンドリング。それらの連携によって、いかようにでも姿勢を変えていける優れた操縦性を与えてくれる。
路面をしっかり捉えて走れる感覚はラリーフィールドで培われてきたノウハウが息づいていると感じさせる部分。改めて、このモデルがもつ走りの楽しさに心を躍らされてしまった。
DS3が教えてくれた、クルマとワタシのもっとカジュアルな付き合い方
DSの名を冠するモデルは既成の概念に囚われず独創性を吹き込む「アバンギャルド」なクルマ作りで私たちを魅了する。中でも、発売から6年以上が経過した『DS3』。クラスでいえば中核のモデルにあたるが、コンパクトなクルマにクラスレスな価値を与えるのが巧いのがフランスメーカーの強み。
DSブランドとして新たなスタートを切ったいま、今後どのような感動をもたらしてくれるのか、期待せずにはいられない。
[レポート:藤島知子/Photo:茂呂幸正]
「DS3 CABRIO Chic」(DS3カブリオ シック)[3気筒 1.2ターボ・6速AT] 主要諸元
全長x全幅x全高:3965x1715x1460mm/ホイールベース:2455mm/車両重量:1200kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:ターボチャージャー付 直列3気筒 DOHC ガソリン直噴エンジン/総排気量:1199cc/最高出力:110ps(81kW)/5500rpm/最大トルク:20.9kg-m(205N・m)/1500rpm/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/トランスミッション:6速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:19.8km/L[JC08モード燃費(フランス・UTAC測定値]/タイヤサイズ:195/55R16/メーカー希望小売価格:3,040,000円[消費税込]
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