スバル フォレスター徹底購入ガイド|スバルの人気SUVをグレードごとに装備・価格を解説
- 筆者: オートックワン 編集部
目次
目次
- スバル フォレスターの概要
- スバル フォレスターのスペック
- スバル フォレスターの改良・特別仕様車 最新情報
- スバル フォレスターのモデルチェンジ情報
- スバル フォレスターのボディサイズ
- スバル フォレスターの外装(エクステリア)
- スバル フォレスターの内装(インテリア)
- スバル フォレスターの試乗インプレッション
- スバル フォレスターの使い勝手
- スバル フォレスターのグレードとエンジン・燃費
- スバル フォレスターのボディカラー
- スバル フォレスターの価格・エコカー減税優遇額
- スバル フォレスターの維持費
- スバル フォレスターの画像ギャラリー
スバル フォレスター モデル概要
フォレスターは1997年に初代モデルがデビューしたスバルのSUVです。
それまでスバルは最初からSUVとして設計されたモデルをラインナップに持っておらず、レガシィやインプレッサをベースにSUV風の改修を施した「グランドワゴン」や「グラベルEX」というモデルを展開していました。そんな中、1997年に登場したフォレスターは、スバルで初めてSUVとして開発されたモデルだったのです。
もっともこのフォレスターも、悪路だけでなくオンロードでのスポーティな走りも重視しており、後にSTIの手によりローダウンされたスポーツモデル「S/tb-STi」が登場するなど、今でいうSUVクロスオーバーに近い性格をもっていました。
この初代モデルの後3度のフルモデルチェンジを受け、現在販売されているフォレスターは、2018年7月に発売された5代目になります。5代目フォレスターは4代目のデザインコンセプトを継承しつつ、スバルの次世代共通プラットフォームであるSGP(Subaru Global Platform)を採用、走りの質をアップさせています。
>>詳しくはコチラ:スバル フォレスター歴代モデル徹底解説|ターボが人気の初代SF系から最新SK系まで、スバルの人気SUVの歴史をひも解く
▼左から初代 / 2代目 / 3代目フォレスター
▼左から4代目 / 5代目フォレスター
スバル フォレスター 主要スペック
フォレスターの主要諸元(スペック)と価格は以下の通り。
スバル フォレスターの主要グレードとスペック | ||
---|---|---|
グレード | X-BREAK | Advance e-BOXER |
駆動方式 | AWD | |
トランスミッション | CVT(リニアトロニック) | |
価格(消費税込) | 2,916,000円 | 3,099,600円 |
全長 | 4625mm | |
全幅 | 1815mm | |
全高 | 1730mm | 1715mm |
ホイールベース | 2676mm | |
車両重量 | 1530kg | 1640kg |
乗車定員 | 5名 | |
エンジン | 水平対向4気筒 | |
排気量 | 2498cc | 1995cc |
エンジン最高出力 | 136kW(184PS)/5800rpm | 107kW(145PS)/6000rpm |
エンジン最大トルク | 239N・m(24.4kgf・m)/4400rpm | 188N・m(19.2kgf・m)/4000rpm |
モーター最高出力 | -- | 10kW(13.6PS) |
モーター最大トルク | -- | 65N・m(6.6kgf・m)/4400rpm |
燃費(JC08モード) | 14.6km/L | 18.6km/L |
スバル フォレスターの改良・特別仕様車 最新情報
現行型フォレスターは発売が2018年7月なので、比較的新しい部類といえます。限定車・特別仕様車は今のところありません。
東京オートサロン2019ではSTIコンプリートを示唆するコンセプトカーが登場
2019年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2019」では、現行型フォレスターのSTIコンプリートバージョンを示唆する車両が展示されました。
ご存知の通りSTIといえばSUBARU TECNICA INTERNATIONALの略で、スバルのモータースポーツ参戦やハイパフォーマンスパーツの開発を担う部門、並びにそのブランド名です。
現行フォレスターにもSTI仕様のアクセサリー(アルミホイール、シフトノブ、タワーバー)は用意されているものの、STI仕様のコンプリートモデルは存在しません。
今後コンプリートモデルやさらなるアクセサリーが登場する可能性もあり、その動きにも注目です。
>>詳しくはコチラ:スバルブースではSTIとコラボレーションしたフォレスターやインプレッサを展示【東京オートサロン2019】
スバル フォレスターのボディサイズ
フォレスターのボディサイズは下記のとおりです。
スバル フォレスターのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4625mm |
全幅 | 1815mm |
全高 | 1715mm |
全高(X-BREAK) | 1730mm |
ホイールベース | 2676mm |
スバル フォレスターの外装(エクステリア)
シティクロスオーバーSUVから本格SUV路線へ
フォレスターはデビュー当初、SUVとステーションワゴンの中間的な位置づけのシティクロスオーバーSUV風のエクステリアが特徴でした。当時は最低地上高の高い本格的SUVが多い中、敢えてオンロードとオフロードの両立を狙ったスポーティなデザインが新鮮に受け入れられました。
しかし、各メーカーがステーションワゴンやハッチバック車をベースにしたシティクロスオーバーSUV車を市場に投入するようになると、フォレスターのライバルが多く現れ始めます。スバル社内でも、インプレッサをベースにした「XV」を市場に投入、フォレスターと立ち位置が被る状況になりました。
そこでフォレスターは、先代にあたる4代目モデルからボディを大型化、最低地上高も高くし、本格派SUV路線へ方針転換します。メカニズム面でも悪路走破力を高めるAWD制御システムの「X-MODE」を搭載し、本格的な悪路にも余裕を持って対応できるようになりました。
>>詳しくはコチラ:スバル フォレスターの新型と旧型を比べてみた
アクティブな装いが特徴のX-BREAKとは
また4代目フォレスターから、アクティブな雰囲気を盛り上げる特別装備を施した「X-BREAK」というグレードがラインナップされています。ルーフレールやバンパー下部のオレンジに塗り分けされたパーツが特徴です。
ボディカラーは写真のクリスタルブラック・シリカのほか、クリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリックがあり、オレンジ色の加飾パーツは全カラーに共通です。
スバル フォレスターの内装(インテリア)
▼左:Advance(ブラウンレザーシートはオプション / 右:X-BREAK)
質実剛健な設計が特徴
フォレスターのインテリアは、過度な装飾や高級感を追求しない、ギアとしての使いやすさを最優先した設計が特徴です。インパネ中央のディスプレイの上にあるサブディスプレイは、先進安全・事故防止装備の作動状況などを表示します。
なお左写真のブラウンの本革シートは「Advance」グレードにオプション設定されます。これとは別にブラックの本革シートもあり、「Premium」「Advance」にオプションで装着可能です。
写真右はX-BREAKのインテリアで、車外だけでなく車内にもオレンジの加飾パーツが追加装備されます。
シートポジションなどを自動で合わせてくれるドライバーモニタリングシステムとは
フォレスターには、顔認識の技術を用いた乗員認識技術である「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」が搭載されています(グレード「Advance」に標準装備)。
事前に登録した乗員が運転席に座ると、その人に合わせてシートポジションやミラー位置、エアコン設定温度などを自動的にクルマ側で変更してくれます。システムが作動するのは、シートに座ってドアを閉める直前のタイミング。
複数の人が同じ車を運転する場合、サイドミラーなどを毎回調整する必要があるので、この煩わしさが払拭されるのは嬉しい点といえます。
スバル フォレスターの試乗インプレッション
モーターアシストの存在を必要以上に意識させないハイブリッド「e-BOXER」
フォレスターには2リッターのボクサーエンジン+モーターアシストのハイブリッド「e-BOXER」(グレード:Advance)と、2.5リッターNAエンジン(ノンターボ)という2種類のパワートレインが用意されます。
先代モデルにあったターボ、そしてMTモデルは、5代目になって廃止されました。
e-BOXERはリチウムイオン電池を採用し、発進時と加速時には主にエンジンではなく電気を使用。電気の力でグイグイ進んだり、ハイブリッドであることを強く意識させられたりするようなイメージと真逆で、「単にエンジンだけでないパワーがプラスαされている」と感じさせる自然な制御が特徴です。
この点は複数の自動車評論家が口を揃えており、ハイブリッドの加速感になんとなく抵抗があるという方にこそ、一度試乗してほしいと思います。
>>詳しくはコチラ:スバル 新型フォレスター試乗|HVモデル「e-BOXER」はターボの代わりになり得るのか?
※自動車評論家 河口 まなぶ氏による試乗レポート。
>>詳しくはコチラ:スバル 新型フォレスター 試乗|本命のハイブリッドモデルは「普通で、とてもイイクルマ」
※自動車評論家 今井 優杏氏による試乗レポート。
2.5リッターエンジン車はスペック以上の走りが楽しめる
一方の2.5リッターエンジン車は、実際のスペック以上に余裕あるパワーで「ノンターボでも十分」と感じられます。スバルの誇るCVT「リニアトロニック」もエンジンとの相性が良く、実用域での走りはかなり気持ちいい印象です。
唯一気になる点として、ワインディングなどの走行時に必要以上に高い回転を使おうとする点が指摘されています。
SGP採用で“SUVかどうか疑いたくなる”ハンドリングと乗り心地に
また5代目フォレスターから採用されたスバルの次世代プラットフォームであるSGP(Subaru Global Platform)の恩恵は大きく、「本当にSUVなの?」と言いたくなるハンドリングを獲得しています。
実はこのSGP、車高が高くハンドリング面で不利になりがちなSUVのネガを改善するために設計されたもので、まさにフォレスターへの採用でその真価が発揮されているといえます。
これにより操作に忠実なハンドリングと抜群のロールコントロールを両立、運転者にとっての気持ちよさ・乗員にとっての乗り心地が激的に進化しました。
>>詳しくはコチラ:スバル 新型フォレスター2.5L X-BREAK 試乗|乗ってわかったスペック以上の実力とは
※自動車評論家 山本 シンヤ氏による試乗レポート。
悪路走破性はやっぱり最強
悪路走破性に関しては、スバルのお家芸でもあるシンメトリカルAWDとその性能をさらに高めるX-MODEにより、急な坂やぬかるみでもなんの不安もなく突破できるようになっています。さらに前後それぞれの片輪が同時に浮いてしまうようなでこぼこ道からもスムーズに脱出できるなど、本格SUVの名前に引けを取らない性能を発揮します。
その様子は動画でお楽しみください。
>>関連記事:スバル 新型フォレスターがフジテレビの大階段を駆け抜ける!最新のAWD性能を体感せよ!
>>関連記事:SUBARU主催のゲレンデタクシーが今年も開催!ダンロップのスタッドレスタイヤでフォレスター&XVがゲレンデを駆け抜ける
スバル フォレスターの使い勝手
フォレスターの後部座席は6:4の分割可倒式となっており、シートを倒せばフルフラットな空間ができあがるので、休憩や車中泊でも便利です。
X-BREAKであれば、重い荷物を奥まで容易に押し込めるレール付きの撥水フロアが採用されるので、アウトドアギアなどを積み込むユーザーに恩恵大といえます。
荷室内には荷物固定用のフックもあります。また荷室フロア下にはトレイも用意され、細かな荷物の収納に便利です。
さらに珍しいところでは、前席のみならず後席にもUSB電源ポートがあり、スマートフォンなどの充電に便利です。
スバル フォレスターのグレードとエンジン・燃費
フォレスターのパワートレインには2リッターエンジン+モーターアシストのハイブリッド(Advance)と2.5リッターNAエンジンの2種類(Touring、Premium、X-DRIVE)があります。
このうち2.5リッターNAエンジン搭載車の3グレードは、ベーシックなTouring、LEDフロントフォグランプをはじめとする充実装備のPremium、アクティブなユーザー向けの特別装備を多数備えたX-DRIVEというグレード構成です。
最上級グレードはAdvanceとなり、ハイブリッドであるのに加えサテンメッキ仕上げのサイドミラーやAdvanceロゴ入りのメーターパネル、専用18インチアルミホイール等を装備します。
フォレスターの燃費は?
オートックワンではフォレスターのNA車の実燃費をテストしています。テストの結果は下記表のとおりです。
スバル フォレスター実燃費レポート|結果まとめ | |||
---|---|---|---|
グレード | X-BREAK | 2.0i-Lアイサイト (4代目・参考値) | 2.0XTアイサイト (4代目・参考値) |
パワートレイン | 2.5Lガソリン | 2Lガソリン | 2Lガソリンターボ |
駆動方式 | AWD(4WD) | AWD(4WD) | AWD(4WD) |
JC08モード燃費 | 14.4km/L | 16.0km/L | 13.2km/L |
実燃費:平均 | 14.7km/L | 13.4km/L | 12.8km/L |
実燃費:市街地 | 11.5km/L | 11.0km/L | 8.7km/L |
実燃費:郊外路 | 15.0km/L | 13.4km/L | 11.6km/L |
実燃費:高速道路 | 18.1km/L | 16.7km/L | 14.4km/L |
測定日 | 2018年8月 | 2018年3月 | 2017年5月 |
実燃費テストの様子は関連記事をご覧ください。
>>詳しくはコチラ:スバル 新型フォレスター 2.5リッター実燃費レポート|排気量アップはどう影響するか!?気になる燃費を徹底検証
※自動車ライター 小鮒 康一氏による記事。
※ハイブリッド車の実燃費は未検証です。
オプションパッケージ
悪路に強いフォレスターには、アウトドアでの利便性をアップさせるアクセサリーが多数用意されています。たとえば撥水加工済みのシートカバーやフロアマット、ラゲッジルームマットなどがあれば、気兼ねなく汚れた服のまま乗り込んだり、汚れた荷物を積んだりすることができます。
また夜間の荷物の積み下ろしの際に便利な荷室用ライトもあります。
一方の外装用ドレスアップパーツは、メッキ・ピアノブラック仕上げのフロントグリルやアンダーガードなど、素のフォレスターのデザインをスポイルしない控えめなパーツが多い印象です。
STIブランドのアクセサリーも
STIブランドのアクセサリーは、17 / 18インチのアルミホイール、シフトノブ、タワーバーがラインナップされます。
スバル フォレスターのボディカラー
Touring / Premium / Advance
- ホライゾンブルー・パール
- アイスシルバー・メタリック
- クリスタルホワイト・パール(+32,400円)
- セピアブロンズ・メタリック
- ジャスパーグリーン・メタリック
- ダークグレー・メタリック
- ダークブルー・パール
- クリムゾンレッド・パール(+32,400円)
- クリスタルブラック・シリカ
X-BREAK
- アイスシルバー・メタリック
- クリスタルホワイト・パール(+32,400円)
- ダークグレー・メタリック
- クリスタルブラック・シリカ
▲左からクリスタルブラック・シリカ(X-BREAK) / ホライゾンブルーパール / セピアブロンズ・メタリック
スバル フォレスターの価格・エコカー減税優遇額
フォレスターのグレードごとの価格はTouringが280.8万円~、Premiumが302.4万円~、X-BREAKが291.6万円~、Advanceが309.9万円~となっています。
フォレスターのエコカー減税対象グレードは?
フォレスターはハイブリッドのAdvanceのみエコカー減税対象となっており、取得税が40%軽減されて-31,000円、重量税が50%軽減されて-15,000円、合計46,000円の減税になります。
これに加え自動車税が50%軽減されて-19,500円となり、合計で65,500円の減額になります。
スバル フォレスターの維持費
フォレスターは先の通りハイブリッド車がエコカー減税対象となるほか、排気量も小さく燃費も良いので維持費面で有利になります。
なお燃料は全グレード共通でレギュラーガソリンです。
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