BMW 320i 新型車速報 ~3シリーズの本命が遂に登場!~
- 筆者:
BMWファン、そして3シリーズファンのみなさん、お待たせしました。
BMW 3シリーズの本命モデルがついに日本上陸を果たした。
年始に発表されたBMW328iに続いて、今回登場したのはBMW320iセダン。直列4気筒2.0リッターエンジンに、ツインパワー・ターボを組み合わせた、最高出力184ps、最大トルク27.5kgmを発揮するモデルだ。
トランスミッションは、8速ATと6速MTを用意し、注目の燃費数値はJC08モードで最高16.6km/Lを叩き出す。
ラインアップは全部で5つ。Sport、Modern、Luxury(8AT:470万円/6MT:459万円)という328iからのグレードは引継ぎながら、新たに320i(8AT:450万/6MT:439万円)と、320iSE(8ATのみ:399万円)という、お買得プライスのベースモデルも設定された。
3シリーズはご存知BMWのバックボーンとなるモデルだけに、今回の新型モデルもそれ相応の力の入れ様が注目された。自慢の走行性能は勿論のこと、新たに飛躍した燃費向上技術に多くの注目と、高い信頼を、この新型3シリーズで再度かき集めたBMW。その上、装備も極めて充実しており、誠に申し分ない。
おまけに全モデルがエコカー減税および補助金対象ということで、約30万円の優遇を受けることができるなど、明らかにライバルのプレミアムブランドをはじめ、国産のラグジュアリーモデルをも 標的に入れた価格戦略には目を見張るものがある。
BMWジャパンの、ローランド・クルーガー社長は、「2011年度では、BMWは日本国内において36,814台を販売し、ドイツプレミアムブランドではトップを記録した。これにはX3の販売が大きく起因しているが、今回の新型3シリーズも好調な出だしで、期待値は大きい。年内には、3シリーズのアクティブハイブリッドをはじめ、ディーゼルモデルも導入予定だ。その他のモデルでは6シリーズ・グランクーペもみなさんにお披露目できる」とし、BMWの攻勢からますます目が離せなくなってきた。
東京マラソンに続きまして・・・
今回の発表会でBMWは、東京マラソンに続き日本トライアスロン連合、ならびにトライアスロン日本代表への協賛を表明した。
これは「駆けぬける歓び」を理念に置くBMWのエフィシェントダイナミクス思想が、アスリート精神にも共通しているものとして、BMWが1年間パートナーシップとして支援していくというものだ。
発表会場には、トライアスロン日本代表に選考された細田雄一選手、上田藍選手と、代表監督の飯島健二郎氏が訪れ、抱負を語った。
細田選手は「8/7からはじまるロンドンオリンピックに向けて8位入賞を目標に頑張っている。目指すは金メダル」と語った。
上田選手は「北京では惨敗に終わり悔しかった。これをバネに初のメダル目指して頑張りたい」と意気込んだ。
またBMW3シリーズの印象を聞かれると、細田選手は「メチャクチャカッコ良すぎて笑っちゃいました。いつか乗りたいです」とコメントし、上田選手は「とてもカッコいい、今すぐにでも乗りたいけど、私免許もってないんです。ロンドンから帰ってきたら取りに行きたいです!」と、なんとも天真爛漫な笑顔でコメントする二人からは、余裕の表情が伺えた。
最後にローランド・クルーガー社長から、「良い成績を収めていただけたら、この320iを1年間無償でお貸し出しいたします」とのサプライズコメントに、さすがの二人も嬉しさなのか、プレッシャーなのか、驚きの表情を隠しきれない様子だった。
BMW3シリーズと同様、今シーズンの活躍を期待したい。
(TEXT:吉澤憲治)
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