クルマの暖房でAC(エアコン)をONにする必要ってあるの?【教えて!MJブロンディ】
- 筆者: 清水 草一
その疑問、MJブロンディがお答え致します!
暖房使用時にAC(エアコン)が活躍するのは、第一に除湿があります。それも、内気循環時は重要です。
日本人はエアコンを“内気循環モード”で使うケースが多いです。統計を取ったわけじゃありませんが、周囲のみんなを見ると、そういう傾向があります。
ディーゼルの排ガスは、20年前に比べると数十分の1レベルにまでクリーンになり、あの独特の臭気もそれほど気にならなくなりましたが、最近よく見かけるのは、「故障してるんでは?」と思うほど大量の煙を吐きながら走っているトラックです。恐らく経年劣化によって、燃料噴射の穴が詰まるなどして、正常な燃焼ができなくなった個体でしょうが、そういうのが1台いるともう、内気循環ボタンを押さずにはいられません。
で、一度押すとそのまま走ってしまいます。しかしそのままずーっと走っていると、気象条件によっては、ガラスの室内側が曇ってきます。ACがオンなら、これを防ぐことができます。
もうひとつの機能は、エアコン吹き出し口ごとの温度調節です。
オートエアコンでACがオン状態ならば、車内が適温まで上がった後は、足元には暖気を、頭の方にはやや涼しい風を送り出します。冬、外が寒くても日差しが強いと、陽が当たっている部分、特に上半身が暑くなりますよね?その暑い部分だけ冷ましてくれるというわけです。
車種ごとに機能の違いがありますから、全部そうだとは言えませんが、基本的にはそういう設計になっているかと思います。しかしACをオフにすると、この機能がほとんど働きません。結果として、快適な車内環境が維持できなくなるんです。
MJブロンディの「ひとりごと」
ACがオンになっていると、エンジンはコンプレッサーを回すわけですから、それで多少馬力が食われ、燃費は少し悪化します。それを嫌って、私もよくACをオフにするのですが、冬でも日差しが強い時は、必ずオンにするようにしています。
せっかくついている快適機能を使わないのも、もったいないですからね!なんせクルマ好きですから、ドライブ中の気分は重要なのでウフフフフ。
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