サイオンtC 試乗レポート(3/3)

  • 筆者: 松下 宏
  • カメラマン:オートックワン編集部/トヨタ自動車株式会社
サイオンtC 試乗レポート
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手頃なサイズでスポーティな走りが楽しめる

サイオンtC

搭載エンジンは、2.5リッター直列4気筒の「2AR-FE」型。このエンジンは、アメリカではカムリに搭載されているが、日本で販売されるクルマには搭載されていない。

また、同じ系統のエンジンである2.7リッターの「1AR-FE」型は、レクサスRXなどSUVやミニバン系のモデルに搭載されている。

パワーとトルクは、133kw/6,000rpm:232N・m/4,100rpmの実力。2.5リッター級のエンジンとしては、まずまず平均的な値だろう。

サイオンtC

試乗車には、6速MTが組み合わされていた。

2.5リッターエンジンの搭載車ということで、車両重量はちょっと重いものの動力性能は十分なレベルで、しかも6速MTとの組み合わせによってトルク感を活かした気持ちの良い走りが楽しめる。

サイオンtCを試乗して率直に感じたことは、アメリカの若年層はtCのように手頃なサイズでスポーティな走りが楽しめるパーソナルカーを選択できるのに、日本のユーザーはその選択が出来ず、ちょっとかわいそうだなということだった。

エンジンの吹け上がりも上々、6速MTのシフトフィールも満足いくものでクルマを操る楽しさが感じられる。

サイオンtC

スポーティカーらしく足回りはしっかりとした硬めのチューニングで、電動パワステのステアリングフィールはシュアで確かな手応えを感じさせた。シャシー系は国内で販売されているトヨタ車とはかなり違った印象だ。

アメリカでの販売価格は2万ドルを切っている。今のレートであれば170万円ほどで2.5リッター車が買えるのだから、この意味でもアメリカの若いユーザーがうらやましく思える。

日本ではAT車限定免許のユーザーが多いからそんなに簡単なことではないが、こういったクルマが選択肢に入ってきても良いのではないか、と感じた。

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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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