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新型車解説 2013/12/24 09:28

スズキ ハスラー(HUSTLER) 新型車解説/渡辺陽一郎(3/3)

関連: スズキ Text: 渡辺 陽一郎 Photo: スズキ株式会社/茂呂幸正
スズキ ハスラー(HUSTLER) 新型車解説/渡辺陽一郎

ますます楽しくなりそうな軽自動車の世界

スズキ ハスラースズキ ハスラー

スズキハスラーは相当に安全装備を充実させたが、唯一惜しいのはサイド&カーテンエアバッグが用意されていないこと。以前はワゴンRなどが採用していたが、オプション装着率が低いことを理由に廃止されてしまった。ホンダ「N-WGN」などは「あんしんパッケージ」に含めているから、スズキも復活させて欲しい。装着比率が低いのは、ユーザーに対するアピールが不足しているからだ。側面衝突時の安全を軽視して良いことにはならない。

グレードはA/G/Gターボ/X/Xターボの5種類を用意する。これらの内、最廉価のAにはレーダーブレーキサポートなどが備わらないので、推奨はできない。

Xと上級に位置するGの違いは、ディスチャージヘッドランプ、15インチアルミホイール、LEDサイドターンランプ付きドアミラーなどだ。機能と価格のバランスは取れているので、どちらを選んでも良いが、ディスチャージヘッドランプとチルトステアリングなどはGにもセットオプションとして6万3000円で装着できる。

スズキ ハスラー

なので一般的な推奨グレードは、G(121万1700円/CVT)のセットオプション装着車(合計すれば127万4700円)。この価格にレーダーブレーキサポートも含まれているので買い得だ。さらにアルミホイールやLEDサイドターンランプ付きドアミラーも付けたいなら、Xにグレードアップすれば良い。

そして雪道などを走る機会があるなら、前述のヒルディセントコントロールの機能が備わる4WDを積極的に選びたい。4WDの価格上昇は12万2850円。ワゴンRの11万7600円に比べて若干高いが、高機能になることを考えればむしろ割安と判断できる。

スズキ ハスラー

登坂路の多い地域のユーザーにはターボも推奨したい。価格上昇は8万4000円。スペーシアなどのターボに比べて1万円ほど価格が高まるが(装備の違いを補正してターボの単体価格を割り出した場合)、許容範囲には収まる。

なお、JC08モード燃費は、2WDで見るとアイドリングストップなどを備えたGやXが29.2km/L。ワゴンRの30km/Lには達しないが、十分に満足できる数値になる。

ターボも2WDであれば26.8km/L。燃費数値はノーマルエンジンに対して8%程度の落ち込みだ。最大トルクは52%もプラスされるので、ターボの効率もきわめて高い。必要に応じて4WDやターボを選択したい。エコカー減税は、CVT(無段変速AT)車はすべて免税になる。

ハスラーの外観を見て思い出したのは、1999年に発売されたダイハツの「ネイキッド」車名が示すようにシンプル指向の軽自動車だったが、車内は広く、見方によってはSUV風でもあった。ネイキッドはいまひとつ売れ行きが伸びなかったが、時期尚早だったのかも知れない。

スズキ ハスラー

なのでおそらくハスラーのような企画は、ダイハツ、ホンダ、日産&三菱も進行中だろう。スズキはもともとトレンドの先手を打つのが得意で(初代のアルト/ワゴンR/アルトラパン等々)、ハスラーをいち早くデビューさせたが、今後は似通ったライバル車も登場すると思われる。

2015年4月以降、軽自動車を新車で買うと軽自動車税が1.5倍の年額1万800円に引き上げられることが決まった。現時点では「新車限定」の増税だからメーカーには辛いところ。売れ行きの下降を食い止めるべく、工夫を凝らした軽自動車の開発に一層の力が入るだろう。軽自動車の世界はますます楽しくなりそうだ。小型&普通車は、海外から国内市場に目を移し、相当に頑張らないと負けてしまいますよ。

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