autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム EVタクシー普及による新しい未来のカタチ/藤島知子

自動車評論家コラム 2010/4/30 17:15

EVタクシー普及による新しい未来のカタチ/藤島知子(1/2)

Text: 藤島 知子 Photo: オートックワン編集部
EVタクシー普及による新しい未来のカタチ/藤島知子

世界初の「バッテリー交換式」EVタクシーが六本木ヒルズに登場

吉利汽車の「英国ロンドンタクシー」後継車
吉利汽車の「英国ロンドンタクシー」後継車吉利汽車の「英国ロンドンタクシー」後継車

皆さんは「ロンドンタクシー」をご存じですか?

ロンドンタクシーはその名のとおり、ロンドンで活躍しているタクシーのことですが、通称「ブラックキャブ」と呼ばれ、多くの人々に親しまれてきました。

ロンドンタクシーは伝統的な文化を重んじる英国らしさがにじみ出たかのようなクラシカルなスタイリング。歴史のある街並みに見事に溶け込み、どこかノスタルジックな趣を感じさせてくれます。

大都市の喧噪が聞こえてきそうになるのは、映画のワンシーンに頻繁に登場する「イエローキャブ」。まさに、ニューヨークの象徴的な存在といえるでしょう。

また、バンコクでは「トゥクトゥク」と呼ばれる三輪車もタクシー代わりに利用される乗り物の一種。スイスイッと小回りを利かせながら街を駆け抜けていく姿は、エネルギッシュな街の熱気が伝わってくるかのようです。

そして、我らが日本においては、他国の都市に負けないタクシーの存在があります。よく手入れされた車内、サービスの質、モラルについても定評があり、海外から訪れる観光客からも高い評価を得ています。

そんな日本のタクシーですが、じつはもうひとつ世界をリードしているデータがあります。ニューヨーク、パリ、ロンドンといった大都市の保有台数が1~2万台規模なのに対し、東京は先にご紹介した3都市の合計台数を上まわる6万台規模というから驚くばかりです。

世界初のバッテリー交換式EVタクシー(日産デュアリス)

一方で、東京のタクシーを環境の観点でみてみると、東京では一台のタクシーが一日に300kmの距離を走り、一年間で10万キロ以上の距離を走行、排出されるCO2は、100万メートルトンにのぼります。

ちなみに、都内に存在する乗用車が排出するCO2のうち、およそ20%がタクシーによるものなのだとか。近ごろは、ハイブリッドカーのプリウスを使ったタクシーをよく見かけるようになったことも、エコカー大国、日本らしい風情といえるでしょう。

しかし、ここにきて、更なるエコタクシーが登場するということで、話題を呼んでいます。それは、2010年4月末に六本木ヒルズに登場した電気自動車(EV)タクシーです。

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