ホンダ 新型ステップワゴン グレード比較(2/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:本田技研工業株式会社
ステップワゴン G/GLパッケージ/L/Li
標準系のステップワゴンにはG、GLパッケージ、L、Liの4グレードが設定されている。
このうちGはパワースライドドアが装備されないのを始め、選択できるオプション装備にも制約が多いので、普通のユーザーが選ぶには現実的なグレードではない。標準系のモデルは事実上、GLパッケージ、L、Liの3グレードから選択することになる。
GLパッケージになると、両側パワースライドドアとスライドドアイージークローザー、運転席ハイトアジャスターが標準で装備される。このため、GLパッケージではGの208万8000円に対して225万7000円と17万円ほど高くなるが、今やミニバンのパワースライドドアは常識ともいえる装備なので、最低でもGLパッケージを選ばざるを得ないだろう。
Lは、GLパッケージに対してディスチャージヘッドライト、アクティブコーナリングライト、セキュリティアラーム、スマートキー、スライドドアカーテシランプ、ハーフシェイドフロントウィンドウなどが追加され、価格は15万円ほど高い240万8000円になる。追加される装備が多いので、この15万円高の設定は妥当なところだ。
最上級グレードのLiになると、Lに対して一気に80万円も高くなる。これは最新の安全装備などが標準で付くためだが、本体価格が320万8000円(4WD車は25万円高)となると、簡単には手を出しにくい。ステップワゴンを買うのではなく、さらに上級のほかの車種を買うようなイメージになる。
具体的に追加される装備は、1列シート用サイドSRSエアバッグ&1~3列目シート用カーテンエアバッグを始め、VSA、追突軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、マルチビューカメラシステムなどの安全装備のほか、オーディオが一体になったHDDインターナビシステムも標準で用意される。
ほかにも2~3列目のシートの中央席にヘッドレストが装備されるなどの違いがあって、Lの265万8000円に対してLiは345万8000円と80万円もの価格差になるのだが、これは正直あまりにも大きな価格差である。
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