autoc-one.jp 記事・レポート 特集 イベントレポート 2000馬力!究極のランクルに超軽量化を施したロードスターも!SEMA SHOW 2016 イベントレポート

イベントレポート 2016/11/17 19:51

2000馬力!究極のランクルに超軽量化を施したロードスターも!SEMA SHOW 2016 イベントレポート(1/2)

Text: 加藤 久美子 Photo: H.kato・TOYOTA・MAZDA・NISSAN・Honda・Lexus International
2000馬力!究極のランクルに超軽量化を施したロードスターも!SEMA SHOW 2016 イベントレポート

SEMA SHOWとは?

SEMAとはSpecialty Equipment Market Associationのことで、日本語では特殊部品市場協会と訳される。

SEMA SHOWは今回で50回目となるSEMA主催の展示会のこと。日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並ぶ世界三大チューニングカーショーに位置づけられており、例年10月末~11月初旬、ラスベガス・コンベンションセンターで開催されている。

特殊部品とはいうものの、アフターマーケットの自動車用品、部品全般が対象となっており、アメリカらしい華やかで迫力のあるカスタム&チューニングカーが出展の中心。

SEMA SHOW2016イメージ

出展ブースの数はSEMA 2016では2400を超え、その規模はとてつもなく大きく、東京ドーム軽く10個分のスペースに数万点の自動車用品が展示されているといった状況だ。

筆者のiPhoneの歩数計はSEMA初日に10kmを超えていたが、それでも回れたホールは4つのうちの1つだけ。屋外展示含め、全部のブースを回るとフルマラソン並み?の距離になるといわれるほど、とにかく広い!

ちなみに、SEMAは業界関係者向けのトレードショーであるが、一般の来場者も屋外展示なら自由に見学OK。屋外だけでも200台近い最新のカスタム&チューニングカーが展示車両されており、十分に見ごたえのあるイベントとなっている。

SEMA SHOWにはGT-R・RX-7・WRXなど日本のチューニングカーも多数出展

筆者がかつてSEMAに数回訪れていた90年代後半の展示車両は、ピックアップトラックとSUVが全体の7~8割、マスタングやコルベット、ダッジバイパーなどのマッスルカーが1~2割、残りがそのほか少々、といったイメージで日本車、とくにセダン、クーペ系はほとんど見かけなかった。

それが10年ほど前から、徐々に日本車の出展が増えている。とくにアメリカで「スポーツコンパクト」呼ばれる、走り屋系の車~R32以降の歴代日産GT-R、トヨタ・スープラ、スバル・WRX(インプレッサ)、ホンダ・シビック、日産240X(日本名180SX)、トヨタ86、マツダRX-7(FD)のカスタム&チューニングカーが多数出展されている。

この傾向は2001年に第一作が公開され、日本を舞台にした作品もあるストリートレースをテーマにしたアクション映画「ワイルドスピード」(THE FAST AND THE FURIOUS)に影響されるところもあるようで、映画にたくさん登場したクールな日本車たちによって日本製「スポーツコンパクト」への注目が俄然高まったといえる。

また、もう一つの傾向としては、オートサロン同様、自動車メーカーの出展が増えていることがあげられる。かつてはビッグスリー(フォード・GM・クライスラー)だけであったSEMAへの自動車メーカー出展も今では、トヨタ、ホンダ、レクサス、マツダ、BMW、アウディにヒュンダイと毎年、その展示規模を拡大している。

来場者殺到!日本発の超ゴージャスな日産GT-R。お値段5900万円でドバイの日産ショールームに展示中

AMF-FORGEDブースの黄金に輝くGT-R

SEMAショウには日本の自動車メーカーや部品用品メーカーはもちろん、チューニング&カスタムメーカーの出展も多い。その中で今回、最も多くの来場者から写真を撮られたであろう出展車の一つがこちら。AMF-FORGEDのブースに出展されていた黄金にパワフルに輝く日産GT-Rである。メッキでもクロームでもないこの塗装は3Dメタルペイントと呼ばれるもので、ボディ表面にはエングレービングと呼ばれる立体的で繊細な彫刻がすべて手作業で施されている。

まさに芸術の域にまで高められた美しい仕上がりだが、製作したのは名古屋にあるKUHLRACING。塗料は日本カスタム界の鬼才、井澤孝彦氏が10年以上の年月をかけて完成させたオリジナル配合の塗料を使用している。

非常に美しいメタルの光沢を発色しながらも、色落ち・色褪せがなく、自動車ボディ全面はもちろんFRP、ウレタン、アルミ、ステンレスなど素材を問わず塗装できるのが特徴。塗装の上には繊細な彫刻がなんと!フリーハンドで描かれる。

エングレービングと呼ばれる技術で車のボディパネルにマスキングテープを丹念に貼り込み、菱形模様(ダイヤブロック)のデザインを行っている。センターをキッチリと出し、完璧な左右対称に心がけ井澤氏の感性で下絵を仕上げていく。塗装を含め完成までには6か月程度かかるという大作だ。

こちらのGT-Rは外観だけではなく中身も大胆なチューニングが施されており、エンジンはKUHLRACING タービンキット(GARRETT GTX3076R TWIN)の装着で800PSにまでパワーアップ。全長10メートルにも達するフルチタンマフラーも圧巻!

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2000馬力のランクル/チューニングプリウス/2ドアクーペカローラ|SEMA SHOW 2016 トヨタブース

そして、今年のSEMA SHOWのテーマはトヨタカローラが初代デビューから50周年を迎えたこともあって「PAST(過去)、PRESENT(現在)、EXTREME(究極)」とあり、ブースにはトヨタ自動車が北米で本格的に販売を開始した際に扱われたトヨタ・ランドクルーザーFJ25(1961年)や、今や世界の超ビンテージカーとなったトヨタ2000GT(1969年)、1983年発売のトヨタ・タウンエースや1997年発売の初代プリウス、そして50周年を迎えたトヨタカローラは初代から現行モデルまで11世代を展示。最新のカローラとしてアメリカ仕様の50周年特別仕様車が展示されていた。

中でも「究極」をテーマに初公開された「ランドスピードクルーザー」と「プリウスG」「カローラ・エクストリーム」はいずれも過激なスペックで、本気を出したトヨタはやっぱりすごい!と思わせるほどの究極にふさわしいぶっ飛んだスペックであった。

トヨタ ランドスピードクルーザー

・ランドスピードクルーザー

顔つきはご覧の通りランドクルーザー200だが車高はかなり下げられ、スタイルのイメージはかなり異なっている。ボディシェルも全体が交換されレーシーなものに。室内は後席がなく2座のみ、ロールケージで完全武装され、ただならぬ雰囲気を醸し出している。

車の横に掲示されたデータによると、搭載エンジンはレクサス LX570と同じ3UR-FEの5.7L V8ガソリンエンジンではあるものの、バレーボールサイズ!のギャレット製ツインターボ(GTX4718R)を装着し、最高出力は2000馬力!にまで高められている。

最高速は350km/h以上。SUVの歴史に新たなチャプターの始まりを告げる、まさに究極のSUVである。

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トヨタ プリウスG

・プリウスG

こちらは究極のプリウス。日本国内でSUPER GTに参戦中の「プリウスGT300」にインスピレーションを得て開発された、新型プリウスベースのチューニングカーである。

注目は足回りで、サスペンションはその耐久性と高品質で世界に広くファンを持つTEIN製、ブレーキはブレンボ製、レイズ製の18インチホイール+トーヨータイヤのモータースポーツ専用タイヤ プロクセス「R888」を組み合わせる。室内もレース一色。スパルコ製のステアリングホイール、バケットシート、6点式シートベルトなどを装備する。驚くべきはその、最大横加速でプリウスGは0.99をマーク。これは初代NSXとほぼ変わらない数値である。

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トヨタ エクストリーム カローラ

・エクストリーム カローラ

北米仕様の4ドアセダンボディを、大胆にも2ドアクーペにカスタムして「エクストリーム」(究極)に仕上げている。カローラ=4ドアセダンしか想像できない?日本人にしてみれば、なんとも奇異なルックスだが、アメリカ人には意外とウケていたようで、撮影のための行列もできていた。

赤とシルバーのボディカラーに赤いホイールが印象的なエクステリアデザインだが、内装はレトロなデザインなのがユニーク。フローティングセンターコンソールやJBL製のオーディオシステムを採用している。

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