近藤真彦氏インタビュー|モータースポーツジャパン2008(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村栄二
Q3 日本と欧州のモータースポーツファンの違いとは何でしょう。
最近の日本のモータースポーツファンも、ファミリーで観に来てくれるようになりましたね。例えばお父さんが子供の手を牽いて観に来るといった姿を、多く見るようになりました。
10年くらい前は特に男性だけのスポーツという意識が高かったのですが、それが近年非常に良い流れになってきました。
ヨーロッパではもともと、おじいちゃんが孫を連れてレース観戦に来たりと、親子3代に亘ってモータースポーツファンというのが珍しくない。日本もそうなって行くことを願っています。
それにはサーキットだけでは難しいし、機会も少ないだろうから、こういった気軽に来れらるイベントというものを通じて、子供たちの記憶に植え付けておく。それがいつか思い出となり、彼らの子供、そして孫へと受け継いでいってもらえたら本当にうれしい。
僕はそういうファンをこれからも作って行きたいし、大切にしていきたいです。
Q4 将来レーシングの世界を夢見る子供達へのメッセージを。
モータースポーツの世界って間口がとても狭いと思われがちですが、実はそんなことはなくて、色々な角度から参加の仕方があるんです。
レーサー、メカニック、エンジニア、そしてチームオーナーなど、色々な世界があるし、皆さんが思っているよりも意外と間口は広いです。だからモータースポーツ界へ入りたいという夢を持ったのであれば、それは是非とも諦めずに持ち続けて、色々な扉をどんどんノックして夢を叶えてもらいたいです。
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