【最速レポ】新型「スマート」海外試乗 これがスマート?3代目で4ドアモデルが復活!(1/2)

  • 筆者: 河口 まなぶ
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
【最速レポ】新型「スマート」海外試乗 これがスマート?3代目で4ドアモデルが復活!
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2015年中に日本へ導入予定の新型「スマート」、ひと足お先に海外で試乗!

メルセデス・ベンツ 新型スマートと河口まなぶ氏

今年後半に日本導入がアナウンスされている新型スマートに、ついに試乗する機会を得たので早速報告したい。

今回で3代目となる新型スマートの最大の特徴は、何といってもかつて存在した4ドア版の「forfour」が復活したことだろう。かつて存在した4ドアのforfourは、三菱 コルトとメカニズムの多くを共有するフロントにエンジンを置き前輪を駆動するモデルで、2ドアでリアにエンジンを置き後輪を駆動する「fortwo」とはコンセプトも成り立ちも別物だった。

しかし、今回のforfourはfortwo同様にリアにエンジンを置き後輪を駆動するモデルに生まれ変わり、本来のコンセプトに沿ったクルマとなった。

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今回、forfourが生まれた背景には“ルノーとの連携”がある。

既にご存知の方も多いだろうが、今回のforfourはルノーのトゥインゴとメカニズムの6~7割を共有している。先代forfourでは三菱とリソースをシェアしたわけだが、今回はルノーとリソースをシェアした。ただし今回はスマート側からの強い要望によって、リアにエンジンを置き後輪を駆動するレイアウトを採用するに至ったのだという。

3サイズは、fortwoが全長2,690mm×全幅1,660mm×全高1,550mm。対してforfourは全長が800mm長い3,490mm。つまり、fortwoのストレッチ版と考えると良い。

fortwoは先代に比べて全長が短くなって2,700mmを再び切り、一方で全幅は100mmワイドになった。特に全幅の拡大は室内空間のゆとりだけでなく、ハンドルを切った時のタイヤの切れ角アップに大きく貢献している。

事実、最小回転半径は先代の4.2mから新型ではなんと3.5mを切っており、これは初代スマートの4.1mと比べても圧倒的に小さい。ちなみにforfourでは4.3m程度なので、それでも極めて小回りが利く部類だ。

一方、forfourも三菱 コルトをベースとしていた先代から比べると全長が短く幅も狭くなっているものの、全長に対する室内の長さは77%を占めており、限られた数値の中で最大限の空間を実現している。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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