驚きの氷上性能を実現した“北海道限定”スタッドレスタイヤ「YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01」(1/2)

驚きの氷上性能を実現した“北海道限定”スタッドレスタイヤ「YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01」
YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01試乗会 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01試乗会 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とライターのマリオ高野氏 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 画像ギャラリーはこちら

あのペター・ソルベルグも「スリリング」とコメントする程、冬の北海道は危険!

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01試乗会

ヨコハマゴムから北海道限定のプレミアム・スタッドレスタイヤとして「ice GUARD Evolution iG01(アイスガード・エボリューション・アイジーゼロイチ)」が発売されました。

昨シーズン発売されたアイスガード・ファイブは「ヨコハマの最高傑作」といわれ、多くの降雪地域のユーザーから高く評価されました。このアイスガードファイブで実現した高い技術を継承しつつ、「氷上でのグリップ」をさらに際立たせた、北海道の路面にベストマッチすることを狙って開発されたスタッドレスタイヤです。

まず、「北海道限定」として販売される背景として、日本の降雪地域の冬季路面、とりわけ北海道の札幌市や旭川市などの市街地の路面は、世界的に見ても極めて特殊で厳しい状況にあるといえます。

寒くて雪が多いだけでなく、人口や観光客の多さに比例してクルマの交通量が多いので、降り積もった雪や氷の路面が常に磨かれる状況が続きます。また、昼夜の気温差が激しい(昼間の気温は高くなる日が多い)ことも相まって、昼間に少し溶けた雪が水膜となって凍結路面の表面をさらにツルツルとし、夜になると再び氷となって、毎晩にわたって路面の氷結化が進行。

雪が多い/クルマが多い/昼夜の気温差が大きいの3つの要素が世界でもっとも過酷な凍結路面をもたらしているのです。

不肖マリオ高野は愛車のインプレッサで雪上/氷上ドライブを楽しむようになってから、毎シーズン冬になると雪と氷を求めて北国をドライブしますが、北海道の市街地の路面ほど滑りやすくて恐ろしい路面は他にないことを実感します。

今どきのスタッドレスタイヤなら、奇麗な圧雪路の上ならほとんどドライ路面と変わらない感覚でグリップしてくれますが、札幌市や旭川市の道路、特に交差点では通常のブレーキポイントよりもはるか手前から減速を開始して、最高レベルの慎重さを忘れずに運転する必要があります。

氷上運転慣れしているはずの現地のタクシーでさえ、交差点への進入はマキシマムにスローダウンしますし、あのペター・ソルベルグ様も「冬の北海道はスリリングだ」とコメントしたほど。

それぐらい、北海道の凍結路面は危険度が高いのです。

驚異的な氷上グリップを実現した「ice GUARD Evolution iG01」

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01

そんなリスキーな冬の北海道を走るユーザーのために生まれたのが「ice GUARD Evolution iG01(アイスガード・エボリューション・アイジーゼロイチ)」です。

好評・高評価を得た最新鋭のアイスガードファイブと比べて、氷上制動距離は約20%も短縮。氷上での旋回タイムは約12%短縮と、驚異的な氷上グリップを実現しているから驚きです。

アイスガードファイブで実現した「スーパー吸水ゴム」にて、グリップを失う元凶である氷上のミクロの水膜を吸水し、タイヤの表面と氷そのものとを密着させることに絶大な自信を得たヨコハマゴムは、「スーパー吸水ゴム」の2大要素である「新マイクロ吸水バルーン」の数を約1.5倍に増やし、「吸水ホワイトゲル」を最大で30倍も大型化することにより、氷上のミクロの水膜除去能力をさらに向上。

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01のトレッドパターン

またトレッドパターンでは、トレッド剛性の最適化と細密配置サイプ、ジグザグエッジにより、氷をひっかく力を飛躍的にアップさせることにも成功しました。

トレッド剛性は高過ぎると圧力が一部分に集中して氷上摩擦が低下し、低過ぎると密着面は増える反面、曲げが集中して倒れ込み過多となり伝達性が低下します。そこで新パターンの「シームレスブロック」を採用することで、氷表面の接地性を高めつつ、サイプを隙間なく配置することで倒れ込みを抑制。

タイヤ1本あたり約4200本のサイプが水膜を除去して氷に密着しつつ、タイヤ1本あたり約620個のエッジが氷路面を強くひっかくことで氷上摩擦と伝達特性が大幅に向上。

「しなやかなのに強い」という、スタッドレスタイヤに求められる特性を高めることに成功したのであります。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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