驚きの氷上性能を実現した“北海道限定”スタッドレスタイヤ「YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01」(2/2)

驚きの氷上性能を実現した“北海道限定”スタッドレスタイヤ「YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01」
YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01試乗会 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01試乗会 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とライターのマリオ高野氏 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較 画像ギャラリーはこちら

目視で確認出来るほど、氷上性能の高さを実感出来る「ice GUARD Evolution iG01」

試乗は軽井沢のアイススケートリンク上で行われました。室温は5度と、通常よりもやや高めにしてリンク上のうっすらと水の膜ができる状況、すなわち冬の北海道の凍結路面とほぼ同じμが再現された状況での試乗です。

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01とiceGUARD 5にて氷上でのテスト比較

まずは従来品のアイスガードファイブから試しましたが、これでも十二分によくグリップすることを確認。舵角をあてたときのグリップ感や、制動時の食い付き感も予想以上で、パイロンスラロームでも、フルブレーキテストでも何ら不満はありません。少なくとも、あまり広くはないスケートリンク上での速度域なら100%コレでカンペキと言い切れるレベルでした。

他社のタイヤを試乗した際にも思いますが、正直なところ、スタッドなしのタイヤ(つまりスタッドレスタイヤのことなんですが)での氷上グリップ能力は、物理的にこの辺が限界なんじゃないかという気がします。あとはドライバーの意識次第で、危険な北海道の道も安全に走ることができるでしょう。

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト
YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テストYOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したプリウスで氷上テスト

しかし、アイスガード・エボリューション・アイジーゼロイチを履いたクルマに乗り換えると、「ゴムタイヤの氷上グリップにはまだまだ伸びしろがあったのか!」と衝撃を受けました。

タイヤが1回転もしないうちからステアリングの手応えが重くなっていることが実感でき、「氷ではない普通の路面の上を走ってる感」が明らかに高まるのです。

時速20kmからのフルブレーキでは、目測でのチェックながら本当に2割ほど制動距離が短くなっているうえ、ABSの作動時間が大幅に短縮していることも確認できました。タイヤが滑るとABSはいつまでも作動しっ放しで制動距離は伸びるばかりとなりますが、ABSの作動が早めに収束するということは、それだけタイヤがグリップしていることの証明でもあります。

冬の北国ドライブでは、凍結路面エリアに突入すると、まず周囲の安全を確認した上でフルブレーキを試してみて、どのぐらい滑るのかを確認することが基本ですが、アイスガード・エボリューション・アイジーゼロイチを履いた人はその時にも感動することでしょう。

北海道ユーザーへピンポイントに響くスタッドレスタイヤ「ice GUARD Evolution iG01」

YOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したVW ゴルフ7にて一般道の走行テストYOKOHAMA iceGUARD Evolution iG01を装着したトヨタ プリウスで一般道の走行テスト

気温20度ほどの乾いたアスファルト路面の上も試乗しましたが、多少速度域を上げても気になる腰砕け感はなく、ドライ路面でのフィーリングにも文句はありませんでした。

これだけ氷上グリップが良いのだから、北海道以外で暮らす人もアイスガードファイブではなく、アイスガード・エボリューション・アイジーゼロイチを選べばよいのでは?と思いましたが、氷上グリップを特化させた分、対摩耗性やノイズなど、超絶な氷上グリップと引き換えに若干ながら損なわれている性能が一部あるとのこと。

やはり、常に世界最悪のツルツル路面の上で走ることを余儀なくされる北海道ユーザーにピンポイントで最適となる製品であるようです。 (北海道のヨコハマコンセプトショップのみでの販売)

これから北海道で運転を始める人や、冬の北海道の道を走るのに不安を抱えている人はもちろん、長年にわたり北海道で腕を磨いてこられたベテランドライバー諸兄には、まさに鬼に金棒。せっかくの「北海道限定」ですから、北海道の皆さんのために誕生したより高いレベルの安全性を享受してほしいものであります。

北海道の皆さんが羨ましく思えたマリオでありました。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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