横浜ゴム 「ADVAN Sport V105」海外試乗レポート/河口まなぶ(2/2)

横浜ゴム 「ADVAN Sport V105」海外試乗レポート/河口まなぶ
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最大の特徴は、“マトリックス・ボディ・プライ”

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そんな「ADVAN Sport V105」最大の特徴は、“マトリックス・ボディ・プライ”と呼ばれる構造を採用したこと。この構造をショルダー部分に採用することによって剛性を高め、大幅な性能向上を図っている。

実際に走らせるとまず、乗った瞬間から「V103」を凌ぐしっかりとした頼もしいフィーリングが得られていることに気づく。明らかに以前よりも骨太になっており、とにかくタイヤ全体からしっかり感が漂っている。

その一方で、路面にしなやかに吸い付く感覚や衝撃を見事にいなして和らげる感覚も持っており、「V103」より1ランク上の印象を受けたのだった。

もちろんアドバンスポーツの名に恥じないスポーツ性能も手に入れている。試乗会ではメルセデス・ベンツSLやCLSでそれを試したが、比較的重量級のハイパフォーマンスカーであるそれらの走りを確実に支えていたのが印象的だった。しかも、スポーツ性を満足させる操舵に対するレスポンスの良さがある一方で、低転がりをも意識するため、スロットルオフでの転がりも滑らかに感じた。

またコース内ではウェットでの旋回やブレーキ等における「V103」との比較試乗も行った。これに関しては当然あらゆる面で「V103」を凌いでおり、安心してパフォーマンスを堪能できるタイヤだということがわかった。

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性能向上だけでなく、それを“伝える手段”が増している

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さらにスペシャルプログラムとして、元F1ドライバーの片山右京さんによる同乗走行が行われた。アウディR8のV10に「V105」を履かせての走行は圧巻のひと言。1日に40~60周しても、全く音を上げるようなことはなかった。

様々なテストを通して痛感したのは、「V103」に比べて高いグリップ性能を確保しているのはもちろんなのだが、それ以上にグリップ等の変化や推移がしっかりと伝わってくること。つまり性能向上だけでなく、それを“伝える手段”が増したことが高評価の部分だ。またスポーツ性能が高いのは当然なのだが、あらゆるシーンで明らかにV103よりしなやかで快適な感覚を有していること。これも特筆すべき部分だろう。

それはつまり、相当にトレーニングを積んで鍛え上げられたからこその感覚。単にしっかり感が出ただけでなく、鍛えたからこそしやなかさが生まれ、結果として豊かさや上質な感覚が宿ったといえるのだ。

その印象はまさに“大人のスポーツタイヤ”と呼ぶに相応しいもの。名だたる欧州メーカーが採用する理由は、そこにある。そう感じた試乗会だった。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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