トヨタ、右折時の直進車や歩行者との事故低減の為の公道走行実験を実施

右折時衝突防止支援システム歩行者横断見落とし防止支援システム

トヨタは、高度道路交通システム(ITS)技術を活用して交通事故低減を目指す、「インフラ協調による安全運転支援システム」開発の一環として、警察庁が推進している実証実験に参画し、2012年3月より、愛知県の豊田市で公道走行実験を実施する。

今回、公道走行実験を行うシステムは、従来の光ビーコンを通じて所定のポイントで情報提供されるシステムを進化させたもので、総務省より2011年12月にITS向け周波数として割り当てられた700MHz帯の電波を利用する。

車両に搭載したセンサーでは検出困難であった、「右折車の死角に入った対向直進車」や「横断中の歩行者」を、路側に新たに設置したセンサーで検知し、その情報を新設した路側無線装置から700MHz帯の電波を用いてドライバーに提供。交差点事故の主な原因となっている認知ミスを防止しようとするもの。

トヨタはこれまでも、究極の目標である「交通死傷者ゼロ」を目指し、より安全な車両・技術開発を進めてきており、今回の公道実験を「2018年までに交通事故死者数2,500人以下」という政府目標の実現に向けた取り組みの一つとして位置付けている。

トヨタでは今回の公道実験を通じ、様々な運転状況でのドライバーの運転行動データを収集、分析することによりインフラ協調システムによる事故低減効果を予測、当該システムの開発に活かしていきたいと考えているという。

今後は、音声やディスプレイでの情報提供に加えてドライバーへの警報や車両の減速・停止といった「インフラ協調による介入制御」等への発展を視野に入れたシステムの開発につなげていく予定としている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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