東風日産、自主ブランド「ヴェヌーシア」の量産車「D50」を広州モーターショーで公開

日産の現地合弁会社、東風汽車有限公司の乗用車事業部である「東風日産乗用車公司」は21日、広州モーターショーで自主ブランド「ヴェヌーシア（英語名：VENUCIA、中国名：啓辰）」の2012年上半期に発売される最初の量産車「D50」を公開しました。

「D50」は中級セダンで、東風日産の開発部門である「東風日産テクニカルセンター」で開発された。

同車は、ヴェヌーシアブランド全体のデザインテーマとなる、鳥が羽を広げ今にも飛び立とうとしている姿をイメージした「羿（飛翔）」を体現するとともに、「本格的なセダンらしさ」、「立派さ」、「信頼性」をキーワードに「頼もしく堂々とお客さまの近くにいながら親しみがあるクルマ」と感じて頂くことを目指した。

東風日産の総経理である松元史明は、

「『D50』を今回の広州モーターショーで披露できたことを誇りに思います。量産車も完成し、販売店との契約は予定を上回るペースで進んでいます。中国のお客さまのカーライフをより充実させるために、2012年上半期の投入に向けて、準備を加速させていきます。」

と述べた。

2012年上半期の「D50」の発売時には、ヴェヌーシアの専売店舗数は100店になる予定で、既に深圳市に旗艦店を完成させ、トレーニングを始めている。ヴェヌーシアディーラーは、既存の東風日産ディーラーとアフターサービスの一部を共用する予定で、最高の品質とサービスを提供していくという。

東風日産では、ヴェヌーシアブランドで5モデルを2015年までに投入し、250店舗体制で年間30万台の販売台数を目指す。

ヴェヌーシアは、古代ローマ語で「金星（ヴィーナス）」を意味する。ロゴに描かれた5つの星は、同ブランドが果たす「未来を切り開く」「お客さまを尊重する」「価値を創造する」「最善を求めて実行する」「世界に通用する品質を達成する」という5つの約束を表現している。