日産、リーフがユーロNCAPで安全性能の最高ランクを獲得
日産自動車は、100%電気自動車「日産リーフ」が25日、ヨーロッパ新車アセスメントプログラム:ユーロNCAP(欧州の安全性能総合評価)の安全性能において厳しい衝突テストをクリアし、最高ランクを獲得したと発表した。
今年2月には、コンパクトクロスオーバーのジュークがユーロNCAPの5つ星を獲得しており、リーフは日産が本年欧州で獲得した2車種目の5つ星となった。
5つ星の最高ランクの獲得は、電気自動車として初となる。
欧州カー・オブ・ザ・イヤーとワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「日産リーフ」は、成人乗員保護における安全性能で89%、幼児乗員保護性能で83%という高い安全性評価を受けた。
また、車両横滑り防止装置やスピードリミッターなど車載安全支援システムにおいても、84%の評価を、さらに歩行者安全性に関しても65%というスコアを獲得した。
日産インターナショナル社の商品企画副社長でありゼロ・エミッションビジネスユニットを率いるピエール ロアンは、「『日産リーフ』が、厳しい安全性能試験のもと最高ランクを獲得したことで、この車両に投入された技術力の高さが証明された。また、この100%電気自動車は、毎日使用するファミリーカーとしてぴったりのクルマである。『日産リーフ』は、広さ、実用性、性能などあらゆる面で同クラスの内燃機関車両に匹敵するだけではなく、走行時の安全性が最も高いクルマのひとつである。」とコメントした。
ユーロNCAPのミヒャエル ファン ラティンゲン事務局長は、「EVが、従来のクルマと同等の安全性レベルを達成することを、『日産リーフ』が証明した。このようなクルマが欧州市場における次世代の新たな基準を創るのである。」と述べた。
「日産リーフ」の安全性評価試験では、前面衝突、側面衝突、側面ポール衝突、頸部傷害評価に関して、ユーロNCAPの手順に従い実施さた。
フロア下の特別なコンパーメントに搭載された48個のリチウムイオンバッテリーモジュールは、安全性評価試験のあらゆる衝撃をクリアした。
日産の車両設計/開発担当VPであるジェリー ハードキャッスルは、「私たちは、この安全性評価試験の結果には驚いていない。『日産リーフ』は、私たちが今まで作ってきたどのクルマよりも多くの試験を行ってきた。オフセット衝突や側面衝突テストに加え、衝突の際に電気関係の安全システムが意図した通りに作動するようにあらゆるテストしてきた。」と述べた。
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