スマート、国内初となるマルチ交通シェアリングサービスの社会実験に参加
メルセデス・ベンツ日本は、NPO法人柏の葉キャンパスシティITコンソーシアムが実施する国内初のマルチ交通シェアリングサービスの社会実験に参加すると発表した。
都市交通のCO2 排出量削減や利便性向上等を目指し、「柏の葉・流山 いろんな乗り物 街乗り!シェアリング」として、千葉県柏市および流山市のつくばエクスプレス沿線エリアで6月8日より7月5日までの約1ヵ月間、100名の一般モニターを募り、エリア内5ヵ所のポートで実施する。
電気自動車をはじめとするエコカー、電動バイク、自転車のシェアリングサービスとオンデマンド対応型のポート送迎コミューターを統合運用し、多様な次世代モビリティを利用者が目的に応じて使い分けることのできる、日本初の取り組みとなっている。
この取り組みでは、マイクロコンパクトカー スマート フォーツーmhd3台、昨年より日本の公道でユーザーテストを実施しているスマート電気自動車1台が使用される。
< マルチ交通シェアリングサービスの主な特徴 >
■ 環境に優しい次世代モビリティ
欧州自動車メーカーの電気自動車として日本初のシェアリング導入となる「スマート電気自動車」(メルセデス・ベンツ日本/ダイムラーAG)をはじめ、トヨタ「プリウス」、ヤマハの電動バイク「EC-03」、地域で共同利用するコミュニティサイクル「かしわスマートサイクル」、オンデマンド型の乗り合い交通システム「ポート送迎コミューター」など、次世代モビリティの数々がサービスラインアップとして並ぶ。
■ 全サービス共通のIC カードと予約サイト
システムの統合運用により複数車種の交通サービスをひとつにまとめ、認証用のIC カードや予約サイトを共通化した。自動車、バイク、自転車といった車種の違いに関わらず、共通IC カードを各ポートのリーダーにかざすだけで貸出・返却が行える。
■ 貸出・返却ポートはエリア内で自由に選択可能
充電スタンドを備えたポートをエリア内に複数設置し、貸出ポートと返却ポートを利用 者が自由に選択できるサービス運用を行る。従来のカーシェアリングのようなラウンド(往復)利用だけでなく、ワンウェイ(片道)利用が可能になるため、無駄な移動に伴うCO2 排出量の削減や利用時間の短縮につながる。
■ 出発地・目的地のすぐそばまで送迎
きめ細かい出発地・目的地のニーズには、エリア内に約60 ヵ所設定した停留所と各ポートとをつなぐ「ポート送迎コミューター」が対応する。都市内の移動性向上を図り地域経済やコミュニティの活性化につなげるほか、買物難民や閉じこもり高齢者などの交通弱者にとっても利便性の高い新たな交通システムとして展開する。
<マルチ交通シェアリングサービス社会実験の実施概要>
サービス名称: 柏の葉・流山 いろんな乗り物 街乗り!シェアリング
ホームページ: http://www.udck.jp/exp/
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