日産と鹿児島県、「屋久島CO2フリーの島づくり」の推進に関する協定を締結
日産と鹿児島県は6日、再生可能エネルギーである水力の豊富な世界自然遺産・屋久島において、低炭素化社会の先進的な地域づくりである「CO2フリーの島づくり」の推進に連携して取り組んでいくことに合意し、同日協定を締結した。
具体的な取り組み内容は下記の通り。
1. 屋久島島内(以下「島内」という。)における電気自動車の普及に関すること
2. 島内において電気自動車が安心して走行できる環境づくりに関すること
3. 島内の豊富な自然を活かした再生可能エネルギーの活用に関すること
鹿児島県は、電気自動車普及に関し、平成22年度において、「屋久島電気自動車普及促進支援事業」として、電気自動車購入に対する補助制度を既に実施している。
また、電気自動車が安心して走行できる環境づくりに関しては、平成22年度に、鹿児島県が充電器設置への補助制度を既に実施している他、日産自動車においても走行データの解析技術等を活用した充電器の最適配置の分析に関する取り組みをスタートしている。
今後は、道路勾配を考慮したナビゲーションへの精度の高い航続可能距離表示の検討等を行い、屋久島特有の高低差の大きい走行条件であっても、安心して電気自動車を 運転することができる環境づくりを進めていく。
さらに、再生可能エネルギーによって発電された電力を電気自動車の走行に活用するなど、島内の豊富な自然を活かした再生可能エネルギーの活用に関しても検討を進めていく。
両者は、屋久島での電気自動車普及等を通じた「CO2フリーの島づくり」に関する本取り組みが、世界中の同様な国・地域にとってもベストプラクティスになり得ると考え、「離島における電気自動車普及モデル」の確立に向けて、今後も様々な検討・論議を行っていく。
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